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理学部 基礎理学科
- 教授
森 嘉 久
- 研究分野
高圧科学、放射光実験
- キーワード
高圧、熱電素子、半導体、X線、放射光
- 研 究
テーマ -
- シリサイド系熱電素子の高圧合成
- 放射光を利用した高圧構造実験
- 種子や卵の圧力耐性研究
- 測定系における通信制御プログラムの開発 など
研究活動の概要
高圧力の技術を活用して、基礎研究から応用研究まで幅広く研究しています。
研究対象は、半導体物質のようなハードマテリアルから植物の種子などのソフトマテリアルまで様々。測定装置や治具なども自分達で設計、製作するなど常に考える研究を遂行しています。
- 希望する
連携内容 -
- 圧力印加による物性変化に関する分野
- 圧力下での構造・物性変化に関する分野
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理学部 化学科
- 教授
酒 井 誠
- 研究分野
レーザー分光、振動分光、顕微分光、時間分解分光
- キーワード
赤外超解像、ピコ秒レーザー
- 研 究
テーマ -
- 赤外超解像顕微鏡による生体分子観察
- 赤外超解像分子イメージング
- 分子配向イメージング
- キラリティーの観測
研究活動の概要
従来、赤外光の回折限界による制約のため、細胞をはじめとする極微小生体試料やその反応ダイナミックス、さらには近年注目が高まっている新規機能を有するナノ材料を分子/分子集合体レベルで観察し構造解析/機能解析を赤外分光によって行う手段は赤外顕微鏡も含めて皆無でした。私たちの開発した赤外「超解像」顕微鏡は、市販の赤外顕微鏡では観察不可能であった、生体試料内部の赤外分光イメージングを超解像で実現します。下図は、人間の毛髪横断面を振動和周波光検出法で超解像赤外分光イメージングした結果ですが、市販の赤外顕微鏡では観察不可能であった毛髪の内部構造を明瞭に観察することに成功しています。得られた赤外超解像は、毛髪内部のα-ヘリックス構造を有するケラチンタンパク質のみを抽出した像であり、かつ、分子配向も観察されている事がわかりました。この方法は生体分子の観察にも極めて有効と考えています。新たな分子計測法の開発は物理化学の重要な役割であり、これにより、私たちは物理、化学、生物(生命科学)の境界領域のフロンティアを目指してます。

- 希望する
連携内容 -
- 様々な生体試料(タンパク質、糖類、脂質、細胞/生体組織など)の赤外超解像顕微鏡観察
- 新規な機能性無機/有機材料の赤外超解像顕微鏡観察
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理学部 動物学科
- 教授
水 野 信 哉
- 研究分野
発生再生医学、生化学、動物生理学
- キーワード
増殖因子、細胞内シグナル伝達、遺伝子発現、環境適応
- 研 究
テーマ -
- HGFによるc-Metチロシンキナーゼリン酸化を介した器官形成の分子機構
- 難治性疾患に対するHGFによる自己修復療法の確立に向けた基盤研究
- 寒冷や渇水に対して脊椎動物が獲得した環境適応機構の解析 など
研究活動の概要
肝細胞増殖因子(HGF)は肝再生因子として精製・遺伝子クローニングされたサイトカインである(阪大・中村研)。私達はHGFが肝臓のみならず腎臓や肺、消化管といった上皮系組織のみならず、心臓や神経の発生や修復に必須の機能を示す事を世界に先駆けて立証した。実際、様々な疾患モデル動物を用い、HGF中和抗体が急性・慢性臓器疾患の進展を顕著に加速する事を明らかにした。次いでHGFとその受容体c-Metが内因性修復システムの主翼を担う一方、HGF産生の遅延や枯渇が病態憎悪につながるとする新しい病理発生機構を提唱した。さらに腎疾患や肺疾患、心疾患を中心にリコンビナントHGFまたはその遺伝子の体外的補充が病態の進展阻止や改善につながる事を小型げっ歯類を用いて立証した。以上の背景をもとに、最近ではイモリや魚類などを用いて、器官形成・組織修復・冬眠に関する研究にも着手している。

