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教育学部 初等教育学科
- 教授
妻 藤 純 子
- 研究分野
図画工作科教育
- キーワード
技能指導、鑑賞指導、教材開発
- 研 究
テーマ -
- ピア・ラーニングで育てる思考力と技能
- 多様な見方や考え方を育てる教材の開発
- 表現力を高める鑑賞指導法
- (日本の伝統色など)色彩指導法の開発 など
研究活動の概要学校現場から見える子どもの思考や表現の実態をもとにした実践的研究を進めています。図画工作科の学習は多様性への認識を深める教科であると考えます。多様な見方・考え方を育み、自己表現に向けた技能の獲得をめざす教材を開発しています。そして、児童相互の学び合いを通した造形的な思考力と創造的な技能向上めざした指導法の提案をしていきます。
- 希望する
連携内容 -
- 学校現場における図画工作科授業研究
- 美術館との美術鑑賞教育
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教育学部 初等教育学科
- 准教授
紙 田 路 子
- 研究分野
社会科学教育
- キーワード
価値調整,納得解の追究,小学校社会科授業実践
- 研 究
テーマ -
- 多様化する価値判断基準を調整・更新する価値調整能力の育成の原理
- 納得解を追究する小学校社会科授業開発研究
- 教師のゲートキーピング力の育成を目指す教師教育研究
- 民主主義社会における公民的資質構成原理 など
研究活動の概要〇多様化する価値判断基準を調整更新する価値調整能力の育成
利害関係者の見解が対立する社会問題を「判断の対象」として取り上げ、納得解(正解かどうかは分からないけれど、自分や自分を含めた皆が頷ける解)を追究することで子どもの価値調整能力を育成する社会科授業について提案し、実践分析を通してその成果を明らかにしている。
〇教師のゲートキーピング力の育成を目指す教師教育研究
特に「用意されたカリキュラムや教材を自らの授業観に基づいて組み替える授業設計力」、すなわち主体的な授業の調整力(ゲートキーピング)の育成を目指す教師教育の在り方について提案するものである。- 希望する
連携内容 -
- 歴史学,法学,教育方法学 など
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教育学部 中等教育学科
- 教授
竹 野 純 一 郎
- 研究分野
英語教育
- キーワード
リスニング、世界諸英語、英語(科)教育法
- 研 究
テーマ -
- 復唱速度や処理速度に着目したリスニング研究
- 世界の国や地域の英語使用の実態についての検証
- 英語の語順を意識した速読と聴解力の関係の研究 など
研究活動の概要英語教育全般に関心がありますが、主に復唱速度や処理速度に着目したリスニング研究を行ってきました。国際英語論の知見を交え、世界の国や地域の英語使用の実態についても検証しています。英語の語順を意識した速読と聴解力の関係に関する研究にも興味があります。現在は、学習指導要領の改訂にともなう小学校・中学校・高等学校での英語科教育の変化、そして大学での英語教員育成のあり方について研究を進めたいと考えています。
- 希望する
連携内容 -
- リスニング研究
- 国際英語論の知見を交えた世界の英語使用に関する研究
- 英語(科)教育研究全般 など
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教育学部 中等教育学科
- 教授
Datta Shammi
- 研究分野
教師教育、IB、Japan Studies、日本学 (日本の歴史・文化と地域創生)
- キーワード
主体的学習、探究、国際バカロレア、地域活性、アニミズム
- 研 究
テーマ -
- 探究を基盤としたグローバルスタンダードの学習・教授法
- 日本とインドにおけるIB教育
- 地域創生の事例分析
- 日本の仏教・神道とヒンズー教におけるアニミズム
研究活動の概要探究を基盤とした有意義な学びにおいて教師の役割とは何か。教師は教えるべきか?学びをファシリテートするべきか?それとも両方か? 対話的で主体的な学びにおいて学習者がどのようにして学びと評価のco-ownershipをとっていけるか。教師教育分野においてはこれらを主たる研究テーマ、「探究問い」としています。
日本学・社会科教育研究においては以下を研究活動しています。伝統文化遺産を活かした地域活性とビジネスモデルがどのようにして地域創生につながるか。日本の多くの地域にで死活問題とまで言われるこの分野の具体例をどのようにして中等教育、日本語教育や日本の現代事情教育に盛り込めるか。
