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生命科学部 生物科学科
- 教授
安 藤 秀 哉
- 研究分野
色素細胞学、皮膚科学、生化学、機能性化粧品
- キーワード
メラニン、紫外線、皮膚、美白化粧品
- 研 究
テーマ -
- a.メラニン色素の皮膚内移動メカニズムの解析
- b.培養ヒト皮膚細胞を用いたメラニン生成抑制剤の評価
- c.紫外線の皮膚細胞に対する傷害作用の研究
研究活動の概要- 希望する
連携内容 -
- 新規メカニズムに基づくしみ予防美白剤の探索
- 皮膚老化予防剤、ミトコンドリア活性化剤の探索
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生命科学部 生物科学科
- 教授
池 田 正 五
- 研究分野
分子遺伝学
- キーワード
DNA修復、分裂酵母、細胞寿命、機能性食品
- 研 究
テーマ -
- 遺伝情報の維持・修復機構の分子遺伝学
- 細胞寿命におけるDNA修復機構の役割
- 食品成分の機能性分析 など
研究活動の概要活性酸素や発がん物質、紫外線、放射線などで傷つけられたDNAの修復機構(特に塩基除去修復やヌクレオチド除去修復)を、分裂酵母の遺伝子破壊株(突然変異体)を使って、主に分子遺伝学的・分子生物学的手法で解析する。また、非分裂状態の細胞の寿命におけるDNA修復機構の役割も解析する。さらにこれらの基礎研究で得られた突然変異体の形質を利用して、食品成分の機能性分析(特に抗酸化能やDNAの突然変異抑制効果、細胞寿命伸長効果)へ応用する。下図はアス コルビン酸(ビタミンC)による自然突然変異の抑制効果を示す。
- 希望する
連携内容 -
- 食品成分の機能性(特に抗酸化能やDNAの突然変異抑制効果、細胞寿命伸長効果)の新規生物学的分析法の開発 など
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生命科学部 生物科学科
- 教授
石 原 浩 二
- 研究分野
生体触媒化学、応用微生物学、酵素化学
- キーワード
生体触媒化学,応用微生物学,酵素化学
- 研 究
テーマ -
- 新規生体触媒の探索
- 未利用生物資源由来酵素の探索とその利用
- 生物機能を活用したバイオリファイナリー技術の開発
研究活動の概要- 希望する
連携内容 -
- 新規有用微生物の探索
- 微生物発酵/酵素応用技術の開発
- バイオマス利用技術の開発 など
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生命科学部 生物科学科
- 教授
神 吉 け い 太
- 研究分野
再生医療、腫瘍生物学
- キーワード
再生医療、iPS細胞、肝臓、癌
- 研 究
テーマ -
- 再生医療のための細胞分化および組織工学の研究
- 癌悪性化の分子機構とその抑制手法の開発
研究活動の概要細胞を使った新しい医療である再生医療には、高い機能を持った細胞材料や、実際の組織を模倣した立体組織を作ることが求められています。遺伝子発現の調節や、細胞培養法の工夫により、より良い細胞材料開発や組織構築につながる研究を行っています。また細胞分化をキーワードに、癌の悪性化を分子レベルで研究し、転移や再発などの悪性化を抑制する方法の開発も行っています。
【最近の成果】
1. 解糖系抑制により低酸素、低栄養環境での細胞死を回避する技術を開発し、立体組織構築に応用(J Biosci Bioeng. S1389-1723,30328-5, 2020)
2. 肝細胞癌の脱分化と悪性形質獲得に、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC9)が関与する(Cancers 12, E2734, 2020)
3. 肝細胞癌の悪性形質にSonic Hedgehogシグナルが関わっており、その阻害効果が抗腫瘍効果を発揮する(Int J Mol Sci. 21, 3126,
2020)- 希望する
連携内容 -
- 再生医療分野
- 腫瘍生物学分野
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生命科学部 生物科学科
- 教授
内 貴 猛
- 研究分野
生体医工学、バイオメカニクス、再生医工学
- キーワード
組織工学、筋肥大、血流、力学解析、オゾン水
- 研 究
テーマ -
- 厚みのある巨大培養組織作製技術の開発
- 加圧トレーニングによる筋肥大メカニズムの解明
- 高血液適合性血液透析システムの開発
- オゾン氷によるオゾン水の殺菌作用長期化の検討 など