- 希望する
連携内容 -
- 難治性疾患に対するHGFによる自己修復療法の実践(from Vet to Med)
- 腎再生、腱や靭帯の再生、肺再生に関する基盤研究
- HGF徐放製剤化に関するティッシュエンジニアリング的技法の開発 など
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工学部 機械システム工学科
- 教授
中 井 賢 治
- 研究分野
材料力学、衝撃工学、複合材料
- キーワード
圧縮・引張応力−ひずみ特性、ひずみ速度、ホプキンソン棒法
- 研 究
テーマ -
- 高分子材料及び繊維強化プラスチックスの圧縮・引張応力
-ひずみ特性に及ぼすひずみ速度と温度の影響
- 高分子材料及び繊維強化プラスチックスの圧縮・引張応力
研究活動の概要
飛行機、ロケット、自動車、鉄道車両等の構造材料として使用されている複合材料(繊維強化プラスチックス、繊維強化金属材料)、高分子材料、金属材料等の衝撃圧縮・引張応力−ひずみ特性の評価に関する研究を行なっています。具体的には、ホプキンソン棒装置(下図参照)を用いて、高ひずみ速度(1,000/s)下での応力−ひずみ関係を測定し、この関係から強度や吸収エネルギなどの機械的特性を決定します。次に、インストロン試験機により低・中ひずみ速度での応力−ひずみ関係を測定します。両試験結果の比較に基づき、機械的特性に及ぼすひずみ速度の影響を詳細に調べます。

- 希望する
連携内容 -
- 耐衝撃性・耐熱性に優れた新材料の開発
- 各種材料の衝撃圧縮・引張り応力−ひずみ特性値の取得 など
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工学部 機械システム工学科
- 教授
吉 田 浩 治
- 研究分野
制御工学、ロボティクス、計測工学
- キーワード
多体系、動特性、制御、動的質量計測
- 研 究
テーマ -
- 多体系の動特性と制御に関する研究
- 動的質量計測に関する研究
- 生活支援機器のための柔らかい移動機構の研究
研究活動の概要
【多体系の動特性と制御に関する研究】
産業用ロボットなどのロボットアームは人の腕を模した機械システムですが、これは剛体(撓まない物体)が関節によって繋がれてできたモノで「多体系」と呼ばれているものの一つです。このような多体系の動特性の構造や制御法の研究を行い、シミュレーションで検証します。【動的質量計測に関する研究】
被測定物が運動している状態や、はかりを載せている床などが振動している状態でも被測定物の質量が精度良く測定できれば有用です。このような問題が動的質量計測問題です。このような問題の一つとして、車両(特にトラックなど重量級の車両)の重さを、車両が走行している状態で精度よく計る研究に取り組みます。走行している車両は車体が振動しているために車両の重さを計るための「はかり」の上を通過すると、この振動の影響を受けて測定値の精度がよくありません。精度良く重さを計るためにはこの振動を考慮する必要があります。この研究はラジコン模型を使用した実験を通して進めていきます。
- 希望する
連携内容 -
- 機械システムの制御
- 動的質量計測
- ロボティクス技術の応用
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工学部 機械システム工学科
- 准教授
岩 野 耕 治
- 研究分野
流体工学、機械工学、化学工学、環境工学
- キーワード
乱流、輸送現象、混相流
- 研 究
テーマ -
- 液相乱流噴流中の物質混合メカニズムの解明
- 風波気液界面を通しての運動量・熱・物質輸送のモデル化
- 乱流中の液滴や気泡の挙動の解明
- 流体摩擦抵抗低減デバイスの開発 など
研究活動の概要
航空機や発電プラント、化学反応器といった様々な工業装置の性能を向上しエネルギーを有効利用するためには、空気や水の流れに伴う運動量・熱・物質の輸送のメカニズムを解明し、制御することが重要です。また、大気や海洋中の汚染物質の拡がりや気象現象を正確に予測するうえでも、流れによる輸送現象の理解は不可欠です。本研究室では、実験と数値シミュレーションを通して、工業装置や環境中における、流れによる輸送現象のメカニズム解明・予測・制御に取り組んでいます。具体的な研究テーマとしては、液相乱流噴流中での物質混合メカニズムの解明に向けた実験や数値シミュレーション、台風の予測精度向上に向けた風波気液界面を通しての運動量・熱・物質の輸送量の計測とモデル化、乱流中の液滴や気泡の挙動解明に向けた実験、流体摩擦抵抗低減に向けた新規デバイス(プラズマアクチュエータ)の開発などに取り組んでいます。

