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経営学部 経営学科
- 講師
藤 原 美 佳
- 研究分野
データサイエンス
- キーワード
データの視覚化、多変量グラフ、データ分析
- 研 究
テーマ -
- 多変量グラフの開発とその評価
- 多変量グラフを用いた購買行動の分析
研究活動の概要データの分析を行う際、グラフ表現を利用することにより、数値だけではわかりにくいデータの特徴を直観的かつ容易に把握することができます。
これまで数多くのグラフが開発されていますが、新たに、多変量データの特徴やクラスターの特徴を可視化するための手法の考案・開発を行っています。例えば、変量を半円内にベクトルで表して描く星座グラフの考え方を応用した拡張型星座グラフなどを提案・開発し、その有用性の検討を行っています。
下図は、拡張型星座グラフをスコッチウイスキーのフレーバーデータに適用し,フレーバーの特徴評価を行ったものです。グラフを見ると各クラスタが明確に分類されていることがわかります。また、描かれた線(パス)を見ることでデータの性質を読み取ることもできます。br/>- 希望する
連携内容 -
- 多変量グラフを用いたデータの可視化に関する研究
- データ解析
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経営学部 経営学科
- 助手
安 井 正 也
- 研究分野
コーチング、組織戦略、心理学
- キーワード
コーチング、組織戦略、マネジメント、心理学
- 研 究
テーマ -
- 勝利(成功)するための組織構築
- 学生野球チームリーダーに関する研究 など
研究活動の概要コーチング論や戦略論、また心理学などの理論からアプローチし、組織・チームが発展・向上するプロセスを研究しています。特に「勝つ(成功)するための組織構築」をテーマに、研究を進めています。勝つ(成功)ことにより、個々のモチベーション・チーム力の向上がどのように醸成され、組織力の向上に繋がるのかを明らかにし、社会に貢献できる人材の育成に注力したいと考えています。
近年では、組織に関わるマネジメントやコーチングを学ぶ機会として、スポーツを企業研修に活用する動きが広まっています。スポーツチームも企業も組織として育成していくプロセスは相似しているという考えが基盤にあり、「組織運営」を学ぶ手法として注目されています。また、働き方の多様化、SNSなどの普及でマネジメントやコーチング手法の領域も変化しつつあります。効果的な人材育成ができる組織づくりに関する研究も視野に入れ、研究しています。- 希望する
連携内容 -
- 学生野球運営のためのマーケティング
- 人材育成やリーダシップの研究 など
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獣医学部 獣医学科
- 教授
江 藤 真 澄
- 研究分野
生理学、生化学、分子生理学
- キーワード
平滑筋、血管、消化管、細胞シグナリング、CPI-17
- 研 究
テーマ -
- 平滑筋病の原因を遺伝子・タンパク質・細胞・組織レベルで解明する。
- 獣医学と工学の連携の中から動物と人のQOL向上を目指す。
- 愛媛県にペット産業クラスターを構築する。 など
研究活動の概要平滑筋細胞は結果、消化管、膀胱、気管など動物に共通する多くの臓器の臓器壁の主要構成細胞です。平滑筋細胞の運動性は神経やホルモン刺激などによって非常に高度に調節されていて、この精細な運動調節機構がそれぞれの臓器の正常な機能に必要です。平滑筋の運動機能の低下が高血圧症、消化機能不全、ぜんそく、排尿不全など様々な病気に関与することが明らかになりつつあります。本研究室では平滑筋の運動機能に関連する疾患である平滑筋病の原因を理解し、その有効な診断・治療方法を見いだすために、平滑筋の運動機能を調節する仕組みを研究してきました。現在までに平滑筋の収縮機能を調節するタンパク質を発見し、このタンパク質を介した平滑筋運動調節の分子機構を明らかにしました。現在は平滑筋病においていかに我々が発見したシグナルが変調するか解明しています。
平滑筋病研究に平行して、共同研究を介してペットを含む動物とその飼い主のQOLを向上させるためのデバイスや、商品開発の手伝いを行っています。- 希望する
連携内容 -
- 臓器運動不全に関する研究
- ペット用商品開発
