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工学部 情報工学科
- 准教授
尾 崎 亮
- 研究分野
計算機システム、教育工学
- キーワード
FPGA、複合クラスタ、機械学習
- 研 究
テーマ -
- PC-FPGA複合クラスタ
- 学習効率の良い独習用eラーニングシステム
- デザイン教育 など
研究活動の概要複合クラスタという高性能コンピュータシステムを提案し、応用研究を行っています。コンピュータから家庭用電子機器を制御したり、逆に家庭用電子機器からコンピュータを制御したりといった、コンピュータと家庭用電子機器の協調動作を簡便に行うための共通の枠組みを提供します。また、教育工学分野では、学生の自習時間を増やすための取り組みや、講義内でのソフトウェアのチーム開発といった実践教育に取り組んでいます。
- 希望する
連携内容 -
- PC-FPGA複合クラスタに関する応用事例
- ソフトウェア開発モデルに関する実践教育
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工学部 建築学科
- 教授
中 西 啓 二
- 研究分野
建築耐震構造,耐震診断
- キーワード
RC構造,鉄骨構造,免制振構造,耐震診断
- 研 究
テーマ -
- 鉄骨立体トラスの接合部耐力に関する研究
- 面格子壁,合板耐震補強壁の耐力に関する研究
- 免震・制振構造を用いた耐震補強に関する研究
- 露出型柱脚に関する研究など
研究活動の概要建築耐震構造を専門としており,実験で部材の破壊モードや耐力を理解した上で,解析により実験を再現し,それらの結果を元に設計法を確立するという流れで研究を行っております。
2015年に本学に着任してからは,地元企業との連携で鋼管を用いたトラス構造の研究や,面格子壁の研究を行っております。さらに2016年度からは,小型振動台を用いて,免震・制振構造の研究にも着手しました。
2020年からは,災害後に避難所となる体育館の耐震補強,制震補強に関する実験および解析研究を行っております。
今後は,熊本地震などのような近い将来予想されている巨大地震に対して被害を最小にするための構造に関する研究を,地元企業との連携も含めて進めていく予定です。- 希望する
連携内容 -
- 鉄骨造,RC造,RCS造などの実験及び解析的研究
- 免震,制振構造を用いた耐震補強に関する研究
- 最適設計に関する研究 など
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工学部 建築学科
- 教授
平 山 文 則
- 研究分野
建築設計
- キーワード
利用者参加型設計、ワークショップ、利用者評価、公共文化施設
- 研 究
テーマ -
- 公共施設の利用者評価
- 利用者参加型設計の利用者意見分析及び効果の検証
- 美術館、博物館、図書館等公共文化施設の機能変化 など
研究活動の概要・公共文化施設設計においては、活発な利用を促進することを目的に、建築設計段階に利用者の考えを取り入れた設計手法(利用者参加型設計)を採用する事例が増えている。
・当研究室では、全国の参加型設計事例を70事例程度収集するとともに、研究室でも参加型設計を実践し(2013年度:下松市地域交流拠点、2015年度:岡山県医師会館、2017年度:佐那河内村役場、2018年度:柏市南部近隣センター)、それらの利用者意見分析及び竣工後評価から、参加型設計の効果を検証する。- 希望する
連携内容 -
- 公共施設の企画・設計
- ワークショップ、利用者参加型設計の実践
- 公共施設の利用者評価分析 など
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工学部 建築学科
- 教授
堀 田 洋 之
- 研究分野
基礎構造工学、地盤工学、防災工学
- キーワード
基礎、地盤、性能評価、災害調査
- 研 究
テーマ -
- 建物施工時・使用時の地盤・構造物の変形挙動
- 既存杭の性能評価・再利用
- 災害時の建物・基礎の被害調査・分析 など
研究活動の概要建物施工時の安全や使用時の品質・性能を確保するために、地盤・構造物の変形挙動を適切に予測・評価する手法の研究を行っています。また建物建替え時の工費・工期・環境負荷の低減を目的として、既存杭の再利用を促進するための調査・評価法,基礎の設計法を研究しています。地震・豪雨等の災害時に調査を行って、被害原因を分析し、以後の防災・減災に活かしていきます。
- 希望する
連携内容 -
- 基礎設計・地下工事の合理化への取組み
- 災害時の調査・診断,復旧・復興計画
- 建物のライフサイクルにおける最適化手法の研究 など
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工学部 建築学科
- 准教授
馬 淵 大 宇
- 研究分野
建築計画学、建築設計方法論、建築設計
- キーワード