- 希望する
連携内容 -
- 工業装置や環境中における、流れによる輸送現象に関する研究全般
- 複雑流動場に対する新規流体計測手法の開発 など
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工学部 情報工学科
- 教授
島 田 英 之
- 研究分野
コンピュータ応用
- キーワード
コンピュータグラフィックス、画像処理、GIS
- 研 究
テーマ -
- 測量データの可視化と応用
- クラウド指向GISの開発
- その他、コンピュータ応用システム
研究活動の概要
移動計測システムと呼ばれる高精度GPSを搭載したレーザ測量車の普及により、全国各地の道路をレーザスキャンした膨大な3次元データが蓄積されつつあります。このデータを道路関連業務で有効活用する研究や、インターネット経由で圧縮伝送して高速な3次元CGとして表示する研究などを行っています。

- 希望する
連携内容 -
- 地理情報システム
- 測量データ可視化業務
- 道路関連業務システム
- 自治体向け防災システム など
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工学部 建築学科
- 准教授
弥 田 俊 男
- 研究分野
建築設計、建築デザイン、都市計画、設計方法
- キーワード
建築設計、地域社会、建築デザイン、保存再生活用
- 研 究
テーマ -
- 地域社会や官民との連携・協働による既存建築物の保存再生活用
- 都市エリアのあり方の将来構想イメージの作成
- 実際の建築・都市プロジェクトを通じた実践的研究 など
研究活動の概要
実際の地域社会や市民活動と密接に結び付いた研究活動を行うために、自治体や地域の市民活動と協働・連携しながら、建物の保存再生における設計手法や地域活性化への取り組み等を通じ、研究活動を行っています。
岡山市内に残された伝統的建造物の再生活用に関する研究活動では、建物を保存する為にはどのように耐震改修し、再生活用していく為にはどのような設計手法が適切なのか、またその事によって地域活性化に対してどのような効果が考えられるのか、保存再生活用を実現し成功させる為には、自治体やNPO法人、地域住民といった多様な属性の関係者が関わる地域社会との連携・協働による実施プロセスをどのように組み立てるべきか、といった内容についての研究活動を行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 建築設計手法や建築デザイン
- 地域社会との連携・協働による地域活性化
- 既存建築ストックのリノベーションによる有効活用 など
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工学部 生命医療工学科
- 教授
川 端 晃 幸
- 研究分野
実験病理学
- キーワード
鉄、酸化ストレス、フリーラジカル、電子スピン共鳴
- 研 究
テーマ -
- 鉄による酸化ストレス機構の解明
- 細胞分化に伴う鉄代謝の変容と酸化ストレス耐性の獲得
- 非トランスフェリン結合鉄あるいは不安定鉄プールの解明
研究活動の概要
鉄はヒトの生存のために必須の微量金属です。しかし、血中および細胞外液では、非トランスフェリン結合鉄(NTBI)として、あるいは細胞内では、不安定鉄プール(LIP)として、ヒトに酸化ストレスを惹起します。アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患あるいは発癌などにおいて鉄による酸化ストレスが重要な役割を演じていることが知られています。C型肝炎では、患者様の鉄量を下げるために除鉄療法が行われています。また、癌の治療における除鉄効果も研究されつつあります。一方、未分化な細胞は鉄要求性が高く、盛んに細胞増殖を行っているが、分化した細胞は鉄要求性が低下する。我々は、PC12細胞において未分化な円形細胞のときは鉄による酸化ストレスに対して弱いが、分化した神経細胞様の細胞になると鉄耐性が亢進することを見出しました。

- 希望する
連携内容 -
- 生細胞内の鉄を可視化する方法の開発
- 細胞内の鉄局在の経時的測定法の開発
- NTBIあるいはLIPの測定法の開発
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情報理工学部 情報理工学科
- 教授
山 田 訓
- 研究分野
知的制御、バイオインフォマティクス
- キーワード
強化学習、知的制御、シグナル伝達系、免疫
- 研 究
テーマ -
- 強化学習によるロボット制御の学習
- リウマチのモデル化による発症メカニズムの解析
研究活動の概要
強化学習は制御結果の良否だけを用いて制御を学習する方法です。前提知識が必要ありませんので、広範な制御に適用可能です。強化学習で制御を効率的に学習するために、ひとまとまりの動きをまとめた複合行動を選択肢とし、各課題に適したネットワーク構造を自律的に獲得できるINGnetで入力を処理する方法を研究しています。この方法により、従来の強化学習より効率的に学習できました。(左図)

