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工学部 生命医療工学科
- 教授
尾 﨑 眞 啓
- 研究分野
臨床工学
- キーワード
血液透析、透析効率、尿素センサー
- 研 究
テーマ -
- 尿素センサーを用いた透析効率の解析
- 透析装置の開発
- 水処理装置の開発 など
研究活動の概要腎不全患者の治療として行われている血液透析は、血液と透析液を半透膜で隔てることで血液中の老廃物の除去を行う方法である。この治療効率を開発した尿素センサを用いて検索すると従来から言われていたことを覆す結果が得られた。この結果を踏まえた透析機器の開発を行っている。
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連携内容 -
- 透析装置の開発、家庭透析用水処理装置の開発など
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工学部 生命医療工学科
- 教授
川 端 晃 幸
- 研究分野
実験病理学
- キーワード
鉄、酸化ストレス、フリーラジカル、電子スピン共鳴
- 研 究
テーマ -
- 鉄による酸化ストレス機構の解明
- 細胞分化に伴う鉄代謝の変容と酸化ストレス耐性の獲得
- 非トランスフェリン結合鉄あるいは不安定鉄プールの解明
研究活動の概要鉄はヒトの生存のために必須の微量金属です。しかし、血中および細胞外液では、非トランスフェリン結合鉄(NTBI)として、あるいは細胞内では、不安定鉄プール(LIP)として、ヒトに酸化ストレスを惹起します。アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患あるいは発癌などにおいて鉄による酸化ストレスが重要な役割を演じていることが知られています。C型肝炎では、患者様の鉄量を下げるために除鉄療法が行われています。また、癌の治療における除鉄効果も研究されつつあります。一方、未分化な細胞は鉄要求性が高く、盛んに細胞増殖を行っているが、分化した細胞は鉄要求性が低下する。我々は、PC12細胞において未分化な円形細胞のときは鉄による酸化ストレスに対して弱いが、分化した神経細胞様の細胞になると鉄耐性が亢進することを見出しました。
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連携内容 -
- 生細胞内の鉄を可視化する方法の開発
- 細胞内の鉄局在の経時的測定法の開発
- NTBIあるいはLIPの測定法の開発
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工学部 生命医療工学科
- 教授
松 木 範 明
- 研究分野
医工学
- キーワード
血液酸素化、酸素マイクロバブル、マイクロパーティクル、がん
- 研 究
テーマ -
- 酸素マイクロバブル輸液剤の開発
- マイクロパーティクル輸液剤の開発
- がん細胞アポトーシス誘導メカニズムに関する研究 など
研究活動の概要マイクロバブルは、気泡が長時間安定して存在し、液中で収縮・消滅(圧壊)して気体の過飽和溶液が製作できるほか、ヒドロキシフリーラジカルが発生するという特徴を持つ。 一方、医療現場では、呼吸循環管理は最優先重要事項のものとして酸素投与や輸液ルートの確保が日常的に行われている。 そこでマイクロバブルの圧壊現象という性質に着目し、酸素過飽和輸液剤を製作し血液を直接酸素化出来れば、呼吸循環管理を一度に同時に行うことができ、様々な場面で広く一般的な治療に用いられるのではないかと考えた。通常、血液に気泡が混入すると血栓が形成され、血栓塞栓症(心、肺、脳などの梗塞)を起こし危険である。ところが、人工心肺装置の血栓除去フィルター(20-40㎛)を容易に通過できるような微細酸素マイクロバブルであれば、マイクロバブルの性質により自然に収縮消滅(圧壊)してしまうため、理論上血栓症のリスクは小さく安全であると考えられる。 過去、直径10 µm以下の酸素マイクロバブル溶液を作製し血液を直接酸素化出来ることを示した。さらに、加圧ノズルと超音波を組み合わせることにより、より微細な直径1.5 µm以下の酸素ファインマイクロバブル生理食塩水を作製し、輸液剤としての可能性と有用性を示した。 用途としては、心肺停止などの救急現場、低酸素血症(肺炎や呼吸不全、心疾患)、虚血性疾患(心筋/脳梗塞etc.)などへの応用が期待される。また一般的に、抗癌剤や放射線は高酸素状態にすると癌細胞アポトーシスが誘導され抗腫瘍効果が増強することが知られている。酸素過飽和輸液剤を抗癌剤と併用すれば、副作用の強い抗癌剤の減量が期待できるほか、感染症(敗血症)においても抗生剤の減量などが期待される。
