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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
那 須 浩 郎
- 研究分野
考古植物学、環境考古学、古植物学
- キーワード
植物遺体、種子,果実、古環境、農耕,ドメスティケーション,古代文明
- 研 究
テーマ -
- 栽培植物の進化と農耕の起源
- 文明の盛衰と環境変動
- 人と植物の関係史
研究活動の概要遺跡から出土する植物の種子や果実から、人と植物の関係史を調べています。特に,農耕の始まりについて興味があります。日本列島の農耕の始まりは弥生時代ですが、縄文時代にダイズとアズキが日本列島でも独自に栽培化( ドメスティケーション) された可能性があり、研究を進めています。中米ではトウモロコシを基盤としたマヤ文明が繁栄しましたが、マヤ文明がどのように発祥し、衰退したのか、トウモロコシ農耕の発達や環境変動との関係から研究しています。
- 希望する
連携内容 -
- 遺跡出土植物種実の同定・分析
- 埋土種子を利用した生態系の復元
- 種子を利用した教育や展示、デザイン
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
堀 田 和 義
- 研究分野
インド哲学、インド古典学、死生学
- キーワード
ジャイナ教、行動規範、倫理
- 研 究
テーマ -
- ジャイナ教在家信者の行動規範
- 古典期インドの諸学術分野の思想
- 古代インド宗教の死生観
研究活動の概要ジャイナ教は、今から2,500年前に、仏教とほぼ時代・地域を同じくして生まれたインドの宗教です。私たちとは縁のないもののように見えますが、ジャイナ教には現代人にとっても重要な思想や死生観が含まれています。私は古代インドの言語で書かれた文献とインドにおけるフィールドワークの両方に基づいてジャイナ教の思想を解明しようと試みています.また、近年は、諸教義綱要書の思想や、古典期インドの様々な学術分野の思想を解明し、日本語に翻訳することにも力を入れています。
- 希望する
連携内容 -
- 現代インドの地域研究、社会学的研究
- 古典学全般
- 宗教的な死生観に関する倫理学的研究
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
松 尾 美 香
- 研究分野
教育学、キャリア教育
- キーワード
アクティブ・ラーニング、冒険教育、教育効果
- 研 究
テーマ -
- アクティブラーニングに適応出来ない学生のための授業設計とその支援に関する研究
- 体育科目とキャリア科目の連携を伴う野外教育におけるレジリエンスの育成
研究活動の概要【アクティブ・ラーニング(AL)に適応できない学生に関する研究】
AL導入科目を避けて履修しない学生、グループでの活動において発言できない学生など、ALに適応できない学生が存在する。そこで、このような学生と他の学生との間に仲間意識を醸成し、学びあい、支えあう環境の形成について着目して研究を進めている。また、このような学生に対する組織的な支援方法についても研究を進めている。
【希望に関する研究】
どんな困難な状況でも、あらたに希望を見出し、それを保持し続け、前に進むことができる人材養成の方法について、キャリア教育の視点から研究を行っている。
【レジリエンスに関する研究】
困難を乗り越えられるレジリエンスを涵養できる教育実践を試行している。本取組では、学生を揺さぶることで、「前向きな姿勢」、「他者への配慮」、「相互互恵関係(協同性)」、「社会人基礎力」を涵養できる教育プログラムを開発し、その教育効果を検証している。
【自然体験や身体的活動のパフォーマンス評価】
自然体験や身体的な活動がレジリエンスを育むことが経験的に知られているが、体系的な研究は少ない。そこで、学生の状況を知るために、パフォーマンス評価を試みている。- 希望する
連携内容 -
- 教育業界との連携、教育効果の測定、多面的な評価への対応
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
安 田 貴 徳
- 研究分野
暗号理論、整数論
- キーワード
耐量子暗号、公開鍵暗号、保型表現
- 研 究
テーマ -
- 量子コンピュータに耐性を持つ公開鍵暗号の開発
- 高機能暗号の開発
- 斜交群の内部形式の保形表現の構成
研究活動の概要暗号理論では、今後大きな脅威となりうる量子コンピュータに耐性をもつ新しい暗号基盤の開発研究を行っています。また、それらの安全性を理論的・実験的に調査することも大切であり、特に多変数公開鍵暗号では「MQチャレンジ」という暗号解読コンテストを主催し、以下のようにウェブサイトで問題を公開しています。
また、これまでの単純な機能を持つ暗号だけではなく、様々な機能(暗号化された状態でも足し算ができるなど)を持つ暗号の研究も行っています。
整数論では、Langlands予想やArthur予想といった未解決問題と関連する保型表現の研究を行っています。- 希望する
連携内容 -