神道とヒンズー教におけるアニミズムの比較研究と、日本の仏教に見え隠れするアニミズムも研究テーマにしています。- 希望する
連携内容 -
- 探究を基盤としたグローバルスタンダードの教育とそれを可能とする教授方法
- 国際バカロレアの趣旨を踏まえた教育
- 地域活性とビジネスモデル
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教育学部 中等教育学科
- 講師
藤 城 孝 輔
- 研究分野
映画学、英語学
- キーワード
東アジア映画、沖縄文化、アダプテーション、映像翻訳、演劇批評
- 研 究
テーマ -
- 日本復帰以降の沖縄映画
- アダプテーションと文化的越境
- 映画における記憶と歴史の表象 など
研究活動の概要現代の東アジア地域の映画、特に1972年の日本復帰以降の沖縄の映画作家および沖縄表象に注目し、文化的アイデンティティーや越境の問題に取り組んでいます。近年では村上春樹作品のアダプテーションに見られるトランスナショナリズムに関する研究も行っています。
画像: 映画カメラ (The Cinema Museum, London)- 希望する
連携内容 -
- 沖縄の映画文化
- リメイク、映画化、間テクスト性
- 映画と文化的越境 など
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経営学部 経営学科
- 教授
八 木 一 郎
- 研究分野
メディアと世論
- キーワード
民意、世論調査
- 研 究
テーマ -
- 民意とは何か メディアは民意を反映しているか
研究活動の概要メディアで頻繁に使われる「世論」「民意」だが、これらはどのような形で形成されているのか。現実の政治ではしばしば民意との乖離が問題視される。メディア報道はどこまで世論を反映しているのか。ネット時代という新しい情報環境における民意のあり方についても考察する。
- 希望する
連携内容 -
- 選挙と民意について
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獣医学部 獣医学科
- 講師
Curtis Timothy
- 研究分野
外国語教育(英語)
- キーワード
英語、外国語、教育、語彙、文法
- 研 究
テーマ -
- 英語の語彙と文法
- 多読
- 内容重視言語教育
研究活動の概要英語や他の外国語の獲得を容易にする方法を見つけることに興味を持っています。したがって、私の研究は語彙や文法の獲得と、多読や内容重視教育を含む効果的な教育法に重点を置いています。
- 希望する
連携内容 -
- 英語の語彙と文法
- 多読
- 内容重視言語教育
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獣医学部 獣医学科
- 講師
陸 拾 七
- 研究分野
獣医動物衛生学、動物遺伝学、人獣共通感染症学、ウイルス疫学
- キーワード
牛、馬、鼻疽菌、牛型結核菌、牛伝染性リンパ腫ウイルス(BLV)
- 研 究
テーマ -
- 牛主要組織適合遺伝子複合体(BoLA)遺伝子の識別による牛伝染性リンパ腫ウイルス(BLV)の清浄化対策
- 結核と鼻疽の制圧プロジェクト
- アジア在来馬の遺伝的解析 など
研究活動の概要これまで、関東地方の5繋ぎ飼い農場を対象に、牛主要組織適合遺伝子複合体(BoLA)アレルをタイピングし、牛伝染性リンパ腫ウイルス(BLV)に抵抗性・感受性アレルを識別し、抵抗性牛を生物学的防壁として、感染牛と非感染牛の中間に配置した革新的BLV清浄化対策を行い効果が確認されたため、今後は、もっと多くの繋ぎ飼い農場へ普及させたい。さらに、フリーバーンおよびフリーストール農場においても抵抗性牛を活用した清浄化対策を実施したい。
「結核と鼻疽の制圧プロジェクト」は、モンゴルにおいて流行する人獣共通細菌感染症である結核と鼻疽に焦点をあて、日本とモンゴルの獣医学および医学研究者が協働し、疫学調査、迅速診断法の開発を行う。動物とヒトにおける結核と鼻疽の蔓延状況を調査し、動物-ヒト間、動物ー動物間における病原体の伝達の有無を明らかにする。また、簡便かつ高感度なウシ型結核菌、鼻疽菌の遺伝子診断法を開発し、得られた技術によってモンゴルのみならず他国においても結核、鼻疽に罹患する動物の特定と対策が可能となり、家畜衛生、公衆衛生の向上が期待される。
また、アジア在来馬を対象に、遺伝的多様性に関する研究を行う予定である。- 希望する
連携内容 -
- 牛伝染性リンパ腫ウイルス(BLV)に関する研究
- 家畜の感染症に関する疫学研究
- 馬遺伝的多様性に関する研究 など
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獣医学部 獣医保健看護学科