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獣医学部 獣医学科
- 講師
千 葉 秀 一
- 研究分野
神経内分泌学、行動薬理学
- キーワード
ストレス、神経保護、疾患モデル動物
- 研 究
テーマ -
- 慢性ストレスへの曝露による疾患の病態形成機序の解明
- ステロイドホルモンの神経保護作用 など
研究活動の概要慢性的なストレスへの曝露はグルココルチコイド等のホルモンやサイトカインの血中あるいは脳組織での濃度の上昇を引き起こし、うつ病などの病態形成に関与している可能性があります。グルココルチコイドの神経への慢性的な作用を調べるために、病態モデル動物を作成して、うつ病の治療に有用なターゲットの発見を目指しています。また、ステロイドホルモンには神経を守る作用(保護作用)があることが知られていますが、うつ病の病態ではこの作用がどのように変化するのか、また治療法の開発に使えるかどうかを調べています。
- 希望する
連携内容 -
- 神経内分泌が関与する疾患・病態に関する研究
- 病態モデル動物の開発や同モデルを利用した探索的研究
- ステロイドホルモンの作用機序に関する研究 など
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獣医学部 獣医学科
- 助教
児 島 一 州
- 研究分野
ウイルス学、分子生物学、感染制御学
- キーワード
ラブドウイルス、ブニヤウイルス、プログラム細胞死、ストレス顆粒
- 研 究
テーマ -
- ウイルスの病原性発現メカニズムの解明
- 宿主のウイルス感染制御メカニズムの解明
- 新興感染症ウイルスの病原性解析 など
研究活動の概要我々ヒトや動物はウイルスから自らを守るために様々な自然免疫応答を獲得していきました。しかし、ウイルスも宿主に効率的に感染・増殖するために宿主の免疫応答を回避する能力を得てきました。
私はウイルスと宿主の免疫応答との関連の中でも、他の細胞へウイルスの感染拡大を抑制するために自ら死を選ぶ「プログラム細胞死」と、ウイルス感染時に起こる宿主の免疫応答として近年明らかになってきた「ストレス顆粒」について研究を行っています。今後は、現在問題となっている新興感染症ウイルスにも取り組み、「ウイルスが宿主に対して、どのような生存戦略をとっているか」を解明していきたいと考えています。- 希望する
連携内容 -
- ウイルスの新規病原性発現メカニズムの解析
- ウイルス感染時の宿主応答を利用した新規検査ツールの開発
- 新興感染症ウイルスの疫学調査 など
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獣医学部 獣医学科
- 助教
水 谷 真 也
- 研究分野
小動物臨床獣医学、獣医外科学、獣医画像診断学、獣医麻酔学
- キーワード
軟部外科、画像診断、麻酔
- 研 究
テーマ -
- 犬の胆嚢疾患の病態解明
- 犬猫の肝疾患の研究
- 画像診断装置を用いた犬猫の外科的解剖学 など
研究活動の概要犬の代表的な胆嚢疾患に胆泥症、胆嚢粘液嚢腫、胆石症などがあるが、病態は不明な点が多い。これらの疾患はしばしば、肝外胆管閉塞(EHBO)を引き起こし、その治療には外科的胆嚢摘出が行われています。しかし、EHBO発生時の周術期死亡率は一般的に高いため、犬の胆嚢疾患の詳細な病態解明を行うことで、より安全な治療法の検討を行っています。
また、臨床獣医学における画像診断技術の進歩は目覚ましく、これらの検査データを用いた外科的解剖学(血管解剖など)への応用に関しても取り組んでおり、これらを用いて、より安全な手術法の検討を行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 小動物における臨床獣医学的研究
- 小動物における肝胆道系疾患に関する研究
- 小動物における外科的解剖学の研究 など
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獣医学部 獣医学科
- 助教
三 井 一 鬼
- 研究分野
獣医診断病理学、獣医法医科学
- キーワード
診断病理学、死後検査、獣医法医科学、国際協力
- 研 究
テーマ -
- 多種多様な動物の病理診断、死因究明
- 犬の肝臓・胆嚢疾患
- 猫の肺疾患
- 獣医法医科学
