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生命科学部 生物科学科
- 准教授
山 本 俊 政
- 研究分野
水産増殖、水産工学
- キーワード
好適環境水、閉鎖循環式魚類養殖
- 研 究
テーマ -
- 好適環境水を利用した閉鎖循環式魚類養殖
- ノコギリガザミ等甲殻類の陸上養殖研究
- 飼育水の長期無かん水化による魚類への影響調査
- 濾過条件の違いによる菌種の解析
研究活動の概要海水不使用による海に依存しない魚類養殖を研究しています。現在までの試験飼育魚種はハイブリッドハタ、ヒラメ、トラフグ、クエ、ニホンウナギ、クロマグロ、シロザケ、クルマエビ、ブラックタイガー、オニテナガエビ等約10数種類にのぼります。低コストで環境に優しく安心安全な閉鎖型養殖を目指しており、これらの研究活動は国内のみならず世界から注目されています。
【 取得した特許 】
■ 特許第4665252号
■ 特許第4665258号
■ 特許第5062550号
■ 特許5364874号
■ 特許5487377号
■ 特許5487378号
■ 特許6056949号
■国際特許(2ヵ国)
【 海外協力 】
・モンゴル国共同研究(サテライトオフィス2019~)
・酢酸薬注によるオニヒトデの駆除試験(環境省:海外向け駆除マニュアル出版)
・JICAプロジェクト:農村開発部(好適環境水を用いたオニテナガエビの高付加価値淡水養殖試験)2013-2014、タイ国ワライラック大学共同試験(2016~)
- 希望する
連携内容 -
- 閉鎖循環式による魚類養殖
- 甲殻類における粗放的陸上養殖技術の開発
- 魚類から排出される硝酸態窒素除去技術の開発
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生命科学部 生物科学科
- 講師
猪 口 雅 彦
- 研究分野
植物分子生理学
- キーワード
植物組織培養、遺伝子発現、形態形成
- 研 究
テーマ -
- ストレスに応答した遺伝子発現の調節メカニズムの研究
- 根の重力屈性や花芽形成に影響を与える環境条件の研究
- 竹の水蒸気抽出液中の植物成長調節活性の分析
研究活動の概要植物は様々な環境条件の変化を感知して対応します。そのメカニズムを遺伝子レベルで解明し、植物組織培養や遺伝子組換えなどの技術を応用すれば、有用な形質をもった植物を育成したり、物理環境や化学物質などによって生育状態を人為的に制御することも可能になります。例えばストレスに応答する遺伝的メカニズムを解明することで植物に予防的にストレス耐性を付与したり、重力や光による成長調節メカニズムを解明すれば宇宙ステーションや植物工場などの人工的環境下で植物の成長を自在にコントロールできます。植物の成長を調節しうる新規の化合物も、まだまだ自然界には埋もれているでしょう。私たちはそういう応用につながる基礎的な研究を行っています。
- 希望する
連携内容 -
- ストレス耐性性植物の育種
- 環境調節による植物の生育状態の制御
- 廃棄バイオマス等からの植物成長調節活性の検出
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生命科学部 生物科学科
- 講師
長 田 洋 輔
- 研究分野
細胞生物学、生化学、再生医学
- キーワード
骨格筋、筋肥大、筋再生、筋サテライト細胞
- 研 究
テーマ -
- 高負荷時に細胞融合が関与する筋肥大のメカニズム
- 筋再生の開始を制御する分子機構の解明
- 骨格筋幹細胞が自己複製するメカニズムに関する研究
- スフィンゴ脂質による筋細胞の機能制御 など
研究活動の概要骨格筋は健康な生活にとって必須の組織です。超高齢社会を迎えた現在、加齢に伴う運動機能の低下が大きな問題となっています。これは骨格筋が使用状況に応じて大きくなったり(筋肥大)、小さくなったり(筋萎縮)することが関係します。また、重篤な症状を引き起こす遺伝性筋疾患では、骨格筋の幹細胞である筋サテライト細胞の機能低下が原因のひとつとして挙げられます。本研究室では、骨格筋再生および筋肥大の分子メカニズムを解明することによって、加齢や筋疾患に伴う筋再生能の低下を克服して、クオリティ・オブ・ライフの向上に貢献することを目指します。