- 並列計算装置を用いた暗号実装研究
- 最適化理論の暗号応用
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
山 口 尚 宏
- 研究分野
理論物理学、数理物理学
- キーワード
素粒子理論、一般相対性理論、宇宙論、非線形科学
- 研 究
テーマ -
- 非線形物理学の理論的研究
研究活動の概要物理学を数学(微分幾何学、微分位相幾何学)を用いて研究しています。特に素粒子理論、一般相対性理論、相対論的宇宙論に興味を持っています。また非線形科学の理論的研究もしています。
「決定論と確率論」
決定論と確率論は幅広く自然現象を説明することに成功してきました。しかし同時に成立しないのです。この矛盾をどのように解決すればいいのか、力学系理論を応用して、非線形微分方程式を理論的に研究し、決定論と確率論を同時に必要とするスケールの大きい理論を構築することを目標にして研究しています。素粒子理論では超弦理論が唯一の理論だと考えられています。位相的場の理論や超弦理論にも特に興味を持っていますので勉強し研究も続けていきたいと思います。- 希望する
連携内容 -
- 理論物理学、数理物理学に関すること
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教育推進機構 基盤教育センター
- 講師
小 野 舞 子
- 研究分野
可換環論
- キーワード
可換環の表現論、ホモロジー代数、dg代数
- 研 究
テーマ -
- 可換環の表現論
研究活動の概要私の専門分野は可換環の表現論です。
可換環論は代数幾何学、不変式論、数論の基本的な枠組みを与えるものとして誕生しました。その後、独自の問題意識を獲得し、分野として自立するに至りました。今日では、表現論や組み合わせ論などのさまざまな数学の分野とつながりを持ち、盛んに研究されています。
可換環の表現論を研究する目的は、可換環の加群圏や導来圏などの圏の構造を理解することです。現在、私は可換dg代数の表現論にも興味があり、これに関しても研究を行っていきたいと考えています。- 希望する
連携内容 -
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教育推進機構 基盤教育センター
- 講師
西 川 憲 一
- 研究分野
英語教育学、第二言語習得論(SLA)、学修(学習)支援
- キーワード
SLA, EAP/ESP, 教科指導法, 動機づけ、自律的学習者育成
- 研 究
テーマ -
- 積極的なリーディングを促すための指導法
- メディアを活用した言語指導
- 学士課程教育における外国語教育の位置づけ
- 学習者中心の英語教育とは
研究活動の概要英語教育学を専門とし、中学・高等学校等での教授実践経験から、どのようなアプローチを行うことで英語学習者がその語学力を向上させることができるか、また自律した英語学習者になりうるかということについて、各学習段階別にさまざまな観点から研究を行っています。
例えば、大学のような高等教育段階においては「情報収集」としてさまざまな文献を読む必要がありますが、その際どのような点(文法、語彙、背景的知識など)に留意して読み進めると効果的に情報収集を進めていくことができるか、またそれは学習者特性によって変動はあるのかといったことを解明したいと思っています。また、動機づけや理解促進のツールとして、あるいは英語を苦手とする学習者へのリメディアル的アプローチの手段として、音楽や映画などのメディアをどのように英語教育に効果的に取り入れていくかについても研究を行っています。
加えて、C. K. Ogdenが「発見した」としている”BASIC English”は当時の国際化を視野に入れて英語の持つ言語的特徴を巧みに取り込んだもので、時を経てもその発想と成果は今でもとても有意義なもので広く影響を与えています。このBAISC Englishの発想を基に、英語非母語話者向けの学習教材を将来的には作成できたらと考えています。- 希望する
連携内容 -
- 効果的なリーディング指導についての研究
- メディアを活用した言語指導
- 学習支援体制についての研究
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教育推進機構 基盤教育センター
- 助教
河 合 史 菜
- 研究分野
舞踊教育(体育及び身体教育学)
- キーワード
ダンス学習・指導法、動きの捉え方、身体表現
- 研 究
テーマ -
- ダンス学習において学習者が捉えるイメージと動き
- 身体表現を引き出す指導法 など
研究活動の概要ダンス学習において、学習者が捉えるイメージと動きについて研究しています。また、身体表現を引き出す指導法について研究しています。創造的な身体表現の実現へ向けて、学習者がどのようなイメージを感受・想起するか、どのような動きがあらわれるかなど、イメージと動きの関係について検討しています。また、今後、ダンスを含む運動・スポーツにおける、学習者の学びや指導法の研究を、発展させたいと考えています。
- 希望する
連携内容 -
- 舞踊教育に関する研究
- 表現活動の実践的な研究