研究活動の概要「病理学」は病気の原因やメカニズムを明らかにしようとする学問です。①細胞→臓器→個体→群→生態系という生物の階層性。②遺伝子や細胞小器官の働きと相互作用。③無脊椎動物から魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類に至る幅広い対象生物。④臨床各科、解剖学、微生物学、毒性学、法医学等、他分野の専門家との密接な連携と情報交換。獣医病理学者として①~➃全てを常に意識して診断・研究・教育を行っております。
私の具体的な活動内容は以下のとおりです。
■病理診断:様々な動物種(主に愛玩動物)の様々な病気をプレパラートの鏡検によって診断し、臨床獣医師の診療をサポートしています。得意分野は腫瘍、感染症、皮膚、肝胆道系、呼吸器系の各疾患です。
■動物の死後検査の推進:動物の死因を知り、後世に役立てたい願う獣医師や飼主様が日本に数多くいらっしゃいますが、社会的なハードルは依然として高いままです。科学的な精査と、ご遺体に「さようなら」を言っていただくための美観の保全を両立した「コスメティック剖検」の技術を用いて、動物の声なき声を学術発表を通じて届けています。
■獣医法医科学:日本における獣医法医科学(動物の傷害・死の法的判断の根拠となる検査・研究)の最適なあり方を模索しています。日本法医学会員として、医学分野との接点も保っています。
■国際協力:JICA青年海外協力隊(東南アジアのラオスに3年間)や米国獣医病理学専門医資格取得(米国に3年間)で得た経験、語学力、人脈を生かしています。
■学生、獣医師の新しい職域の開拓:伝統的なキャリアパスが変容しつつある中で、我々はどのような分野でどのようなことができるかを模索しています。- 希望する
連携内容 -
- 病態解明の進んでいない動物疾患の研究
- 本邦における獣医法医科学の確立に向けた横断的研究
- 本邦における動物の剖検率向上に関する活動
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獣医学部 獣医学科
- 助手
吉 竹 涼 平
- 研究分野
獣医腫瘍学、バイオインフォマティクス、獣医画像診断学
- キーワード
固形腫瘍、シングルセル解析、エクソーム解析
- 研 究
テーマ -
- イヌ乳腺腫瘍の悪性化メカニズムの解明
- 伴侶動物腫瘍の網羅的遺伝子解析
- 深層学習を利用した画像診断支援モデルの開発 など
研究活動の概要伴侶動物(犬・猫など)の腫瘍は、獣医療の発展に伴い数を増し、現在では死因の第一位を占めるとされています。これを克服するためには、伴侶動物腫瘍がいかに発生し、どういった経過をたどって悪性化するかといった病態メカニズムを明らかにすることが不可欠です。私は、従来的な分子生物学的手法に加えて、網羅的な遺伝子解析手法(マイクロアレイ、RNA-seq、エクソーム解析、全ゲノム解析など)やシングルセル解析・空間トランスクリプトーム解析といった最新の解析アプローチを用いて、イヌの尿路上皮がんや乳腺がんを中心とした様々な伴侶動物の腫瘍の病態解明に向けた研究を行っています。また、これらの研究を通じて培ったバイオインフォマティクスの経験を生かして、近年注目を集めている深層学習をベースとした画像診断支援モデルの開発にも挑戦しています。
- 希望する
連携内容 -
- 伴侶動物の腫瘍についての研究
- LinuxやR/Python言語を用いたバイオインフォマティクス解析 など
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獣医学部 獣医保健看護学科
- 講師
小 林 忠 資
- 研究分野
高等教育、比較教育
- キーワード
能力開発、FD、東南アジア
- 研 究
テーマ -
- 教職員の能力開発
- アカデミック・アドバイジングの実践的研究
- 東南アジアの教育 など
研究活動の概要大学教職員の能力開発に関する実践的研究に取り組んでいる。アクティブ・ラーニングや授業設計などFDのための教材開発、FD・SDの研修教材の作成に関わってきた。これらの活動は、新たな発見を通して知を生成するというよりも、既存の知を整理・統合するというものである。現在の関心は、アカデミック・アドバイジングの実践的研究、特に動機づけ面接やStrenth Based Approachなどの手法の開発である。
- 希望する
連携内容 -
- 教職員の能力開発
- 専門職人材の育成 など
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獣医学部 獣医保健看護学科
- 講師
野 原 正 勝
- 研究分野
