経営学部 経営学科
- 教授
鷲 見 哲 男
- 研究分野
観光学、観光まちづくり、観光産業
- キーワード
着地型観光、観光地経営、地方創生
- 研 究
テーマ -
- 人口減少が進む地方都市等での観光による地域活性化についての研究
- 観光を通じた持続可能な地域活性化についての研究
- ツーリズムの新しい流れや市場の変化についての研究 など
研究活動の概要
(1)地方創生と観光まちづくりの関係について
日本が直面す地方都市の人口減少や高齢化に対して、多くの自治体では地域活性化のための中長期計画を策定し、活動を継続しています。ツーリズムによるまちづくりは、国内において成功事例も数多くあり、地域活性を課題とする自治体等にとって重要な活動となりつつあります。
(2)ツーリズムの多様化による市場の変化
一方、ツーリズムの多様化は、従来の見る観光(モノの観光)に加え、コト消費に代表されるような体験や地域の人々との交流を伴う観光(コト・ヒトの観光)にシフトしつつあります。こういった観光(ツーリズム)を取り巻く環境を把握し、顧客のニーズを新たに創造するような観光地域の活動が期待されていると言えます。
(3)インバウンド市場の進展に伴う顧客の多様性の拡大
また、コロナ禍も一段落した現在、インバウンド顧客の多様化が進むと考えています。ハラールなど宗教に根差した多様性、ヴィーガン、LGBTQなど多様な価値観に対して対応してゆく観光地域であることが求められるようになるでしょう。観光地域が価値を取捨選択して、地域の強みを活かした地域づくりに取り組むということがもとめれらているということです。
観光(ツーリズム)は、広い裾野と巨大な成長を続ける市場を世界中に持っているといえます。また、観光に取り組む地域・産業の担い手(事業者)・観光客の「三方よし」を実現することができる魅力的な産業であると考えています。
- 希望する
連携内容 -
- 地域の観光に関連するまちづくりの具体的な検討や研究にかかわること
- 顧客と地域を結ぶコミュニケーションや着地型観光に資する商品開発や情報発信にかかわること
- 岡山理科大学経営学部が取り組む課題解決型学習の対象としての地域の皆さんとの連携にかかわること など