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連携内容 -
- マイクロ(ナノ)バブル・パーティクルを用いた輸液剤及び薬剤の開発
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工学部 生命医療工学科
- 准教授
小 畑 秀 明
- 研究分野
臨床工学、生体計測、生体機能評価
- キーワード
補助循環装置、PCPS、ECMO、ECG、EMG
- 研 究
テーマ -
- 小児体外循環時の拍動流の効果に関する研究
- ジェルネイルがパルスオキシメーターに与える影響
- 2点電極による心電図測定に関する研究
- コルセットの効果に関する研究 など
研究活動の概要医療の現場で工学的手法を用いた研究が直接できるのは基本的には臨床工学技士だけだと思っています。手術室や集中治療室で使用される医療デバイスに関し、工学的手法を用いた改善・改良を行い、よりよい医療を提案できるような研究を進めたいと考えています。
心臓手術の際に心臓の代わりに全身に血液を送る装置「人工心肺装置」は定常流が主流です。心機能の低い新生児や小児の場合は、拍動にすることで抹消循環が向上するという報告もあります。しかしその機能・性能を評価するシステムがまだありません。この機能評価のためのシステムの開発を目指します。- 希望する
連携内容 -
- 生体計測
- 生体機能計測
- 医療機器開発 など
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工学部 生命医療工学科
- 准教授
堀 純 也
- 研究分野
臨床工学,電気医療機器の安全管理,医学教育
- キーワード
除細動器,AED,電気メス,血液浄化療法,BLS
- 研 究
テーマ -
- 除細動器,電気メスなどの高エネルギーデバイスの安全性評価
- 血液浄化に関する各種センサ開発
- 医学教育用の各種教育ツールの開発 など
研究活動の概要(1)医療の現場では除細動器やAED,電気メスといった電気を利用した医療機器が数多く使われています.これらの機器は適切に使用されなければ感電や熱傷事故の原因となります.そこで,本研究では不適切な使用をした場合にどのような電気的危険があるかについて調べています.
(2)血液浄化療法においては非侵襲的に患者様の情報を得ることが重要となります。化学発光を利用した尿素センサなどのセンサ開発・改良を行っています。
(3)臨床工学技士の養成を行う上では 様々な実習を行う必要がありますが,実際の患者様を相手にするわけにはいきません.そこで,生体の代わりになるような実習用教育教材の開発を行っています。また,一般市民向けの一次救命講習会などで利用できる教育ツールの開発も行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 医療機器の安全評価デバイスの開発
- 医学教育に関する教育教材開発 など
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工学部 生命医療工学科
- 講師
松 宮 潔
- 研究分野
コンピュータ外科学
- キーワード
医用システム、治療デバイス
- 研 究
テーマ -
- 気が利く内視鏡操作システム
- 単眼式内視鏡下での測距システム
- その他、治療支援システム
研究活動の概要治療を支援するシステムや装置の開発研究を行っています。ロボットやマニピュレータに代表されるような機械的・電気的な仕組みで動作するものの開発を基本的な取り組みとしています。人間の動作や生体信号を何らかの形で読み取り、これをもとに作動し、あるいは制御されるシステム・装置の研究に興味を持っています。
- 希望する
連携内容 -
- 医療用システム・装置の開発
- 人間動作や生体信号の読み取りにより動作するシステム・装置の開発