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研究・社会連携機構 研究・社会連携センター
- 教授
佐 藤 洋 一 郎
- 研究分野
回路設計工学、画像工学
- キーワード
非同期システム、メタスタビリティ、FPGA、特徴抽出
- 研 究
テーマ -
- 道路紋様に着目した自動車の車速推定の高性能化
- フリップフロップのメタスタビリティを用いた乱数生成
- 色呈示と情動との関係について
研究活動の概要自動車内で提示される車速は車輪の回転から求めるので、タイヤの摩耗などにより誤差が生じています。GPS や地図情報による手法でも、環境や経年変化の影響を受けやすいという問題があります。そこで、道路面の紋様(以下、道路紋様)に着目して、路面画像上の特徴点マッチングによる位置推定手法を開発し、自動車の車速測定に応用しました。
【特徴点による移動距離推定】
①路面に向けて自動車に設置したカメラで路面を撮影(図1左が第i,右が第i+1フレーム).
②同じ特徴量を持つ左右の画像上の特徴点のペア(図1の色付き直線の始点と終点).
③②の特徴点ペア毎に,幾何補正パラメータを求め,ヒストグラムを作成.
④ピーク値に対応するペアの移動量算出.【車速の計算】
カメラ(GOPro HERO10,120fps)を自動車下に設置し,移動距離/frame期間として車速を算出(図2).
GPSに対する相対誤差は-5%程度と,高精度.
- 希望する
連携内容 -
- 各種工業製品の寸法自動計測
- 製造現場などでの人物の抽出と追跡
- FPGAボードへの画像処理などの実装
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研究・社会連携機構 研究・社会連携センター
- 特担教授
辻 維 周
- 研究分野
道路生態学
- キーワード
ロードキル、レールキル、獣害対策
- 研 究
テーマ -
- 低周波・高周波を使って野生動物と人間との距離を保つ研究
- ロードキル対策
- バードストライク対策 など
研究活動の概要低周波・高周波を使って、獣害対策はもちろんのこと、ロードキル、レールキルを抑止することで、動物と人間双方の関係をより本来の姿に戻す研究を行っています。低周波「いのドンくまドン」はセンサーを使ってそこに引っかかったイノシシ、クマなどを追いやるために、高周波「ハイパー鹿ソニック」はタイマーを使って一定時間稼働させ、シカ、鳥などに使用しており、大きな実績を上げています。他の動物や人間などに対する影響はありません。高周波は車載型、設置型、低周波はスピーカーの口径が大きいため設置型のみです。ただしポータブルタイプのハイパー鹿ソニックを現在開発中であり、林業関係者や登山関係者から期待されています。
- 希望する
連携内容 -
- クマの冬眠による音慣れリセットの有無
- 動物生態学 など