研究活動の概要病気や事故などで筋組織の一部を失った患者を元の健康な体に戻すには、自己の細胞を培養して作製した筋組織を移植することです。しかし、培養組織中に血液を供給する血管網を作製できないため、厚みのある巨大な培養組織を作製することができません。そこで、当研究室では細胞の自己凝集化技術を応用して培養組織中に血管を作製して巨大培養組織を作製する技術を開発しています。
加圧トレーニングにより筋肉が肥大する現象を細胞レベルで調べることにより、筋肉が肥大する条件を発見し、筋力の衰えや筋萎縮症等を治療する方法の開発を目指しています。
人工透析装置に超音波を照射したりして今までにない機能を付加した装置を開発しています。
強力な殺菌作用があり、数分後には酸素に変化して無害になるオゾンを活用しやすくするためには、殺菌作用を長期化する必要があります。オゾンを水に溶け込ませることにより30分程度まで殺菌作用を延長させることができますが、それを凍らせてオゾン氷にすることにより、さらに長期化させる技術を開発しています。- 希望する
連携内容 -
- 再生医工学関連技術の開発
- 医療機器を含む生体工学関連機器や技術の開発
- 循環系、筋骨格系の疾病の発生メカニズムの解明と治療方法の検討 など
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生命科学部 生物科学科
- 教授
猶 原 順
- 研究分野
環境分析化学、水処理技術、元素分析
- キーワード
促進酸化処理法、有害元素、紫外線処理、ICP-MS
- 研 究
テーマ -
- 促進酸化処理法による環境汚染物質の分解・無害化
- ICP-MSによる環境試料中・生体試料中元素分析
- エキシマランプによる低圧水銀ランプの代替技術開発 など
研究活動の概要水銀含有紫外線ランプによる水処理技術(有機物分解、殺菌)に代わる新光源(エキシマランプ:写真)の特性を評価し、代替新技術として確立することを検討しています。 また、飲用水中の元素濃度と、その地域に居住しているヒトの毛髪中元素濃度を、高周波誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)で測定し、各地域で生活しているヒトの毛髪中の有害元素濃度と飲用水中元素濃度との関係を明らかにすることや、安定同位体比分析および微量元素分析による農産物及び海産物の産地判別の研究を行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 環境汚染物質の分解・無害化
- 環境試料中・生体試料中元素分析 など
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生命科学部 生物科学科
- 教授
中 村 元 直
- 研究分野
細胞情報学、受容体学、分子生物学、脂質生化学
- キーワード
G蛋白質共役型受容体、脂質、シグナル伝達、細胞内輸送
- 研 究
テーマ -
- G蛋白質共役型受容体(GPCR)を標的とした臨床薬の開発
- 疾患(アルツハイマー、糖尿病など)の治療対象となる創薬標的GPCRの探索
- 抗がん剤耐性に関わるGPCRの発見と耐性回避薬の開発
- 肥満に関連したGPCRの研究とこれを標的とした抗肥満薬の創製 など
研究活動の概要G蛋白質共役型受容体(GPCR)を標的する創薬のための基盤研究を進めます。
疾患の成因に関わるGPCRのの探索とその制御剤(治療薬)の開発を行なっています。
がん、肥満、糖尿病、アルツハイマーなどの疾患に着目した研究(関連GPCRの研究)を進めています。- 希望する
連携内容 -
- 生理活性物質の探索/開発(受容体リガンドとしての評価)
- 疾患成因となるGPCRの探索、創薬標的としての評価
- 人工リガンドの活性評価 など
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生命科学部 生物科学科
- 教授
八 田 貴
- 研究分野
応用微生物学、遺伝子工学
- キーワード
組換えDNA、分子生物学、予防医学
- 研 究
テーマ -
- 発ガン・環境ホルモン性化合物の微生物分解とその応用
- 腸内細菌(ビフィドバクテリウム)のヒトに及ぼす効果
- 臨床検査酵素の遺伝子工学的安定化
研究活動の概要自然界から目的にあった微生物を単離し、得られた微生物および酵素・遺伝子の解析を行い、どのようにしてこれらの能力を得たのかを調べています。さらに、これら微生物を実際に応用出来る様に分子育種し、人体に悪影響を及ぼす有機化合物の除去を目的としています。
- 希望する
連携内容 -
- 有毒で残留背の高い農薬分解微生物の単離
- これら微生物を用いた汚染農地等の浄化
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生命科学部 生物科学科
- 教授
林 謙 一 郎
- 研究分野