- 希望する
連携内容 -
- 筋サテライト細胞の人工的な機能制御による中長期的な筋再生能への影響
- 細胞培養系で筋線維を肥大・成熟させる技術の開発 など
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生命科学部 生物科学科
- 講師
宮 永 政 光
- 研究分野
環境動態学、環境生態学
- キーワード
水環境、環境負荷化学物質、動態調査
- 研 究
テーマ -
- 西日本海域における環境負荷化学物質の動態調査
- 重金属の水生生物への影響実験
- 児島湖底泥からの有機物・栄養塩類の溶出 など
研究活動の概要瀬戸内海をはじめとする西日本海域をフィールドとして、多環芳香族炭化水素類の動態調査を行っています。また、児島湖汚染のメカニズム解明を最終目的として、児島湖の水質調査や底泥からの有機物・栄養塩類の溶出実験も行っています。また、水生生物を用いた化学物質の性態への影響についても調べています。
- 希望する
連携内容 -
- 海水域での動態調査
- 河川や湖沼での動態調査
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生命科学部 生物科学科
- 講師
山 口 悟
- 研究分野
生化学、生物物理、タンパク質科学
- キーワード
味覚、タンパク質構造
- 研 究
テーマ -
- 味覚変換タンパク質の研究
- 味覚修飾物質に関する研究
研究活動の概要ヒトの生命科学に関する生体高分子の構造をもとに、その働きを明らかにする研究を行なっています。特にヒトの味覚に関わる分野に注目し、甘いものを「甘い」と感じる仕組みについて研究しています。また、ヒトの味覚を変換するタンパク質の研究も行なっています。ある種のタンパク質はヒトの味覚を変える(例えば酸味を甘味に変える)働きがあります。この仕組みを解き明かすことで、「好ましくない味」を「好ましい味」に変換できるようになるのではないかと考えています。
- 希望する
連携内容 -
- 味覚変換に関する新規物質に関すること など
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生命科学部 生物科学科
- 助教
森 田 理 日 斗
- 研究分野
生化学、タンパク質科学
- キーワード
真正粘菌、酵素、機能未知タンパク質、乾燥耐性
- 研 究
テーマ -
- 真正粘菌の乾燥ストレス適応機構の解明
- 機能未知タンパク質の機能発見
研究活動の概要真正粘菌は極度の乾燥条件にさらされても生存可能な多核単細胞生物である。乾燥状態での生存に、酵素タンパク質や生体分子の安定化は必須であり、未知なる生体分子安定機構が機能していると予想される。オミクス解析を通じて乾燥適応機構の全体像を把握し、そこで機能する生体分子安定化機構を解明し、その応用を目指している。
- 希望する
連携内容 -
- タンパク質の量産化。精製
- 酵素の安定化。耐熱化
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生物科学部 生物科学科
- 助教
矢 野 嵩 典
- 研究分野
応用微生物学
- キーワード
微生物探索、酵素、有用物質生産、発酵食品
- 研 究
テーマ -
- 自然界から分離された微生物の特徴づけ
- 微生物における代謝機能の解明
- 新規発酵食品の開発
研究活動の概要自然界から分離された微生物のユニークな機能を明らかにして幅広く産業応用につなげる研究を行っています。一例として、特定の地域環境から取得した発酵微生物を用いて独自性とおいしさを兼ね備えた新規発酵食品を創出する研究があげられます。
- 希望する
連携内容 -
- 有用微生物の探索と応用
- 発酵微生物の特徴を生かした新規発酵食品の創出