Virtual Reality、心理・生理計測、被験者実験
- 研 究
テーマ -
- 設計者とユーザーがコ・クリエーション(協働創作)する手法の研究
- ストレス指標を基にユーザーの視点を創作に反映する手法の開発
- VRを用いてユーザーの空間認識をトレーニングする手法の開発
- VRを用いてアルゴリズムデザインを協働創作する手法の開発など
研究活動の概要今日、「ものづくり」のあり方は、大きな変革を迎えています。その変革の1つにコ・クリエーション(協働創作)があり、作り手と使い手の隔たりを超えた、新しい「ものづくり」のあり方が模索されています。当研究室では、心理・生理計測(ストレス指標)やVirtual Reality(VR)等を用いて作り手と使い手の垣根を可能な限り取り払い、コ・クリエーション可能な場の構築を目指しています。
- 希望する
連携内容 -
- ストレス指標やVRを用いた「ものづくり」の円滑化手法の実践
- 内外装デザインの共同開発
- 中・小規模な建築物の設計
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工学部 生命医療工学科
- 准教授
堀 純 也
- 研究分野
臨床工学,電気医療機器の安全管理,医学教育
- キーワード
除細動器,AED,電気メス,血液浄化療法,BLS
- 研 究
テーマ -
- 除細動器,電気メスなどの高エネルギーデバイスの安全性評価
- 血液浄化に関する各種センサ開発
- 医学教育用の各種教育ツールの開発 など
研究活動の概要(1)医療の現場では除細動器やAED,電気メスといった電気を利用した医療機器が数多く使われています.これらの機器は適切に使用されなければ感電や熱傷事故の原因となります.そこで,本研究では不適切な使用をした場合にどのような電気的危険があるかについて調べています.
(2)血液浄化療法においては非侵襲的に患者様の情報を得ることが重要となります。化学発光を利用した尿素センサなどのセンサ開発・改良を行っています。
(3)臨床工学技士の養成を行う上では 様々な実習を行う必要がありますが,実際の患者様を相手にするわけにはいきません.そこで,生体の代わりになるような実習用教育教材の開発を行っています。また,一般市民向けの一次救命講習会などで利用できる教育ツールの開発も行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 医療機器の安全評価デバイスの開発
- 医学教育に関する教育教材開発 など
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情報理工学部 情報理工学科
- 教授
赤 木 徹 也
- 研究分野
メカトロニクス,空気圧制御機器,機械制御工学
- キーワード
ソフトアクチュエータ,ウェアラブル制御機器,組込みコントローラ
- 研 究
テーマ -
- 低価格柔軟空気圧アクチュエータの開発と在宅リハビリテーション機器への応用
- 低価格ウェアラブル流体制御弁の開発と応用
- 柔軟空気圧アクチュエータを用いた各種柔軟ロボットの開発
研究活動の概要圧縮性による柔軟性を有し、軽量で力/質量比の高く、更に安価な空気圧ソフトアクチュエータの特徴を活かして、使い捨て可能なホームリハビリテーション機器の開発やその制御機器やロボットへの応用を行う。具体的には、曲がっても使える柔軟な空気圧シリンダを開発し、ポータブルリハビリテーション機器へ応用した。また、材料費が千円以下の安価な弁としてチューブの屈曲を利用したサーボ弁を開発した。また、変位センサ内蔵型ゴム人工筋の開発、伸長型柔軟アクチュエータを用いた配管検査ロボットの開発などの研究を行っている。さらに、人材のグローバル化をめざし、所属院生の全員が国際会議で講演発表を行っている。
- 希望する
連携内容 -
- 組込み技術を用いた空気圧駆動ウェアラブル制御機器の開発と応用
- 小型・軽量・低価格な空気圧制御弁の開発
- 柔軟アクチュエータや柔軟センサの開発と応用
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情報理工学部 情報理工学科
- 教授
江 本 正 喜
- 研究分野
映像情報メディア工学、人間工学、視覚科学
- キーワード
映像システム、視覚、立体視、自律神経、臨場感
- 研 究
テーマ -
- 映像システムとヒト視覚系との関係
- 映像の生体への影響
- 感性工学
