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研究・社会連携機構 フロンティア理工学研究所
- 教授
赤 司 治 夫
- 研究分野
錯体化学、無機合成化学
- キーワード
金属錯体、機能性材料、光エネルギー変換、酸化反応
- 研 究
テーマ -
- 金属錯体を用いた新しい酸化反応触媒の開発
- 金属錯体の光増感剤としての金属錯体の開発
- 硫黄架橋金属錯体の合成と応用 など
研究活動の概要錯体化学の手法を使って、金属錯体を基盤とした、これまでにない新しい機能をもった物質を作り出す研究を行っています。錯体とは、金属イオン(例えば、銅や鉄などのイオン)が、周りに存在する分子(配位子と呼ばれる)と強く結びついてできる化合物です。
金属錯体では、金属イオンと配位子が特定の配列や形で結合し、一つのまとまった物質として安定な構造をもった化合物を形成します。この結合によって、金属錯体は金属イオン単体では全く見られなかった新しい機能性を発現するようになることがあります。
最近は、中心に金属イオンを含むポルフィリン誘導体を合成して、その錯体を触媒として用いることで、空気中の酸素分子と光だけを使った酸化反応の開発に挑戦しています。- 希望する
連携内容 -
- グリーン酸化反応を用いた新しい酸化反応系の開発
- 金属錯体を用いた機能性材料の開発と応用
- 金属錯体を用いた機能性材料の開発と応用 など
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研究・社会連携機構 フロンティア理工学研究所
- 教授
中 谷 達 行
- 研究分野
プラズマ材料科学、薄膜・表界面物性、生体材料学
- キーワード
ダイヤモンドライクカーボン、CVD・PVD、生体適合化処理
- 研 究
テーマ -
- 1.DLC(Diamond Like Carbon)薄膜の高機能化技術の開発
- 2.PVDコーティング技術の開発
- 3.バイオミメティックDLCの開発
研究活動の概要1.DLC(Diamond Like Carbon)薄膜の高機能化技術の開発
CD・PVD法の応用により、実用性の高い高機能なDLC薄膜を提案します。2.PVDコーティング技術の開発
真空アーク蒸着法の活用により、高硬度・高耐久性を実現する金型や自動車部品の表面処理技術を提案します。3.バイオミメティックDLCの開発
プラズマ表面処理技術の応用により、DLCの生体模倣性材料への改質で、生体親和性の高い医療材料を提案します。【代表的な特許、論文など】
■特許第4066440 ダイヤモンド様薄膜を備えた医療器具及びその製造方法
■特許第5327934 インプラント用材料及びその製造方法
■特許第5240688 マイクロアレイ基板の製造方法
■プレス金型用表面処理技術の最前線、プレス技術、50(8)、64-67、(2012)】
■体内埋め込み医療材料の開発とその理想的な性能・デザインの要件、技術情報協会、308-311、(2013)
【開発実績】
- 希望する
連携内容 -
- ダイヤモンドライクカーボン(DLC)の産業応用に関わる開発
- 自動車、金型用のCVDやPVDコーティング技術の開発
- プラズマ表面処理技術を応用する医療材料の開発
- プラズマ材料に関する諸問題の解決
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研究・社会連携機構 フロンティア理工学研究所
- 教授
畠 山 唯 達
- 研究分野
地球科学(地球物理学、地磁気・古地磁気学)、考古理学
- キーワード
地球磁場、年代測定、鉄酸化物、可視化
- 研 究
テーマ -
- 過去の地球磁場の復元
- 古地磁気を利用した遺跡・火山噴火等の年代推定
- 磁性を利用した古環境の復元
- 地球磁場変動の3次元可視化
研究活動の概要地球の磁場(地磁気)はコアにおける電磁流体現象で発生するため、複雑な形をしており、たえず変化しています。当研究室では、岩石などに記録された過去の地磁気の化石(残留磁化)を測定し、当時の地磁気を復元、変化の様子を解析する研究をしています。主なターゲットは過去4千年間の考古遺構や溶岩で、これらの古地磁気方位・強度を測定し、変化の様子を記した標準曲線(マスターカーブ)を作成しています。また、未知の年代の試料に対して古地磁気方位・強度を測定しマスターカーブと比較して年代推定もしています(考古地磁気年代推定)。今までに、過去1600年間について20~50年の精度で年代が推定できるところまで到達していますが、将来は対応年代を伸ばすとともに津波堆積物や古土壌面の年代推定についても広げる計画をしています。関連して磁性を使った土器焼成環境の復元にも挑戦を始めました。さらに「日本考古地磁気データベース(https://mag.ifst.ous.ac.jp/)」、地磁気変動を可視化システム「MAGE Project (http://mage-p.org/)」の開発と公開も行っているほか、精度の高い磁場計測による埋没物探査も行っております。