シグナル伝達系は体の中の各種の調節を司る細胞内の反応系です。この破綻により各種の疾患が引き起こされます。シグナル伝達系のモデル化に基づき、免疫系のモデル化を行っています。現在は、リウマチの発症メカニズムを解析するために関節内での発症に至る反応のモデル化を行っています。(右図)- 希望する
連携内容 -
- 状況に応じた制御が必要な装置・ロボットの制御法の開発
- 疾患のモデル化と新規治療法の開発
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生命科学部 生物科学科
- 教授
内 貴 猛
- 研究分野
生体医工学、バイオメカニクス、再生医工学
- キーワード
組織工学、筋肥大、血流、力学解析、オゾン水
- 研 究
テーマ -
- 厚みのある巨大培養組織作製技術の開発
- 加圧トレーニングによる筋肥大メカニズムの解明
- 高血液適合性血液透析システムの開発
- オゾン氷によるオゾン水の殺菌作用長期化の検討 など
研究活動の概要
病気や事故などで筋組織の一部を失った患者を元の健康な体に戻すには、自己の細胞を培養して作製した筋組織を移植することです。しかし、培養組織中に血液を供給する血管網を作製できないため、厚みのある巨大な培養組織を作製することができません。そこで、当研究室では細胞の自己凝集化技術を応用して培養組織中に血管を作製して巨大培養組織を作製する技術を開発しています。
加圧トレーニングにより筋肉が肥大する現象を細胞レベルで調べることにより、筋肉が肥大する条件を発見し、筋力の衰えや筋萎縮症等を治療する方法の開発を目指しています。
人工透析装置に超音波を照射したりして今までにない機能を付加した装置を開発しています。
強力な殺菌作用があり、数分後には酸素に変化して無害になるオゾンを活用しやすくするためには、殺菌作用を長期化する必要があります。オゾンを水に溶け込ませることにより30分程度まで殺菌作用を延長させることができますが、それを凍らせてオゾン氷にすることにより、さらに長期化させる技術を開発しています。
- 希望する
連携内容 -
- 再生医工学関連技術の開発
- 医療機器を含む生体工学関連機器や技術の開発
- 循環系、筋骨格系の疾病の発生メカニズムの解明と治療方法の検討 など
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生命科学部 生物科学科
- 教授
中 村 元 直
- 研究分野
細胞情報学、受容体学、分子生物学、脂質生化学
- キーワード
G蛋白質共役型受容体、脂質、シグナル伝達、細胞内輸送
- 研 究
テーマ -
- G蛋白質共役型受容体(GPCR)を標的とした臨床薬の開発
- 疾患(アルツハイマー、糖尿病など)の治療対象となる創薬標的GPCRの探索
- 抗がん剤耐性に関わるGPCRの発見と耐性回避薬の開発
- 肥満に関連したGPCRの研究とこれを標的とした抗肥満薬の創製 など
研究活動の概要
G蛋白質共役型受容体(GPCR)を標的する創薬のための基盤研究を進めます。
疾患の成因に関わるGPCRのの探索とその制御剤(治療薬)の開発を行なっています。
がん、肥満、糖尿病、アルツハイマーなどの疾患に着目した研究(関連GPCRの研究)を進めています。
- 希望する
連携内容 -
- 生理活性物質の探索/開発(受容体リガンドとしての評価)
- 疾患成因となるGPCRの探索、創薬標的としての評価
- 人工リガンドの活性評価 など
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生命科学部 生物科学科
- 教授
松 浦 宏 治
- 研究分野
生理学、マイクロ流体工学、生殖補助医療
- キーワード
精子選別、受精卵培養、メカノメディスン
- 研 究
テーマ -
- 試験紙デバイスを用いた精子運動性評価(詳細下記)
- メカニカル受精卵培養システム開発と受精卵発育機構研究
- マイクロ流体デバイスを用いた細胞分離 など
研究活動の概要
不妊治療クリニックでは顕微鏡を用いて精子の運動性および数を計測し、不妊治療で精子を使用します。普通、家庭に顕微鏡はほとんどありません。精子を観察することなく、お家で簡単にチェックできるような試験紙を使って精子の運動性を調べることが目的です。我々が開発したアッセイでは、少量の精液を試験紙上に置くと、精子内の酸化還元酵素による触媒反応が関与し、30分後に紙の色が変化します。その紙をスマートフォンのデジタルカ メラを使って撮影・解析すれば、精液内の精子数および運動性を、場所を選ばずに調べられるようになります。また、精子の運動に必要なATP濃度もこのフォーマットで化学発光を用いて検出できます。