実験動物学、細菌学、食品科学
- キーワード
実験動物技術、食品機能性、ステロイドホルモン
- 研 究
テーマ -
- Turicibacter sp.の分類学的研究
- 動物福祉と適正な動物実験に関する研究(適切な麻酔法の選択)
- 地域産業製品の機能性の評価に関する研究(消臭紙とその関連製品の開発) など
研究活動の概要研究で用いる動物に麻酔薬などの物質を投与する場合は、医薬品もしくは動物用医薬品グレードまたは日本薬局方の製品であることが望ましく、非医薬品グレードの化合物類を使用する場合には科学的な正当性が必要です。実験用小型げっ歯類に麻酔を施す場合は、効果の発現が早いため意識消失が速やかで、他の麻酔薬と比較して安価であるという理由からペントバルビタールナトリウムが麻酔薬として用いられてきました。しかしながら、この麻酔薬の販売は現在終了しており、ペントバルビタールナトリウムに代わる麻酔薬を探す必要が出てきました。本研究では、現在医薬品として製造販売されている麻酔薬や鎮静薬、鎮痛薬を組み合わせ、新たな麻酔法を考案します。
- 希望する
連携内容 -
- 実験動物技術者の養成
- マウスを用いた食品成分の機能性の評価研究
- ステロイドホルモンなどの生理活性物質のELISA測定 など
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獣医学部 獣医保健看護学科
- 助教
清 水 夕 貴
- 研究分野
動物看護学
- キーワード
周麻酔期、体温管理、麻酔前不安
- 研 究
テーマ -
- 周麻酔期におけるネコの不安が麻酔導入におよぼす影響
- 周麻酔期における体温管理
- 周麻酔期における愛玩動物看護師の役割 など
研究活動の概要動物たちにとってより安全な麻酔が施されるために、愛玩動物看護師が周麻酔期(麻酔中とその前後の期間)において実施すべき麻酔関連業務の技術や看護介入に関する研究に取り組んでいます。その中でも、体温管理に焦点を当て、特にヒト医療においても課題が多いとされる磁気共鳴画像検査(MRI検査)中の体温管理方法について検討してきました。また、動物病院内で動物たちが可能な限り安寧かつ安楽な状態で過ごすための看護介入についても積極的に研究しています。
- 希望する
連携内容 -
- 動物看護研究全般(特に周麻酔期動物看護) など
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教育推進機構 教育推進機構
- 教授
秦 敬 治
- 研究分野
教育経営学,高等教育経営
- キーワード
リーダーシップ、能力開発、教学マネジメント、組織マネジメント
- 研 究
テーマ -
- 人的ネットワークが大学生のリーダーシップ開発に及ぼす影響に関する研究
- 自律的な経営行動に貢献する事務組織の特性に関するインタビュー調査研究
- 学生の汎用的能力を養成する研修プログラムの構成要素に関する研究 など
研究活動の概要学生のリーダーシップ開発や大学をはじめとする教職員の能力開発など、教育経営学の視点から人材育成の実証的研究を行なっています。これまでの研究成果の1つとして、西日本学生リーダーズ・スクール(平成24年度 文部科学省大学間連携共同教育推進事業)の立ち上げや運営などがあります。
また、大学での教育の質を保証するための仕組みづくりなど、制度面での研究・実践も多く行なっており、これらの成果をもとに全国の大学に赴き研修講師や研修監修を行なっています。
さらに、企業や行政のマネジメントについての実践と研究を行なっており、大学の資源を活用したあらゆる組織へのアプローチや構成員(学生・教職員・経営者・社会人等)の人材開発についても実証的な研究を行なっています。- 希望する
連携内容 -
- 学生や社会人のリーダーシップ養成プログラムの共同開発
- 大学人・企業等を対象とした能力養成プログラムの共同開発
- 組織改善のコンサルティング手法の共同開発 など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
青 木 一 勝
- 研究分野
地質学 岩石学 年代学
- キーワード
造山運動 プレートテクトニクス 地質年代
- 研 究
テーマ -
- 地質・岩石の構造発達史
- 地層・岩石の形成年代
- 地層・岩石の生成条件 など