農芸化学、植物生理学、植物保護科学
- キーワード
植物ホルモン、オーキシン、植物成長調節
- 研 究
テーマ -
- 植物ホルモン・オーキシンの分解機構に関する研究
- オーキシン関連化合物の合成と評価
- 植物成長調節剤の開発
研究活動の概要植物ホルモン・オーキシンを不活性化する仕組みを調べています。オーキシンを分解するGH3酵素を、強力に阻害する薬剤KAKEIMIDEなども見出しました。植物内でのオーキシンの分解を抑制する薬剤は、作物を含めて多様な植物種のオーキシン濃度を人為的に調節することができることから、挿し木の発根や果実の着果・肥大を促進する作用があります。
- 希望する
連携内容 -
- 医薬、農薬などの分子設計、植物成長調節剤の評価
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生命科学部 生物科学科
- 教授
原 村 昌 幸
- 研究分野
創薬化学、ケミカルバイオロジー
- キーワード
ペプチド化学、ケミカルプロテオミクス
- 研 究
テーマ -
- 生理活性をもつ新規化合物の設計・合成研究
- 低中分子生理活性化合物と結合タンパク質との相互作用解析技術開発研究
研究活動の概要・ペプチド合成を基盤とした創薬化学研究
生理活性ペプチド・タンパク質の部分ペプチドを合成し、生理活性タンパク質が受容体と相互作用するために必要な活性必須部位を明らかにしながら、それを利用した低分子有機化合物の設計、合成研究を行います。
・ケミカルバイオロジー研究
Biological assayで活性が見られた化合物をプローブとして、結合タンパク質を同定し、新たな創薬標的候補を見出す技術の開発研究を行います。- 希望する
連携内容 -
- ペプチドをベースとした新規医薬品化合物の設計・合成研究
- 生理活性化合物の活性標的タンパク探索
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生命科学部 生物科学科
- 教授
松 浦 宏 治
- 研究分野
生理学、マイクロ流体工学、生殖補助医療
- キーワード
精子選別、受精卵培養、メカノメディスン
- 研 究
テーマ -
- 試験紙デバイスを用いた精子運動性評価(詳細下記)
- メカニカル受精卵培養システム開発と受精卵発育機構研究
- マイクロ流体デバイスを用いた細胞分離 など
研究活動の概要不妊治療クリニックでは顕微鏡を用いて精子の運動性および数を計測し、不妊治療で精子を使用します。普通、家庭に顕微鏡はほとんどありません。精子を観察することなく、お家で簡単にチェックできるような試験紙を使って精子の運動性を調べることが目的です。我々が開発したアッセイでは、少量の精液を試験紙上に置くと、精子内の酸化還元酵素による触媒反応が関与し、30分後に紙の色が変化します。その紙をスマートフォンのデジタルカ メラを使って撮影・解析すれば、精液内の精子数および運動性を、場所を選ばずに調べられるようになります。また、精子の運動に必要なATP濃度もこのフォーマットで化学発光を用いて検出できます。
- 希望する
連携内容 -
- 生殖補助医療用途デバイスの実用化
- マイクロ流体デバイスを用いた細胞工学応用
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生命科学部 生物科学科
- 教授
松 浦 信 康
- 研究分野
生物有機化学
- キーワード
天然資源、生活習慣病
- 研 究
テーマ -
- 天然資源を利用した生活習慣病予防および治療薬の開発
研究活動の概要世界中には、まだまだ未知の機能を有する資源が眠っていることが知られています。現在、生活習慣病は、社会問題にもなっており、その予防、治療薬開発は急務となっています。そこで細胞培養が有する様々な機能を利用し、食経験を有する天然資源を中心として、生活習慣病予防および治療効果を有するものを探索し、その中に含まれる活性本体化合物を明らかにする研究に取り組んでいます。
- 希望する
連携内容 -
- 様々な実験動物モデルでの検証
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生命科学部 生物科学科
- 教授
三 井 亮 司
- 研究分野
応用微生物学、食品微生物学、応用酵素学、微生物生態学
- キーワード
共生微生物、腸内細菌代謝産物、発酵食品、機能性食品素材
- 研 究
テーマ -
- 植物葉上に共生する細菌の植物生育促進効果の解析
- 腸内細菌による食品成分の物質変換とその応用
- 微生物の増殖制御による食品の保存期間の延伸に関する研究
- 産業利用可能な微生物および微生物酵素の開発とファインケミカル生産 など