- 教授
渡 邉 剛 央
- 研究分野
国際法、教育法、動物法
- キーワード
国家管轄権、域外適用、学校の危機管理、獣医療におけるインフォームド・コンセント
- 研 究
テーマ -
- インターネットにおける国家管轄権理論
- 自然災害に対する学校の危機管理
- 獣医療におけるインフォームド・コンセント など
研究活動の概要インターネットにおける国家管轄権の行使基準について研究しています。また、自然災害から児童及び生徒を守るための方法について研究しています。さらに,獣医療におけるインフォームド・コンセントに関する法的分析も行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 学校における防災システムの開発 など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
辻 維 周
- 研究分野
道路生態学
- キーワード
ロードキル、レールキル、獣害対策
- 研 究
テーマ -
- 低周波・高周波を使って野生動物と人間との距離を保つ研究
- ロードキル対策
- バードストライク対策 など
研究活動の概要低周波・高周波を使って、獣害対策はもちろんのこと、ロードキル、レールキルを抑止することで、動物と人間双方の関係をより本来の姿に戻す研究を行っています。低周波「いのドンくまドン」はセンサーを使ってそこに引っかかったイノシシ、クマなどを追いやるために、高周波「ハイパー鹿ソニック」はタイマーを使って一定時間稼働させ、シカ、鳥などに使用しており、大きな実績を上げています。他の動物や人間などに対する影響はありません。高周波は車載型、設置型、低周波はスピーカーの口径が大きいため設置型のみです。ただしポータブルタイプのハイパー鹿ソニックを現在開発中であり、林業関係者や登山関係者から期待されています。
- 希望する
連携内容 -
- クマの冬眠による音慣れリセットの有無
- 動物生態学 など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
林 美 帆
- 研究分野
日本近現代史、環境教育学、アーカイブズ学
- キーワード
公害資料館、協働、ESD、パブリックヒストリー、近代家族
- 研 究
テーマ -
- 困難な過去の継承
- 公害地域の再生
- 公害資料館のネットワーク など
研究活動の概要困難な過去は、『大量の死』にまで至るような破局的な事象であり、被害は死者だけでなく生存者(サバイバー)にも及びます。これは、戦争や公害の被害、ハンセン病の隔離政策や公害の被害などが当てはまります。そして、その被害は複雑な加害―被害関係をはらむため、事象の『解釈=意味づけ』が立場により分裂しやすく、経験の継承が難しいという問題を抱えています。私は、協働やESDの概念を元に、対話できる場を作り、パブリックヒストリーの実践を行い、困難な過去の経験継承の研究を深めています。
- 希望する
連携内容 -
- ESDやSDGsのパートナーシップ
- 公害経験の伝承、観光
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教育推進機構 基盤教育センター
- 講師
西 川 憲 一
- 研究分野
英語教育学、第二言語習得論(SLA)、学修(学習)支援
- キーワード
SLA, EAP/ESP, 教科指導法, 動機づけ、自律的学習者育成
- 研 究
テーマ -
- 積極的なリーディングを促すための指導法
- メディアを活用した言語指導
- 学士課程教育における外国語教育の位置づけ
- 学習者中心の英語教育とは
研究活動の概要英語教育学を専門とし、中学・高等学校等での教授実践経験から、どのようなアプローチを行うことで英語学習者がその語学力を向上させることができるか、また自律した英語学習者になりうるかということについて、各学習段階別にさまざまな観点から研究を行っています。
例えば、大学のような高等教育段階においては「情報収集」としてさまざまな文献を読む必要がありますが、その際どのような点(文法、語彙、背景的知識など)に留意して読み進めると効果的に情報収集を進めていくことができるか、またそれは学習者特性によって変動はあるのかといったことを解明したいと思っています。また、動機づけや理解促進のツールとして、あるいは英語を苦手とする学習者へのリメディアル的アプローチの手段として、音楽や映画などのメディアをどのように英語教育に効果的に取り入れていくかについても研究を行っています。
加えて、C. K. Ogdenが「発見した」としている”BASIC English”は当時の国際化を視野に入れて英語の持つ言語的特徴を巧みに取り込んだもので、時を経てもその発想と成果は今でもとても有意義なもので広く影響を与えています。このBAISC Englishの発想を基に、英語非母語話者向けの学習教材を将来的には作成できたらと考えています。- 希望する