- 希望する
連携内容 -
- 岩石・遺跡の年代測定
- 地中埋没物に対する磁気探査
- 磁気特性の測定と解析
- 地球磁場と変動の可視化 など
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研究・社会連携機構 フロンティア理工学研究所
- 准教授
今 山 武 志
- 研究分野
地質年代学、岩石学、テクトニクス
- キーワード
ヒマラヤ山脈、変成岩、 火成岩、 放射年代測定
- 研 究
テーマ -
- ヒマラヤ山脈の形成過程
- 北東アジアの地質形成史
- 地殻深部岩石の上昇過程
- 沈み込み開始のテクトニクス など
研究活動の概要野外調査、岩石・鉱物顕微鏡観察、化学組成分析, 放射年代測定をベースにして、山脈のでき方や大陸地殻の進化プロセスを探求しています。研究地域は、ヒマラヤ (ネパール, インド)、京義地塊 (韓国)、コラ半島 (ロシア)、 隠岐諸島(日本)などです。特に、中部地殻の部分溶融過程と変形作用に興味があります。
- 希望する
連携内容 -
- 鉱物の微小領域年代測定法の開発
- ヒマラヤ山脈の上昇過程の数値計算
- 部分溶融についての実験的アプローチ など
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研究・社会連携機構 フロンティア理工学研究所
- 准教授
岩 井 良 輔
- 研究分野
細胞培養工学、バイオマテリアル
- キーワード
再生医療、医薬化粧品開発、ミニ臓器
- 研 究
テーマ -
- 細胞の自己凝集化技術の開発
- 移植用立体組織体の作製: 再生医療への応用
- 生体模倣組織体の作製: 医薬品開発への応用 など
研究活動の概要細胞を自発的に集合(自己組織化)させ、3次元の組織体を作製する技術の開発を行っております(特許5746240号、特許6704197号)。私共が開発した自己組織化誘導剤を印刷した培養皿に細胞を添加すると、『細胞は印刷表面にのみ接着した後、一晩培養すると自発的に集合して3次元の組織体を形作る』ことを見出しました。誘導剤の液滴を様々な形状にパターン印刷すれば、任意の形状とサイズを持った細胞組織体を細胞を播くだけで自動的に得ることが可能となります。再生医療に用いる移植組織体や、医薬品開発における実験動物の代替組織体の作製法としての応用が期待されます。
- 希望する
連携内容 -
- ミニ臓器を用いた医薬品、食品や化粧品などの有効性と安全性評価
- プラスチック微細加工によるミニ臓器作製のための特殊培養皿の開発
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研究・社会連携機構 フロンティア理工学研究所
- 准教授
牧 祥
- 研究分野
マテリアルズ・インフォマティクス、磁気科学
- キーワード
データマイニング、磁気力
- 研 究
テーマ -
- データの解析
- タンパク質結晶成長と磁気浮上成長
- ソフトマテリアルの熱物性計測
- 磁気力を利用した数理輸送現象
研究活動の概要機械工学(流体力学、熱工学)、応用物理学(磁気科学)、計量統計学を駆使しながら、工学と情報学を融合させたマテリアル・インフォマティクスの研究を行っています。 例えばデータマイニングや多変量解析などの手法を用いて医療データ分析を行っています。磁気科学の研究では「磁力ブースター」と呼ばれる技術を改良し、タンパク質の完全無容器結晶成長に初めて成功しました。磁気浮上技術を応用したタンパク質結晶の熱物性計測も行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 研究用医療データの提供が可能な医療機関
- 構造解析が実施可能な高輝度放射光施設
- 強磁場発生装置を有する研究機関 など
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研究・社会連携機構 フロンティア理工学研究所
- 講師
村 本 哲 也
- 研究分野
放射線物理
- キーワード
イオン工学、計算機シミュレーション
- 研 究
テーマ -
- イオンと固体との相互作用
研究活動の概要当研究室は、単原子イオン、分子イオン、クラスターイオンなどの荷電粒子を加速して固体に照射した場合におこる種々の現象を、計算機シミュレーションによって研究しています。すなわち、荷電粒子(イオン)を加速して物質にぶつけたらどうなるか、何が出来るか、計算機を使って模擬する研究です。イオンと固体との相互作用に関する研究は加速器の発達と共に盛んになり、大学の研究室レベルの基礎研究ばかりでなく、工業分野への応用も盛んです。当研究室の目標はイオンと固体との相互作用に関するあらゆる種類の計算機シミュレーション・コード(例:2体衝突近似法、分子動力学法など)を完備し、イオン工学の諸分野における現象の解析や予測を行うことです。
- 希望する
連携内容 -