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岡山理科大学プロジェクト研究推進事業(平成29年度 山田)

長寿社会での安心を提供するユマニティ技術

 研究代表者

 工学研究科 教授 山田 訓

 研究メンバー

 知能機械工学専攻    教授  赤木 徹也
 知能機械工学専攻    教授  藤本 真作
 知能機械工学専攻    准教授 久野 弘明
 電子工学専攻      教授  クルモフ バレリー
 機械システム工学専攻  教授  桑木 賢也
 建築学専攻       教授  後藤 義明
 応用化学専攻      教授  平野 博之
 機械システム工学専攻  教授  衣笠 哲也
 建築学科        講師  馬淵 大宇

 研究目的 

①背景と経緯  本申請者グループは、文科省・私立大学学術研究高度化推進事業・社会連携研究推進事業「地域社会とのコラボレーションによるQOL向上の一体的アプローチ」(平成18-22年度)、さらにこれを発展・深化させた、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「QOL向上を目指す支援技術のイノベーション研究拠点形成」(平成24-28年度)を通して、地元岡山の産業活性化と、人に優しい介護・リハビリテーション機器および環境技術の開発についての10年間の実績をすでに有している。本事業では、これまでの実績をもとに、現在の日本が抱える高度高齢化社会に着目し、地元岡山県の有する特色あるシーズを最大限に活用し、安心して暮らせるための社会を支える基盤技術の開発を行う。具体的には、ヒューマンファーストで使う側の視点に立ち、ヒトを優先する技術こそが安心して暮らせるための技術であるという考えに基づき、(1)介護・リハビリテーション機器、(2)高齢者の見守りシステム、(3)快適な住環境、(4)インフラ点検の効率化の分野ごとのソフトウエア(知的情報処理システム)活用までをも含めた基盤技術と、それを統合した技術をユマニティ技術と名付けた。これらの基盤技術を開発し、岡山県下の企業との連携を図りつつ、岡山県の新たな産業創成拠点の形成を目指す。 ②研究期間内の目標  平成29年度に私立大学研究ブランディング事業に申請し、ユマニティ技術実証のために岡山県材による実証ホームを建築する。そのためにまず、プロジェクト研究では、ユマニティ技術を実証する実験住宅(実証ホーム)の建築をめざし、センサ・アクチュエータや住空間の気流解析などメンバーの持つシーズのユマニティ技術への展開を図るとともに、必要となるセンサの仕様や各基盤技術の融合について検討し、実証ホームの設計を行う。また設計した実証ホームをヴァーチャルリアリティで再現し、有効性の検証を行う。ブランディング事業では、ヴァーチャルホームを用いた知見に基づき実証ホームを実際に建築し、介護・リハビリテーション機器、住宅内のインフラ点検技術、高齢者見守りシステムの実使用に向けた基盤技術開発、住環境の計測方法の開発、計測結果の認識システムや機器の知的情報処理システムの開発などを行う。 ③特色および独創性  社会連携、戦略的基盤形成支援事業で培われた実績に基づき、これからの日本の高度高齢化社会を支えるヒトの心が通った住環境の提供のための基盤技術をヴァーチャルホームを用いて開発することが特徴である。ブランディング事業では、地元岡山県材を用いた実証ホームを建築し、プロジェクト研究で得られたヴァーチャルホームでの研究成果を、実使用のスケールでの技術開発へスムーズかつ確実に繋げるとともに、高度高齢化社会に向けた岡山の新たな産業創成拠点というオンリーワンを目指す。

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