[2018.06.22]
この度,若松寛准教授が東京工業大・豊田真司教授と共同で進めていた研究が,出版社Wileyが発行している国際科学雑誌 “Angewandte Chemie International Edition(アンゲヴァンテ・ヘミー国際版)”のHot Paper(注目論文)として掲載されました.
本研究は,球構造のフラーレン分子を炭素と水素だけで構成される土星型分子(Nano-Saturn:ナノ土星)の開発に成功しました.分子構造解析から多点での相互作用により土星型構造の安定化に寄与することを明らかにしました.
この研究成果で採用した分子は,次世代の炭素材料として期待されるグラフェンの部分構造を有しており,このような炭素材料がフラーレンを取り込むことで新しい機能を生み出すためのモデルとして活用されることが期待できます.
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