研究活動の概要人工的環境である映像がヒトに及ぼす影響について、良い影響、望ましくない影響の両面にわたって研究しています。良い影響としては、映像を見ている人が映像で映し出された空間の中に自分がいるような感覚を持ち、迫力感、没入感、臨場感が得られることが挙げられます。しかし、これらを定量化しようとしても、測定器で計測することができないという問題があります。このようなヒトの感覚や感性に関わる特性を、主観評価(アンケート)によって定量化します。同時に生体計測を行い、生体指標となる可能性のある計測項目の探索を行うために、両者の関係を検討しています。逆に、望ましくない効果として、3D映像や揺れる映像を見ている人が、目が疲れたり、乗り物酔いに似た症状を起こすことがあります。これらの望ましくない影響を最小化するためにはどうすれば良いかを明らかにするために、これらの生体影響と映像の関係について主観評価と生体計測を行って研究しています。その際の生体計測では、目の動きや自律神経系、脳活動などを計測し、生体影響の度合いを定量化します。これらの結果から、望ましくない生体影響の防止、軽減策を提案しています。
- 希望する
連携内容 -
- 測定器で計測が困難な量の定量化
- 映像とヒトとの関係
- 3D映像などを制作する際の留意点
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情報理工学部 情報理工学科
- 教授
大 山 和 紀
- 研究分野
ゲーム工学
- キーワード
ゲームプログラミング、ゲームによる社会貢献
- 研 究
テーマ -
- リアルタイムレンダリング
- ゲームがもたらす行動変容 など
研究活動の概要コンピューターゲームは様々な最先端を取り入れながら技術と共に成長してきました。その中でもインタラクティブ性や没入感を支えるリアルタイムレンダリング技術、他者との結びつきを支えるネットワークを中心に研究しています。ゲームにはまる仕組みやソーシャルメディアに関する研究などを通じて、ゲームによる社会貢献(教育や地域活性化、美観や広報活動など)や、ゲームが社会に果たす役割などについても取り組んでいきたいと考えています。
- 希望する
連携内容 -
- プログラミング教育、地域の情報教育サポート
- 高齢者向けゲーム、見守りシステム
- ゲームによる地域活性化、美観、広報活動 など
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情報理工学部 情報理工学科
- 教授
河 野 敏 行
- 研究分野
数値解析、ICT活用教育
- キーワード
線型方程式、
- 研 究
テーマ -
- 線型方程式の解法アルゴリズムの改良
- 並列アルゴリズムの研究
- ICTを活用した遠隔講義の実施についての改善
- プログラミング学習をサポートするコンテンツの開発など
研究活動の概要様々な現象を解析する際に、連立方程式を計算することが必要となり、解析全体の作業の中で最も計算時間のかかる部分である。現象をモデル化し、偏微分方程式を離散化した際に、そのような問題が得られる。これらの問題を高速に正確に解くことで、産業や技術の基盤を支えるものとなる。研究ではアルゴリズムの違いによる計算過程の変化の比較、誤差のふるまいによるアルゴリズムの特性を解析する。
日本教育情報学会のICT活用研究会にて、ICTを活用した教育の情報共有を行っている。- 希望する
連携内容 -
- 線型方程式の解法
- ICTを活用した教育 など
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情報理工学部 情報理工学科
- 教授
榊 原 道 夫
- 研究分野
数値解析、計算科学、応用数学
- キーワード
離散化手法、数理モデル、最適化手法
- 研 究
テーマ -
- 情報科学分野で用いられている手法(交互最小二乗法)の数理的研究。
- 微分の概念を拡張し、より複雑な対象に対する最適化手法の開発。
- 組込ソフトに使われる簡易関数(逆三角関数、ランバートW関数)計算法の研究。 など
研究活動の概要観測されたデータから知りたい情報を推測する合理的な手法の開発は多くの応用分野が存在する。その手法の一つとして行列の分解を行う交互最小二乗法がある。この手法は心理学データの分析から画像処理に及ぶ広い分野で用いられている。しかし、この手法の理論的背景は十分に明らかにされているようではない。交互最小二乗法の理論的背景を明らかにする研究を中心に多様な興味の下研究を行っている。
- 希望する
連携内容 -
- 数理モデルの立てられていない問題全般。 など
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情報理工学部 情報理工学科
- 教授
下 田 紀 之
- 研究分野
デジタルゲーム
- キーワード
ゲーム開発、ゲーム制作、ゲームメカニクス、プロジェクト管理
- 研 究
テーマ -
- デジタルゲーム制作
- ゲームメカニクス
- デジタルゲームの開発プロジェクト管理など
研究活動の概要デジタルゲームは工業製品でありながらも一種の総合芸術作品でもあり、その企画開発には工学的な手法をそのまま適用できません。デジタルゲームの企画開発には創作的な魅力と工業的な品質を両立できるようなアプローチが求められます。そのためにはどのような制作を行わねばならないのか、どのようにプロジェクトを管理すべきかというテーマを研究しています。またゲームは一種のシステムであり、多数のシステムが複合することで一つのゲームシステムを成立させています。私はこのゲームメカニクスと呼ばれるシステムも研究しています。
