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獣医学部 獣医学科
- 講師
竹 谷 浩 介
- 研究分野
生化学、生理学
- キーワード
平滑筋、細胞内シグナル伝達
- 研 究
テーマ -
- 平滑筋収縮・弛緩調節メカニズム
- 腎微小循環調節メカニズム
- 高感度リン酸化解析法の開発 など
研究活動の概要
平滑筋は血管や胃、腸、尿管、膀胱、子宮などの壁の筋層を構成しており、出産から死に至るまですべてのステージで重要な役割を果たしている。働きの異なる臓器で適切に機能するために、各所に配置された平滑筋は多様な収縮・弛緩の調節メカニズムを採用している。例えば、腎臓で濾過される血液の量を調節するために働いている腎細動脈平滑筋では、血管収縮ホルモンであるアンジオテンシンIIの作用により分子モーターが活性化され収縮が起こる。一方、別の血管収縮ホルモンであるエンドセリン1が作用すると、分子モーターが異常に活性化されて腎疾患につながる可能性がある。この例のように異なる刺激に対して異なる応答がみられるとき、平滑筋細胞内で起こるイベントにどのような違いがあるのかを分子レベルで研究しています。

- 希望する
連携内容 -
- 腎疾患に関する研究
- 細胞の力学応答に関する研究
- 平滑筋以外におけるリン酸化シグナル研究 など
