研究活動の概要微生物は多種多様な環境に適応に生育しています。私たちはその一部を食品や環境浄化などに利用して生活を豊かにしてきました。これまで人類が利用してきた微生物はごくごく一部であることもわかってきました。現在知られる条件では培養できないため、これまで知られてこなかった微生物の存在が明らかになっており、新たな遺伝資源として注目されています。私たちの研究室では私たちが生きる環境において目に見えないところで、農業、食品加工、人の体の中や外で私たちの健康を支えているようなこれまでに知られていない微生物の力を見いだし、その能力を担う酵素や代謝、それにより生み出される化学物質を私たちの生活を豊かにするために活用することを目指しています。
- 希望する
連携内容 -
- 植物生育促進活性を持つ微生物の研究や応用。
- 食品や化粧品など微生物、微生物酵素、微生物代謝産物を活用したものづくり。
- ヒトに有用な微生物を生かした新規な機能性食品や飲料などの開発。
- 環境浄化に寄与する微生物の解析や利用 など
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生命科学部 生物科学科
- 教授
南 善 子
- 研究分野
分子生物学、生化学
- キーワード
タンパク質、細胞、代謝経路
- 研 究
テーマ -
- タデ科植物アイのインジカン代謝経路の解明
- 真正粘菌に存在するユニークなタンパク質の解析
- 真菌アスペルギルスが分泌するペクトリアーゼの解析
研究活動の概要アイ植物の細胞の中で、染料の元になる化合物が生合成される仕組みを調べています。また、応用面では藍染め染料のインジゴを大腸菌で大量に作らせる研究などを行ってます。
真正粘菌に存在するユニークなタンパク質を解析し、細胞での働きを調べています。
- 希望する
連携内容 -
- 藍染め染料インジゴの生産、利用
- 真正粘菌の特徴を用いた研究 など
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生命科学部 生物科学科
- 教授
汪 達 紘
- 研究分野
環境公衆衛生学、環境生物化学
- キーワード
環境因子、生体影響評価、機能性食品、疾病予防、バイオ―マーカー
- 研 究
テーマ -
- 環境物質の生体影響評価に関する研究
- 生活習慣病や環境因子による疾病の予防のための機能性食品素材の開発研究
- 森林環境の要素がもたらす人への心理的・生理的効果の解明 など
研究活動の概要酸化ストレス誘発環境有害物質のスクリーニングを簡便に行う手法の開発やそれらの物質の生体影響評価などを行い、その有害性を制御するための機能性食品素材の開発研究を行っています。さらに、森林環境の要素がもたらす人への心理的・生理的効果を解明するために生体の酸化・抗酸化バイオマーカーを指標として、森林浴前後において比較研究も行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 食品素材の健康性機能の評価 など
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生命科学部 生物科学科
- 准教授
河 野 真 二
- 研究分野
分子生物学、分子遺伝学、基礎医学
- キーワード
細胞核、遺伝子、クロマチン構造、RNA
- 研 究
テーマ -
- クロマチン高次構造の制御メカニズム
- 核内RNAによる分子機能制御機構の解析
- クロマチン構造を介した遺伝子発現制御機構 など
研究活動の概要神経細胞の分化・成熟過程で必須の酵素であるDNAトポイソメラーゼIIβ(トポIIβ)の制御機構について研究を行っています。この酵素は、クロマチン構造をダイナミックに変換することで、遺伝子発現の調節を担っていると考えられています。トポIIβの細胞核内での酵素活性制御メカニズムや,ゲノムDNA上での作用機序を明らかにするために、特に天然変性領域であるC末端領域に着目しながら研究を進めています。
- 希望する
連携内容 -
- 機能性RNAの開発
- トポII阻害剤の検討 など
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生命科学部 生物科学科
- 准教授
窪 木 厚 人
- 研究分野
有機合成化学、生物有機化学
- キーワード
有機化学反応、酵素反応、生理活性物質
- 研 究
テーマ -
- オルトキノンを用いた分子変換法の開発
- 酵素法と化学法を組み合わせた有用物質の合成
研究活動の概要環境にやさしい、生理活性物質の合成研究とそれを可能とする新しい合成手法の開発を行っています。反応性の高いオルトキノンを利用することにより、重金属を用いない位置選択的な1,4-ベンゾジオキサンの構築を鍵段階とした生理活性物質の合成や、環化付加反応および光脱カルボニル化による芳香環化合物の合成に取り組んでいます。また、環状亜硫酸エステルや硫酸エステルの有機合成への利用にも取り組んでいます。企業との共同研究において、歯科用接着剤として用いることができる機能性モノマーを開発しました。