- 希望する
連携内容 -
- eスポーツ研究
- バーチャルリアリティ研究
- ゲーミフィケーション研究など
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情報理工学部 情報理工学科
- 教授
三 宅 新 二
- 研究分野
学習支援システム、ソフトウェア工学
- キーワード
学習支援システム、理解、気づき
- 研 究
テーマ -
- アルゴリズム、プログラミングの学習支援システムに関する研究
研究活動の概要分かったつもりでも、異なる視点から見ると、不明点を確認できることがあります。
理解しづらい教材を少しでも取り組みやすくし、異なる視点での確認を促し、理解しやすい学習システムの構築を研究しています。
従来のCAI、eラーニングの手法をベースとして、アルゴリズム、プログラミング等における学習支援システムを構築し、公開することを目指しています。
また、簡単なパズル等の解法を提示するシステムにより、論理的に考える訓練ができることについても研究しています。- 希望する
連携内容 -
- アルゴリズム、プログラミングに関する教育サポート
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生命科学部 生物科学科
- 教授
池 田 正 五
- 研究分野
分子遺伝学
- キーワード
DNA修復、分裂酵母、細胞寿命、機能性食品
- 研 究
テーマ -
- 遺伝情報の維持・修復機構の分子遺伝学
- 細胞寿命におけるDNA修復機構の役割
- 食品成分の機能性分析 など
研究活動の概要活性酸素や発がん物質、紫外線、放射線などで傷つけられたDNAの修復機構(特に塩基除去修復やヌクレオチド除去修復)を、分裂酵母の遺伝子破壊株(突然変異体)を使って、主に分子遺伝学的・分子生物学的手法で解析する。また、非分裂状態の細胞の寿命におけるDNA修復機構の役割も解析する。さらにこれらの基礎研究で得られた突然変異体の形質を利用して、食品成分の機能性分析(特に抗酸化能やDNAの突然変異抑制効果、細胞寿命伸長効果)へ応用する。下図はアス コルビン酸(ビタミンC)による自然突然変異の抑制効果を示す。
- 希望する
連携内容 -
- 食品成分の機能性(特に抗酸化能やDNAの突然変異抑制効果、細胞寿命伸長効果)の新規生物学的分析法の開発 など
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生物地球学部 生物地球学科
- 教授
池 谷 祐 幸
- 研究分野
園芸学、栽培植物分類学
- キーワード
樹木、集団遺伝学、栽培品種
- 研 究
テーマ -
- 栽培植物と野生植物の交雑
- 野生化栽培植物の集団遺伝学
- 植物の栽培品種の遺伝子型解析
- 栽培培物の命名、名称に関する問題
研究活動の概要分子マーカーを用いた栽培植物と野生植物の交雑、特に、近代以前に渡来して野生化したため自生植物との区別が付きにくくなった植物の研究を行っています。また、分子マーカーを用いて植物の栽培品種の遺伝子型を解析し、品種の異同、識別、由来の推定などの研究を行っています。この他に、栽培植物の命名法を制定する国際委員会のメンバーとして、栽培培物の命名、名称に関する問題を研究しています。
東京大学小石川植物園に植栽されている‛ソメイヨシノ’のうちの1個体の花。‛ソメイヨシノ’の遺伝子型は単一であることを分子マーカーで実証したが、この個体だけは‛ソメイヨシノ’とは遺伝子型が異なり、親子関係にあることが判明した。- 希望する
連携内容 -
- 農作物、栽培植物の在来品種の収集と解析
- 野生の有用植物の保全と管理
- 在来ないし新規農作物、栽培植物の利用、開発
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生物地球学部 生物地球学科
- 教授
中 村 圭 司
- 研究分野
生物学
- キーワード
昆虫、生活史、季節適応
- 研 究
テーマ -
- 昆虫の生活史適応の実験的解析
- 環境変化が生物に及ぼす影響の解析
- 両生類の成長におよぼす環境要因の解析
研究活動の概要地球上で最も種数の多い生物である昆虫は、多様な環境に適応して生活しています。しかし地球上の環境は季節によって大きく異なります。特に冬の寒さを耐えるということは、ほとんどの昆虫にとってとても重要なことになります。温帯地域の昆虫は生きていくことが困難な時期が来ることをあらかじめ予測し、季節によって大きく生活パターンを変化させて生きています。これらの昆虫が厳しい季節の訪れをいかにして予測し、そして乗りきっているのかについて、フィールドワークと室内での飼育実験の両方から調べています。また、水生生物と河川の環境の関係や、都市の温暖化が昆虫の活動時期、分布域に与える影響についても研究を進めています。
