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教育推進機構 学芸員教育センター
- 講師
三 阪 一 徳
- 研究分野
考古学、博物館学
- キーワード
東北アジア、日本列島、朝鮮半島、縄文時代、弥生時代、新石器時代、青銅器時代、土器製作技術、稲作、博物館、三次元計測
- 研 究
テーマ -
- 東北アジア初期農耕文化の考古学的研究
- 文化財の三次元計測
- 日本と韓国の博物館学芸員資格制度 など
研究活動の概要[東北アジア初期農耕文化の考古学的研究]
先史時代に中国ではじまったイネや雑穀の栽培は、朝鮮半島を経由して日本列島に広がったと考えられています。水田、畑、灌漑などの農耕技術をもった人々の移住により、農耕が広がっただけではなく、各地域の従来の文化も変わっていきました。土器の微細な製作技術の違いに注目し、当時の移住・農耕拡散・文化変化の過程について研究を進めています。[文化財の三次元計測]
考古資料や博物館資料をはじめとする文化財を対象とし、フォトグラメトリやX線CTなどの三次元計測を用いた研究を進めています。[日本と韓国の博物館学芸員資格制度]
日本や韓国の博物館学芸員や資格制度の比較を通じて、それらの特徴や社会・文化的背景について考えています。- 希望する
連携内容 -
- 文化財の三次元計測
- など
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学生支援機構 グローバルセンター
- 准教授
谷 川 依 津 江
- 研究分野
日本語教育、教育工学
- キーワード
学習動機、国際バカロレア、日本語教師養成
- 研 究
テーマ -
- 学習動機につながる授業デザイン
- 振り返りを用いた授業改善
- 日本語教師に求められる資質・能力
研究活動の概要外国語の学習を含め、様々な学習の場面において学習意欲の向上が効果的な学びにつながると言われています。特に外国語学習においては、環境や学習経験が学習意欲に密接に関係していると言われています。どのような学習体験が高い学習動機につながるのかを明らかにし、効果的な授業の枠組みの構築を目指しています。
また自身の授業実践について、自分で、または他者と協働して振り返ることで、授業改善につなげられるよう、教師養成課程や外国語教員のためのFDにおいてどのように振り返りを行うかを研究しています。- 希望する
連携内容 -
- 学習動機につながる授業デザイン
- 振り返り(リフレクション)と授業改善
- 日本語教師に求められる資質・能力
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学生支援機構 グローバルセンター
- 講師
木 村 光 宏
- 研究分野
数学教育学、教育社会学、開発学
- キーワード
国際バカロレア、グローバル教育、国際協力
- 研 究
テーマ -
- 英語による数学学習
- ICT活用による学習効果
- 国際バカロレア教員の認識 など
研究活動の概要現在、日本国内で広がっている国際バカロレア(IB)教育の効果に関する研究をおこなっています。
1、IBにより英語で数学学ぶ高校が増えてきているので、その効果や課題に着いて調査研究を行っています。
2、IBで重視されるICT活用についてどのような効果や課題があるのかについて研究を行なっています。
3、IBの実施により、高校の先生がどのように変わっていくかについて調査研究を行なっています。
IBの実施で得られた示唆を、一般の学校にどのように活かすかということに関心があります。- 希望する
連携内容 -
- 教科横断的な学びの研究
- 探究的な学びの研究
- 国際ボランティア など
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研究・社会連携機構 研究・社会連携センター
- 教授
中 村 修
- 研究分野
固体電子論(強相関電子系)、薄膜トランジスタ
- キーワード
4f電子系、希土類水素化物、薄膜、半導体
- 研 究
テーマ -
- 希土類水素化物薄膜の基本物性
- 希土類水素化物半導体の薄膜トランジスタ-の開発
- 上記物質の4f電子系としての研究
- 上記物質の価電子帯(水素1Sが主)のホール伝導の研究
研究活動の概要現在、実用化されている半導体は、固体の電子論の立場で述べると、一電子近似の考え方が有効な物質です。ところが、近年、このような考え方が通用しない物質群に注目が集まっており、強相関電子系と呼ばれています。これらの物質は、通常の物質に見られない特異な特性を示します。このような物質群の中から、希土類水素化物半導体としてYbH2を選び、それを中心にして新しい機能を有する材料やデバイスの開発を目指します。
- 希望する
連携内容 -
- YbH2希土類水素化物半導体TFTの開発