連携内容 -
- 効果的なリーディング指導についての研究
- メディアを活用した言語指導
- 学習支援体制についての研究
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学生支援機構 グローバルセンター
- 講師
木 村 光 宏
- 研究分野
数学教育学、教育社会学、開発学
- キーワード
国際バカロレア、グローバル教育、国際協力
- 研 究
テーマ -
- 英語による数学学習
- ICT活用による学習効果
- 国際バカロレア教員の認識 など
研究活動の概要現在、日本国内で広がっている国際バカロレア(IB)教育の効果に関する研究をおこなっています。
1、IBにより英語で数学学ぶ高校が増えてきているので、その効果や課題に着いて調査研究を行っています。
2、IBで重視されるICT活用についてどのような効果や課題があるのかについて研究を行なっています。
3、IBの実施により、高校の先生がどのように変わっていくかについて調査研究を行なっています。
IBの実施で得られた示唆を、一般の学校にどのように活かすかということに関心があります。- 希望する
連携内容 -
- 教科横断的な学びの研究
- 探究的な学びの研究
- 国際ボランティア など
-
学生支援機構 情報基盤センター
- 教授
平 田 豊
- 研究分野
情報セキュリティー、ICTを活用した治安防災
- キーワード
犯罪、捜査、警察、防災、情報セキュリティー対策、情報システム
- 研 究
テーマ -
- 犯罪者の行動予測に基づく捜査手法と検挙方策
- 犯罪抑止のためのパトロールと人員の最適化
- 災害発生時の避難行動の最適化
研究活動の概要社会の激変が続く昨今、将来がどう変化していくか予測困難な時代となっています。犯罪も安倍元首相殺害事件、京都アニメーションで発生した拡大自殺事件や電車内の密室で起きる殺人事件等に見られるローンオフェンダーと呼ばれる単独テロの特異な犯罪が後を絶ちません。このような犯罪は国民に不安をもたらし、社会基盤である安全・安心に大きな影響を与えます。警察の限られた人材では限界があることから、ICTを活用した効率的な警察活動と新たな捜査手法、犯罪発生分析による犯罪予測などを研究しています。
また、地球規模での気候変動による豪雨災害や巨大地震による災害など、自助、共助による救出が困難を極める国民の生命を守るため、平素からの生活実態の情報集約にICT技術を活用して、自治体、自衛隊、消防、警察がどのように行動することで国民を守ることができるかについての研究も行っています。- 希望する
連携内容 -
- Wi-FiやBluetoothのBSSDIDの電波利用によるシステム開発
- 様々な社会事象を学習データとしたAI技術に関する研究
- 災害時の住民データに基づく避難行動
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研究・社会連携機構 建築歴史文化研究センター
- 特担教授
江 面 嗣 人
- 研究分野
日本建築史、文化財保存修復、町並み保存
- キーワード
歴史的建造物、文化財、保存、活用、修理
- 研 究
テーマ -
- 近世および近代の社寺建築、住宅建築の調査研究
- 歴史的町並み・集落の調査研究(市町村委託事業等)
- 文化財建造物修理に必要な技術者および修理用資材の確保の研究
- 海外における住宅の調査研究(フィリピン、ブータン、フィジー、韓国) など
研究活動の概要人口減少の進む多くの市町村では、地域の活性化のために、まちづくりや観光などに地域の「歴史」や「文化」を活かす努力をしていますが、まず、地域にどのような価値のある歴史や文化があるのかを学術的に明らかにし、その有効な活用方法を考えることが必要です。当センターでは、歴史的建造物や町並み等の実測調査を行って、文化財レベルの価値や活用の方法を研究し、県や市町村等に報告、提案を行っています。また、文化財に関わる活用学の研究を学術的なレベルで進め、地域貢献を目的とし、文化的思考能力をもった人材の育成や教育を行っています。海外では、当センターがもつ独自の痕跡調査による復原方法を活かして、フィリピン、ブータン、フィジーなどにおいてこの技術の移転や技術者等の育成を行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 歴史的建造物の指定および登録のための調査委託
- 文化財建造物修理工事における技術指導および総合監修
- 町並み保存調査および住民説明の業務委託
- 文化財保護にかかる研修事業 など