研究活動の概要野外調査をベースとして、岩石・鉱物試料の顕微鏡観察や化学分析(EPMAやLA-ICPMSなど)、包有鉱物の分析(ラマン分光器)などを駆使し、得られた結果を基に、過去の海洋プレート収束域における造構運動(変成温度圧力、削剥物質供給、構造浸食など)を明らかにすることを目的としています。他大学の研究者とも連携して研究を行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 地質関係(野外調査や鉱物化学分析など)
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
石 田 美 佐 江
- 研究分野
20世紀前半の英国文学、英国文化
- キーワード
英国文学、英国文化、ヴァージニア・ウルフ
- 研 究
テーマ -
- ヴァージニア・ウルフの著作の心理学的分析
- ウルフの著作と同時代の英国社会・文化との関連性
研究活動の概要20世紀モダニズム文学の主要な作家の1人であるヴァージニア・ウルフの著作を心理学的・歴史的・文化的視座などから分析している。登場人物についての心理学的視座からの分析や、小説世界と英国社会や世界情勢との関連性の分析や、ウルフの著作とジャポニズムの関連性の分析などを行っている。ウルフの小説舞台である20世紀前半のロンドンについても研究している。ウルフが属したブルームズベリーグループについても今後研究をひろげていく予定である。
英語教育については、英語多読本・アニメ・映画などを活用した学習方法に関心がある。- 希望する
連携内容 -
- ヴァージニア・ウルフ著作における共同研究
- 文学作品を利用した英語教育
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
坂 根 弦 太
- 研究分野
無機化学、錯体化学、量子化学、結晶学
- キーワード
錯体、配位化合物、DV-Xα法、配位高分子
- 研 究
テーマ -
- 汎用有機分子を配位子とする機能性錯体の創出
- 無機化合物・有機化合物の粉末・単結晶X線構造解析
- 周期表の全元素を対象とした無機化合物の電子状態計算
- 染色化学における媒染剤の基礎研究~繊維を染める錯体の構造と電子状態~ など
研究活動の概要周期表の個性豊かな金属イオンに汎用性のある有機分子を配位させ、これまでにない新規錯体を合成・単離して、粉末・単結晶X線構造解析により三次元構造を決定している。構造を決定した錯体は第一原理計算であるDV-Xα法によりその電子状態を計算し、分子軌道のエネルギー準位、波動関数の形状、スレーターの遷移状態による遷移エネルギー、状態密度曲線、X線光電子スペクトル、静電ポテンシャルなどを計算し、錯体の色や磁性など様々な物性と比較検討している。特に、DV-Xα法による無機化合物(分子量5000ぐらいまでの有機分子でも可)の電子状態計算に習熟しており、ホームページで有用な情報を発信するとともに、全国の大学・研究所・企業の学生・研究者にDV-Xα法についてのサポートを行っている。
- 希望する
連携内容 -
- DV-Xα法による無機化合物の電子状態計算
- 粉末X線構造解析による無機化合物の構造決定
- 単結晶X線構造解析による無機化合物の構造決定
- 光学顕微鏡による材料の観察
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
中 川 重 和
- 研究分野
統計科学
- キーワード
統計量分布論、正規性の検定、カーネル法
- 研 究
テーマ -
- 統計量分布の高次漸近展開による近似分布導出
- 正規性の検定理論の構築
- カーネル法を用いた統計的推測の開発 など
研究活動の概要統計科学における統計的推測の基本的な枠組みにおいて、母集団分布に正規分布が仮定されることが通常です。正規分布の密度関数は左下図にあるような対称な釣り鐘型をしています。この図は、ユーロ統合前のドイツで用いられていた10マルク紙幣からの抜粋です。
正規性の検定とは、与えられた標本が正規標本かどうかを客観的に判断する方法です。非常に多くの定量的な手法が開発されていますが、本研究ではグラフィカルな手法の開発を目指しています。右下図はフィッシャーのアヤメデータに開発手法を適用した場合です。キーアイデアは、 (グラフ表現法) = (共分散行列の主成分の歪度・尖度) + (歪度・尖度の同時密度関数近似) となります。- 希望する
連携内容 -
- データ解析 など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
-
堀 越 亮