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研究・社会連携機構 ワイン発酵科学センター
- 教授
金 子 明 裕
- 研究分野
醸造学、食品微生物学、機能性食品
- キーワード
ワイン、醸造、酵母、食品の機能性
- 研 究
テーマ -
- ワイン醸造
- ワイン用微生物(酵母、乳酸菌)の育種・選抜
- ワインをはじめとした食品の機能性評価
研究活動の概要ワインの醸造と酵母に関する仕事を中心に研究を行っています。
ワインの醸造に関する酵母をはじめとした微生物の育種、改良、選定、評価、さらにワイン醸造に適した条件検討を行っています。ワインの香気成分の解析を行い、特徴のあるワイン醸造の研究を行っています。
産官学連携で地域の特徴を活かしたワインの製造を行います。
また、ワインをはじめとした発酵食品成分から機能性成分を見い出し、機能性食品成分の評価を行います。- 希望する
連携内容 -
- ワイン醸造
- 発酵用微生物(酵母、乳酸菌)の育種・選定
- 食品の機能性評価
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研究・社会連携機構 古生物学・年代学研究センター
- 特担教授
石 垣 忍
- 研究分野
古生物学、地質学、博物館学
- キーワード
恐竜、足跡化石、古生態、行動、モンゴル、博物館、来館者研究、展示
- 研 究
テーマ -
- 化石や現生の足跡をもとにした四足動物の姿勢や運動の解析
- 足跡化石をも とにした恐竜の社会行動の解明
- 生痕化石の生成保存過程の解明
- 岡山産出の化石研究、博物館展示や来館者行動の調査研究
研究活動の概要地層の表面に残された膨大な量の足跡化石は、過去の地球が現在に残してくれた絶滅動物の生活記録です。これらの貴重な記録を解析することにより、姿勢や運動、社会行動など骨や歯の化石からはわかりにくいことが見えてきます。 現在は、モンゴルの白亜紀やモロッコのジュラ紀の地層に残された恐竜の足跡を使って、彼らの体と生活の復元を試みています。また、現生の動物の足跡と行動の関係や、「足跡化石」の形成過程も研究対象で、学生と一緒に、カメや鳥類が現在の水辺に残した足跡を研究しています。
岡山理科大とモンゴル科学アカデミー古生物学研究所がモンゴルのゴビ砂漠で行っている共同調査は、あらゆる科学の手法を使って恐竜の謎に挑む事業で岡山理大の特徴を生かして継続的に研究を続けます。
恐竜をはじめとする古脊椎動物の化石は博物館では展示の目玉として存在感がありますが、まだまだ展示改善の余地はあります。観客にとって博物館体験をより良いものにするための研究にも取り組んでいます。右:モンゴル国ゴビ砂漠シャルツァフで発見された中型の獣脚類(肉食恐竜)の集団走行の跡。
- 希望する
連携内容 -
- 地面の凹凸(足跡など)を3Dデジタル技術で簡便かつ正確に記録する方法
- 四足動物のロコモーションに関する研究
- 理解しやすく、改善や修復が容易な、人にやさしい展示の開発
- 博物館での来館者の体験をより良いものにするための研究
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研究・社会連携機構 建築歴史文化研究センター
- 特担教授
江 面 嗣 人
- 研究分野
日本建築史、文化財保存修復、町並み保存
- キーワード
歴史的建造物、文化財、保存、活用、修理
- 研 究
テーマ -
- 近世および近代の社寺建築、住宅建築の調査研究
- 歴史的町並み・集落の調査研究(市町村委託事業等)
- 文化財建造物修理に必要な技術者および修理用資材の確保の研究
- 海外における住宅の調査研究(フィリピン、ブータン、フィジー、韓国) など
研究活動の概要人口減少の進む多くの市町村では、地域の活性化のために、まちづくりや観光などに地域の「歴史」や「文化」を活かす努力をしていますが、まず、地域にどのような価値のある歴史や文化があるのかを学術的に明らかにし、その有効な活用方法を考えることが必要です。当センターでは、歴史的建造物や町並み等の実測調査を行って、文化財レベルの価値や活用の方法を研究し、県や市町村等に報告、提案を行っています。また、文化財に関わる活用学の研究を学術的なレベルで進め、地域貢献を目的とし、文化的思考能力をもった人材の育成や教育を行っています。海外では、当センターがもつ独自の痕跡調査による復原方法を活かして、フィリピン、ブータン、フィジーなどにおいてこの技術の移転や技術者等の育成を行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 歴史的建造物の指定および登録のための調査委託
- 文化財建造物修理工事における技術指導および総合監修
- 町並み保存調査および住民説明の業務委託
- 文化財保護にかかる研修事業 など