- 希望する
連携内容 -
- 生殖補助医療用途デバイスの実用化
- マイクロ流体デバイスを用いた細胞工学応用
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生命科学部 生物科学科
- 教授
松 浦 信 康
- 研究分野
生物有機化学
- キーワード
天然資源、生活習慣病
- 研 究
テーマ -
- 天然資源を利用した生活習慣病予防および治療薬の開発
研究活動の概要
世界中には、まだまだ未知の機能を有する資源が眠っていることが知られています。現在、生活習慣病は、社会問題にもなっており、その予防、治療薬開発は急務となっています。そこで細胞培養が有する様々な機能を利用し、食経験を有する天然資源を中心として、生活習慣病予防および治療効果を有するものを探索し、その中に含まれる活性本体化合物を明らかにする研究に取り組んでいます。

- 希望する
連携内容 -
- 様々な実験動物モデルでの検証
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生命科学部 医療技術学科
- 教授
小 畑 秀 明
- 研究分野
臨床工学、生体計測、生体機能評価
- キーワード
補助循環装置、PCPS、ECMO、ECG、EMG
- 研 究
テーマ -
- 小児体外循環時の拍動流の効果に関する研究
- ジェルネイルがパルスオキシメーターに与える影響
- 2点電極による心電図測定に関する研究
- コルセットの効果に関する研究 など
研究活動の概要
医療の現場で工学的手法を用いた研究が直接できるのは基本的には臨床工学技士だけだと思っています。手術室や集中治療室で使用される医療デバイスに関し、工学的手法を用いた改善・改良を行い、よりよい医療を提案できるような研究を進めたいと考えています。

心臓手術の際に心臓の代わりに全身に血液を送る装置「人工心肺装置」は定常流が主流です。心機能の低い新生児や小児の場合は、拍動にすることで抹消循環が向上するという報告もあります。しかしその機能・性能を評価するシステムがまだありません。この機能評価のためのシステムの開発を目指します。- 希望する
連携内容 -
- 生体計測
- 生体機能計測
- 医療機器開発 など
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生命科学部 医療技術学科
- 教授
木 場 崇 剛
- 研究分野
消化器病学、臨床腫瘍学
- キーワード
消化管臓器、再生、増殖、発癌
- 研 究
テーマ -
- 消化管臓器における再生・増殖に関わる神経因子の役割の解明 など
研究活動の概要
これまで消化器病専門医として各種消化器内視鏡検査並びにがん薬物療法専門医として各種癌腫の抗癌剤治療に関する臨床および研究に従事しておりました。また、膵B細胞の再生および増殖の神経因子の役割を研究テーマとしてきました。膵B細胞の増殖因子としては、多くの遺伝子の関与が指摘されていますが、神経因子が膵B細胞の増殖の影響を与えているという報告は、私の研究室以外には見当たりません。新たな視点から膵B細胞の再生および増殖に道を開き、糖尿病患者や膵臓癌患者に福音をもたらしたいと考えております。

- 希望する
連携内容 -
- 消化管臓器の再生・増殖に関わる臨床応用に向けた各種研究開発 など
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生命科学部 医療技術学科
- 教授
橋 川 直 也
- 研究分野
分子生物学、神経科学
- キーワード
脳機能、遺伝子発現、タンパク質ミスフォールディング
- 研 究
テーマ -
- 精神障害発症機序の解明・治療に関する研究
- 様々な疾患における分子シャペロンの役割
- 記憶・感覚における分子シャペロンの役割 など
研究活動の概要
タンパク質は立体構造を形成することでその機能を発揮します。立体構造を形成するために必要なものとして分子シャペロンが知られています。我々は分子シャペロンとして知られている熱ショックタンパク質に焦点を当て、脳において果たす役割について調べています。その過程で、熱ショックタンパク質がうつ病症状と関係することを明らかにしました。現在、この研究を発展させるべく、うつ病とタンパク質の折りたたみ異常(ミスフォールディング)の関係性について研究を行なっています。
また、熱ショックタンパク質発現が記憶や感覚に与える影響や、鼻炎などのアレルギーに与える影響についても研究を行なっています。

