[2016.11.25]
文部科学省の平成28年度「私立大学研究ブランディング事業」タイプB【世界展開型】に、本学が申請した「恐竜研究の国際的な拠点形成-モンゴル科学アカデミーとの協定に基づくブランディング-」が採択されました。
「私立大学研究ブランディング事業」は、文部科学省が平成28年度より新規に実施している事業で、学長のリーダーシップの下、優先課題として全学的な独自色を大きく打ち出す研究に取り組む私立大学等に対し、経常費・設備費・施設費を一体として重点的に支援するもので、二つのタイプに分けて公募されました。
タイプA:地域の経済・社会、雇用、文化の発展や特定の分野の発展・深化に寄与する研究 【社会展開型】
タイプB:先端的・学際的な研究拠点の整備により、全国的あるいは国際的な経済・社会の発展、科学技術の進展
に寄与する研究 【世界展開型】
本学は、平成28年度の事業方針の一つでもある「特色ある研究の重点化、拠点化」に取り組んでおり、「岡山理科大学プロジェクト研究推進事業」として学内選考を経て、申請した結果、タイプBとしては、中国・四国・九州・沖縄地域で唯一、選定されました。
事業名 : 恐竜研究の国際的な拠点形成-モンゴル科学アカデミーとの協定に基づくブランディング-
選定タイプ : タイプB【世界展開型】
事業期間 : 5年間
なお、文部科学省の公表資料によると、本公募に対して、今年度は全国の私立大学等198校(タイプA 129校・タイプB 69校)が応募し、40校(タイプA 17校・タイプB 23校)が採択されました。
本事業では、本学が研究教育協定を締結しているモンゴル科学アカデミーとの連携を最大限に活かし、ゴビ砂漠で豊富に産出するたいへん保存のよい恐竜化石を対象にして、本学が得意とする恐竜の古生態学や骨の病理組織分析、恐竜化石含有層の年代測定などに取り組みます。特に年代測定では、新たな年代測定法の開発と層序対比を明確にすることで、恐竜進化の大陸間対比を行います。さらに、研究・教育・広報の機能を持つ恐竜学博物館を本学に設置し、モンゴル国及び日本の若手研究者育成と本学のブランド形成の拠点といたします。また、展示や講演・出版などさまざまな教育活動を通じて成果を社会に還元してまいります。