- 希望する
連携内容 -
- 生物や生態系の保全
- 害虫の生活史の解析
- 温暖化等の環境変化が生物に及ぼす影響の解析
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生物地球学部 生物地球学科
- 准教授
實 吉 玄 貴
- 研究分野
地質学、堆積学、古生物学
- キーワード
古環境解析、地質調査、化石成因論
- 研 究
テーマ -
- モンゴル中生界の地層形成過程と恐竜化石研究
- ケニア古人類化石発掘と古環境解析
- 現生河川堆積物(旭川)の時系列変化に関する研究
- 奈義町周辺に分布する中新統の古環境解析
研究活動の概要モンゴルやケニア、岡山県北部などで化石発掘に関わりながら、地質学的調査に基づいて古環境の復元を行っています。また産出化石と産出層の関係から、小動物(小型脊椎動物化石や昆虫類化石、無脊椎動物化石など)を含めた当時の生態全体の復元も行っています。化石標本を用いた、展示・ワークショップ・講演会など、生涯学習活動も積極的に行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 岡山県内の堆積層調査
- 県内の沖積平野ボーリング調査(平野の堆積作用解明)
- 地球環境変遷や化石標本を用いた生涯学習活動
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生物地球学部 生物地球学科
- 准教授
武 山 智 博
- 研究分野
動物生態学、行動生態学、景観生態学、景観遺伝学
- キーワード
生態系、生物多様性、水生動物
- 研 究
テーマ -
- 魚類の社会関係
- 水域環境における生態系の構造
- 水域生態系における生物多様性
- 水生生物を対象とした景観生態学および景観遺伝学
研究活動の概要魚類における社会の仕組みや個体間の社会的関係を進化的に捉える研究を進めています。特に、親が子育てを行う魚類における繁殖を巡る雌雄の駆け引きに興味を持っています。また、水域の生態系の食物網構造の解明や、種多様性を決める環境要因を明らかにするための、フィールドワークにも取り組んでいます。近年は、水田やその周辺に生息するトンボ類を対象として、局所および景観の環境の異質性が種ごとの遺伝的多様性にどう影響するのか解明したいと考えています。
- 希望する
連携内容 -
- 魚類の行動や生態、水域生態系における生物多様性
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生物地球学部 生物地球学科
- 准教授
林 昭 次
- 研究分野
古脊椎動物学、骨組織学、進化生物学
- キーワード
恐竜、哺乳類、ボーンヒストロジー、水棲適応、成長
- 研 究
テーマ -
- 恐竜の進化・生態の解明
- 四足動物の二次的水棲適応
- 脊椎動物の巨大化と小型化のメカニズムの解明 など
研究活動の概要「骨組織学(ボーンヒストロジー)」とは、骨を切断し、薄くスライスすることで、内部の組織を観察し、骨の機能や成長について研究する手法です。この手法を用いることで、従来は推定することが困難であるとされてきた、絶滅動物の成長速度、年齢、代謝、水棲適応の度合いなどの生理や生態が明らかにできることがわかってきています。私はボーンヒストロジーを用いて、恐竜類などの大型脊椎動物がどのように生活し、どのような過程を経て巨大化・小型化したのか?また陸上脊椎動物が生理・骨構造をどのように変化させることで海に再び適応し、繫栄することができたのか?といったテーマを研究しています。
- 希望する
連携内容 -
- 現生脊椎動物の研究(生態学・解剖学・病理学など)
- 地層の解析をもとにした古環境の研究
- 古脊椎動物に関する研究全般 など
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生物地球学部 生物地球学科
- 准教授
本 田 充 彦
- 研究分野
観測天文学、惑星形成
- キーワード
原始惑星系円盤、観測装置開発
- 研 究
テーマ -
- 惑星の形成過程の観測的解明
- 彗星などの太陽系小天体の起源
- 天体観測装置や手法の開発
研究活動の概要宇宙には太陽系以外にも惑星が普遍的に存在し、現在も惑星ができつつある現場があります。それが原始惑星系円盤と呼ばれる、若い形成中の星の周りに普遍的にみられる構造です。このような原始惑星系円盤を、すばる望遠鏡などを使って詳しく観測することで、地球を含む惑星や、太陽系の成り立ちや物質の起源について調べています。
また、新しい観測装置や手法を開発し、新しい切り口から惑星形成研究を切り開いていくことも進めています。
(左) HD142527という若い星の周りの原始惑星系円盤の想像図
(右) Hen3-600Aという若い星の周りかんらん石や輝石の塵が存在する証拠- 希望する
連携内容 -
- 惑星形成に関する研究
- 太陽系小天体に関する研究
- 観測装置や手法の開発研究