[2020.11.25]
岡山理科大学理学部生物化学科 林 謙一郎教授は、理化学研究所の瀬尾光範ユニットリーダー、渡邊俊介基礎科学特別研究員、奈良先端科学技術大学院大学の梅田正明教授、東京農工大学の笠原博幸教授との共同研究により、植物の根の重力屈性のメカニズムに重要な役割を果たす物質を発見しました。
この成果は植物の生産機能の向上に役立つもので、少ない肥料や水で収穫量を増大させるなど、環境負荷を低減した農業の実現に貢献することが期待されています。
本成果論文は、米国科学アカデミー紀要「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America」に掲載されました。
【掲載論文】 https://www.pnas.org/content/early/2020/11/19/2013305117
(※)米国科学アカデミー紀要(略称:PNAS)とは、自然科学全領域を対象範囲とし、特に生物化学・医学の分野でインパクトの大きい論文が数多く発表されており、ネイチャー、サイエンスと並び重要な総合学術雑誌です。