- 希望する
連携内容 -
- 新規物質の生理学的・分子生物学的効果の検討
- 疾患モデルマウスを用いた新たな治療法の開発
- 遺伝子発現解析 など
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生命科学部 医療技術学科
- 教授
松 木 範 明
- 研究分野
医工学
- キーワード
血液酸素化、酸素マイクロバブル、マイクロパーティクル、がん
- 研 究
テーマ -
- 酸素マイクロバブル輸液剤の開発
- マイクロパーティクル輸液剤の開発
- がん細胞アポトーシス誘導メカニズムに関する研究 など
研究活動の概要
マイクロバブルは、気泡が長時間安定して存在し、液中で収縮・消滅(圧壊)して気体の過飽和溶液が製作できるほか、ヒドロキシフリーラジカルが発生するという特徴を持つ。
一方、医療現場では、呼吸循環管理は最優先重要事項のものとして酸素投与や輸液ルートの確保が日常的に行われている。
そこでマイクロバブルの圧壊現象という性質に着目し、酸素過飽和輸液剤を製作し血液を直接酸素化出来れば、呼吸循環管理を一度に同時に行うことができ、様々な場面で広く一般的な治療に用いられるのではないかと考えた。通常、血液に気泡が混入すると血栓が形成され、血栓塞栓症(心、肺、脳などの梗塞)を起こし危険である。ところが、人工心肺装置の血栓除去フィルター(20-40㎛)を容易に通過できるような微細酸素マイクロバブルであれば、マイクロバブルの性質により自然に収縮消滅(圧壊)してしまうため、理論上血栓症のリスクは小さく安全であると考えられる。
過去、直径10 µm以下の酸素マイクロバブル溶液を作製し血液を直接酸素化出来ることを示した。さらに、加圧ノズルと超音波を組み合わせることにより、より微細な直径1.5 µm以下の酸素ファインマイクロバブル生理食塩水を作製し、輸液剤としての可能性と有用性を示した。
用途としては、心肺停止などの救急現場、低酸素血症(肺炎や呼吸不全、心疾患)、虚血性疾患(心筋/脳梗塞etc.)などへの応用が期待される。また一般的に、抗癌剤や放射線は高酸素状態にすると癌細胞アポトーシスが誘導され抗腫瘍効果が増強することが知られている。酸素過飽和輸液剤を抗癌剤と併用すれば、副作用の強い抗癌剤の減量が期待できるほか、感染症(敗血症)においても抗生剤の減量などが期待される。- 希望する
連携内容 -
- マイクロ(ナノ)バブル・パーティクルを用いた輸液剤及び薬剤の開発
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生命科学部 医療技術学科
- 准教授
松 永 望
- 研究分野
病原微生物学、生体防御学
- キーワード
宿主-細菌総合関係、接着因子、創傷治癒
- 研 究
テーマ -
- ウェルシュ菌のフィブロネクチン(Fn)結合タンパク質(Fbps)の機能に関する研究
- デルマトポンチンとFbpsとの相互作用に関する研究
- Fbpsのペプチドグリカン加水分解酵素としての機能
- Fbpsの創傷治癒に及ぼす影響についての研究
研究活動の概要
細菌によって引き起こされる【感染症】は、まず、宿主への細菌の付着(結合)から始まります。私たちは、創感染を引き起こす病原細菌の1つであるウェルシュ菌をモデルとし、以下の観点から宿主-細菌(病原体)相互関係について研究をすすめています。
①ウェルシュ菌が有するフィブロネクチン結合タンパク質(Fbps)とフィブロネクチンの相互作用
②デルマトポンチン(DPT)誘発フィブロネクチン線維化に対するFbpsの影響
③Fbpsのペプチドグリカン加水分解酵素としての機能
④Fbpsが創傷治癒に及ぼす影響

- 希望する
連携内容 -
- ウェルシュ菌Fbpsを応用することによる新たな抗菌薬の開発
- ウェルシュ菌Fbpsを応用することによるデルマトポンチン誘発性組織傷害に対する研究 など
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生命科学部 医療技術学科
- 講師
淺 原 佳 江
- 研究分野
医療福祉工学、医療技術評価学、生体医工学
- キーワード
臨床工学、人工呼吸療法、センサー、マスクフィッティング
- 研 究
テーマ -
- NPPVマスクのモニタリング
- 酸素療法に用いる酸素カニューラの基礎実験 など
研究活動の概要
患者さんが安心して治療を受けるために必要な『情報を集めるセンサー』の開発を行っています。
例えば、肺疾患を持つ患者さんが在宅で用いる人工呼吸器は、生活に不可欠な医療機器です。その人工呼吸器を用い患者さんに対してより安心した治療が提供できるように、自由な発想でセンサーの開発を行っています。- 希望する
連携内容 -
- 在宅呼吸療法の研究
- 医療デバイスの評価に関する研究 など