- 希望する
連携内容 -
- 類縁体合成による機能性化合物の開発
- 部分修飾による機能性化合物の開発 など
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生命科学部 生物科学科
- 准教授
田 所 竜 介
- 研究分野
細胞生物学、発生生物学、コスメトロジー
- キーワード
メラニン色素、オルガネラ、細胞間輸送、皮膚
- 研 究
テーマ -
- 体色形成時の色素輸送の機構解明
- 皮膚科学
- 化粧品開発への応用
研究活動の概要皮膚に存在するメラニン色素は紫外線から身を守るための防御壁となる一方、シミなど美容上の問題を引き起こす厄介者として嫌遠される。また、色素異常が社会生活上の心の負担を招くなど、色素は我々の生活の質と密接に関係している。メラニン色素は、体色が作られる過程において、表皮に存在する色素細胞(メラノサイト)において合成される。メラノサイト内にはメラニン産生に特化したメラノソームと呼ばれる細胞小器官があり、メラニンを含むメラノソームが隣接する表皮細胞へと輸送されることで表皮に沈着する。この細胞間輸送のメカニズムを理解することは、化粧品開発および生物学において極めて重要であるが、そのメカニズムの詳細は未だなお不明である。
私は、ニワトリ胚の表皮をモデルとして用い、実際の表皮内で起こる色素輸送を直接解析する手法を確立した。この手法を駆使して、色素輸送の全貌を明らかにする。
- 希望する
連携内容 -
- 化粧品開発
- 皮膚科学
- 発生生物学、再生工学、コンピューターシミュレーション
-
生命科学部 生物科学科
- 准教授
濱 田 隆 宏
- 研究分野
植物生理学、細胞生物学、遺伝子発現制御
- キーワード
植物の成長と環境応答、微小管、RNA顆粒、顕微鏡
- 研 究
テーマ -
- 植物の動きや成長の基盤となる微小管制御メカニズム
- 高温条件下での植物の環境応答メカニズム
- 植物の発生や分化の鍵として働くsmall RNAの研究 など
研究活動の概要植物がどのようにして周囲の環境に適応してどのように成長するのか、そのメカニズムに最先端のイメージング、生化学、翻訳調節を含む遺伝子発現解析などで迫ります。
(1)植物の動きと成長メカニズム 植物は動かないと思われていますが、実は光や温度などを感じ、活発に動いています。このような動きの制御には微小管による細胞伸長の制御が関わっており、微小管の解析を通して植物の動きを研究します。進化論で有名なダーウィンも挑戦した未解決の謎に迫ります。
(2)植物の環境応答 植物は芽生えた場所から移動できないため、根を張った場所の環境変化に適応して世代を継ぐ必要があります。特に高温に対して植物がどのように対応しているかを明らかにします。地球温暖化による異常気象が続く現代に必要とされる研究であり、企業との共同研究も視野に入れています。
(3)植物の発生や分化を司るSmall RNAの解析 Small RNAは多くの転写因子を制御することで、植物の発生や分化の鍵として働く分子です。植物におけるsmall RNAの機能に関わる多くの因子が同定されていますが、細胞生物学的な知見は多くありません。最先端顕微鏡イメージングを基盤に未知の遺伝子発現メカニズムを解き明かします。- 希望する
連携内容 -
- 先進農業
- 植物のモニタリング技術や栽培技術に関する研究
- 顕微鏡開発 など
-
生命科学部 生物科学科
- 准教授
二 見 翠
- 研究分野
タンパク質工学
- キーワード
タンパク質、細胞機能制御、血液浄化
- 研 究
テーマ -
- タンパク質細胞導入法による一過的な細胞機能制御技術の開発
- タンパク質をリガンドとして用いた血液浄化器の開発
研究活動の概要タンパク質は変性することでことで水溶媒には溶けない不溶性の凝集体になります。変性状態のタンパク質に化学修飾によりカチオンを導入することで、水溶媒に可溶な状態にすることができます。この方法を応用して、主に2つの研究に取り組んでいます。一つ目は変性カチオン化タンパク質が培養動物細胞表面に吸着し、細胞内に取り込まれることを利用したタンパク質の細胞導入技術の開発です(左図)。二つ目は自己免疫疾患で問題となる自己抗体の吸着材開発への応用です。変性状態でカチオン化した抗原タンパク質全体を吸着担体表面に固定することで、様々なエピトープを持つ抗体を吸着することができます(右図)。
- 希望する
連携内容 -
- 大腸菌または動物細胞を宿主としたタンパク質の生産と精製
- タンパク質に関係する解析
- 動物細胞の機能制御
- タンパク質をリガンドとした血液浄化器の開発 など