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岡山理科大学プロジェクト研究推進事業

活力ある子どもを育成する小学校と大学との協働的実践研究

 研究代表者

 初等教育学科 講師 笹山 健作

 研究メンバー

 初等教育学科 教授 小川 孝司
 初等教育学科 教授 森 敏昭
 

 研究目的 

①背景と経緯
・子どもの身体活動減少は心身へ重大な悪影響を及ぼし,それが成人へと移行することで国家全体の活力低下が懸念されている。
・そのため,米国,英国,カナダ,オーストラリアなどの諸外国の身体活動ガイドラインでは,「一日合計60分の中高強度以上の身体活動を行うこと」を目標値として推奨している。
・しかしながら,我が国の子どもの身体活動の客観的エビデンスは極めて乏しいことから,諸外国の指標を援用している状況である。
・したがって,子どもの中高強度以上の身体活動を明らかにし,その知見を子どもやその保護者,学校教育関係者,教育・健康に関する政策立案者に提示することで,子どもの身体活動を促進啓発することは我が国にとって喫緊の課題といえる。

②研究期間内の目標
1.子どもの日常生活全般における身体活動を客観的手法である加速度計で評価する。
2.評価した身体活動のエビデンスを小学校の教職員と大学教員で共有化し,教材化を図る。
3.大学と小学校で教材化した本研究の知見を子どもとその保護者へ提示し,実践を行う。

③特色及び独創性
・身体活動を子どもの負担が低く,かつ信頼性・妥当性の高い手法で客観的に評価する。(独創性)
 身体活動は種々の方法で評価されるけれども,本研究では身体活動を加速度計によって評価する。加速度計による身体活動評価は,多人数への対応性,簡便性,コスト,子どもへの受容性に優れている。かつ,先行研究によって,その手法の信頼性・妥当性が確認されている。これらのことから,本プロジェクトは子どもの身体活動の実態を解明する基礎となり,エビデンスに基づく日本の身体活動ガイドライン作成に多大なインパクトを与える。したがって,本プロジェクトの学術的価値は大きいといえる。
・小学校と大学との協働的実践研究(特色)
 子どもの身体活動を大学が妥当性高く評価し,得られたエビデンスに基づき小学校と大学で協働して教材化,実践することが本プロジェクトの特色である。小学生に対し,各子ども自身の結果を用いて教育実践を行うことは,教育効果が極めて高いと考えられる。さらに本研究の結果は,子どもや保護者にとどまらず学校教育関係者,教育・健康に関連する政策立案者に対しても極めて有用な知見として提示できる。したがって,本プロジェクトは学術的に加え,健康教育の観点からも社会的に推進すべき重要な意義があるといえる。

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