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好適環境水

好適環境水とは
好適環境水は、「次世代型養殖・蓄養」を可能にする水圏生物用の飼育水です。好適環境水に関する基本特許は加計学園が保有します。本センターでは好適環境水を用いた海水生物や淡水生物の陸上養殖を日夜研究しています。
(特許番号: 5062550, 4665252, 5364874, 5487378, 4665258, 5487377, 5578401, 6056949)
好適環境水を用いて
本センターでは飼育水を閉鎖循環する「次世代型陸上養殖」の実現を目指し、好適環境水の開発とその応用展開を推進しています。通常、養殖に利用する飼育水は飼育対象の水産種に応じて淡水あるいは海水が選択されます。近年、希釈した海水を飼育水に利用した「低塩分飼育法」が開発され、成長促進など新たな飼育水効果が報告されています。一方、本センターは「好適環境水」を淡水・海水に代わる新たな飼育水と位置づけ、淡水および海水生物の飼育に取り組んできました。とりわけ、海産魚類についてはその飼育条件の最適化とともに、好適環境水が及ぼす生理的機能についても調査を行なっています。好適環境水は水中に含まれる全てのイオン濃度を厳密にチューニングし調製することから、既存の飼育水とは一線を画します。本センターでは、飼育水産種に応じてイオン成分を変更し、オーダーメイド型好適環境水を利用することで、「健康・迅速・安全」な陸上養殖の実現を目指しています。

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