- 研究分野
化学教育
- キーワード
ペーパークラフト ・電子部品 ・ レゴブロック ・ ピタゴラ装置
- 研 究
テーマ -
- 教材開発(分子模型 ・ 構造模型)
研究活動の概要安価または入手しやすい材料で作る分子模型と構造模型を開発しています。材料として、厚紙 ・ 電子部品 ・ 日用品 ・ 玩具などを使っています。模型にしてきた分子と構造はさまざまです。開発した模型を使って最先端の化学(科
学)を主に高校生と大学生に紹介 ・ 解説しています。
★厚紙とペーパークリップで作る金属-有機構造体(MOF)模型
多孔性材料 ・ 構造-物性相関 ・ 化学結合
★トランジスタで作るバックミンスターフラーレンの分子模型
ナノ炭素材料 ・ 同素体
★電子部品で作るナノキッド模型
化学結合 ・ 構造式 ・ 結合次数
★レゴブロックで作るカミンスキー触媒の模型
高分子の立体規則性 ・ 立体反発 ・ 重合
★ピンポン玉とスナップボタンで作るペロブスカイト模型
複合アニオン ・ 金属イオンの配位環境 ・ 金属酸化物の性質
★ピタゴラ装置で作る質量分析計(MS)の模型
質量分析 ・ イオン ・ 同位体
- 希望する
連携内容 -
- 科学コミュニケーション活動の推進
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
前 川 洋 子
- 研究分野
外国語教育学、教育心理学
- キーワード
英語学習動機づけ、Idea-self,、SDT、WTC、CLIL、ESP
- 研 究
テーマ -
- CLIL実践による外国語学習動機づけの変化
- アクティブラーニング授業内におけるコミュニケーション
- 理系学生のための効果的な英語授業
研究活動の概要グローバル化が益々進む現代社会で、英語は国際言語として重要な役割を果たしています。特に理系学生は専門や将来の職業上で必要な英語力を主体的に学ぶ姿勢が必要になります。
そこで、学生が自己の専門や将来のキャリアで英語を使用する姿を想像し、探求力や思考力を育てることを目的として、内容言語統合型授業(CLIL)を実践し、学生が英語を学ぶ姿勢にどのような変化があるのかを研究しています。また、理系学生が英語学習を論理的に学べるような授業の進め方についても研究しています。- 希望する
連携内容 -
- 主体的な学びを促す英語授業
- 企業や社会が求める英語教育実践 など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
青 木 宏 之
- 研究分野
生体膜物性、自己組織化形態
- キーワード
リン脂質、相転移、相分離、バイオミメティクス
- 研 究
テーマ -
- 自発形成された脂質2分子膜構造体の特性
- 植物花粉表面形状に及ぼす成分組成の役割
- 脂質膜を基盤とした炭酸カルシウム多結晶形成 など
研究活動の概要生物固有の微小構造の形成を支える自己組織化特性に注目し、生体膜構成分子の幾何学形状や物性と環境因子(温度、イオン環境など)との組み合わせから、生物微小形態形成を支えるナノ周期構造の形成メカニズムを検討しています。
- 希望する
連携内容 -
- 薬剤運搬カプセルの生体親和性表面加工の基礎研究
- プレス成形出来ない微細表面形状加工法の開発 など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
奥 村 英 則
- 研究分野
統計科学、計算機統計学
- キーワード
モデル選択、ノンパラメトリック推論、因果推論
- 研 究
テーマ -
- 誤特定モデルにおけるモデル選択
- ノンパラメトリック回帰における変数選択
- 観察データによる因果推論 など
研究活動の概要統計的手法、特に回帰問題に対する手法の開発に取り組んでいます。またそのプログラム(パッケージ)の作成を行っています。回帰問題は説明変数と応答変数の期待値との関係(回帰関数)を推定する問題です。応答変数に影響を与えている説明変数を選択する手法に興味があります。回帰関数にパラメトリックモデルを仮定する場合とノンパラメトリックモデルを仮定する場合のそれぞれにおいて、変数を選択する方法を研究しています。回帰分析は、例えば共分散分析において、因果効果の推定に使われています。開発した手法を因果推論に応用する研究も行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 様々な分野におけるデータに基づく意思決定のため分析など