経営学部 経営学科
- 教授
森 裕 一
- 研究分野
計算機統計学
- キーワード
統計計算、データ分析、多変量解析、社会調査
- 研 究
テーマ -
- 尺度混在データの分析の研究
- 外的変量のない多変量手法における変数選択手法の研究
- 統計計算における加速化とその計算システムの開発
研究活動の概要
2つ目の研究テーマについて紹介します。
調査項目や検査項目をその全体的な様相をできるだけ保持した形で項目を精選したい(無駄な項目を除去したい)という場合や、データの特徴を測りとれる指標を少ない次元で作ろうという場合があります。このような場合、主成分分析における変数選択を考えることになります。
左下の図は、全19変数を用いたときの主成分得点の布置ですが、この布置をできるだけ保った形で変数を減らすことができれば、情報を大きく損なうことなく次に続く分析ができます。右下の図は、その方式で7変数に減らしたときの主成分得点の布置ですが、元の形状をよく保っているのがわかります。

こういった処理は、ビッグデータの前処理として、膨大な変数を分析目的に合った形で代表的な変数に絞り込むときなどに利用できますし、因子分析やコレスポンデンス分析においても変数選択の手法の開発が行えます。この研究においても、質的データを扱えるようにしたり(1つ目の研究)、計算結果をより速く得られる工夫をしたり(3つ目の研究)しています。
- 希望する
連携内容 -
- データ解析
- 社会調査
- データサイエンス教育