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教育学部 初等教育学科
- 教授
松 岡 律
- 研究分野
教育社会学、社会学、教育学
- キーワード
社会化、非行、生徒指導・進路指導、教育問題
- 研 究
テーマ -
- 規範意識獲得過程における親の影響
- 社会化機関としての学校のあり方
- 行為と意識の不連続性
研究活動の概要人間の社会化プロセスにおける逸脱・同調について非行と家族関係を手がかりに大規模調査やインタビューなどを組み合わせて研究。
現在は“出来心”で突発的に行ってしまう逸脱(万引き)の発生メカニズムと日常生活におけるアンコントローラブルな情動・行動との関連に関心を向けている。
また、現実的な課題として、生徒指導や進路指導(学級指導、個別指導、就職指導)のあり方や、社会的階層と学習機会の不平等など、“社会化”という大きな枠組みの中で顕在化する諸問題を、心理的問題とも関連づけて研究している。- 希望する
連携内容 -
- 質問紙法によるデータ収集・分析
- 学校改善、教育に係るアクションリサーチ など
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教育学部 初等教育学科
- 准教授
井 本 美 穂
- 研究分野
音楽教育
- キーワード
音楽教育、身体表現、創造性
- 研 究
テーマ -
- マルチモーダル分析手法による音楽教師の技の解明
- 保幼小接続における音楽教育
- 音楽と身体表現 など
研究活動の概要音楽の指導は、言葉だけでなく、視線・ジェスチャ・表情など、非言語による様々な表現手段によって行われています。音楽教師はどのような場面で、何を見ているのか、何に対して、どのように身体を用いているのかについて、視線計測装置やモーションキャプチャなどを用いて客観的データを収集し研究しています。こうしたデータを、教師へのインタビュー結果などと照らし合わせることにより、音楽教師の非言語コミュニケーションの実態の解明をめざしています。
また、音楽教育と身体表現との関わりについても研究を進めています。- 希望する
連携内容 -
- 音楽科教員の熟達化に関する研究
- 音楽指導における非言語コミュニケーションに関する研究 など
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教育学部 初等教育学科
- 准教授
奥 村 弥 生
- 研究分野
教育心理学、臨床心理学
- キーワード
子どもの社会情動的発達、SEL(社会情動学習)
- 研 究
テーマ -
- 子供の社会情動的発達を支える教師の働きかけ
- SEL(社会情動学習)プログラムの開発と実践
- 情動への評価と適応との関連 など
研究活動の概要子どもの社会情動的発達を支える教師の関わり方に関心を持っています。学校は、学力を伸ばすだけではなく、子どもの社会性や情動発達を促すところです。では、どのような教師の関わり方が、子どもたちの社会情動的能力の育成に寄与するのでしょうか?このような疑問について、データ収集と分析を行っています。
また、心に関する知識やスキルを育てる心理教育プログラムやSEL(社会情動学習)などを参考に、コミュニケーション能力を育てるプログラムの開発等も行っています。このようなプログラムは、問題行動や不適応行動が生じる前の「予防」の意味を持っています。こうしたプログラムを実際の教育現場でどう活用するかについても関心を持っています。- 希望する
連携内容 -
- 子どもの社会情動的能力についてのデータ収集と分析
- 子どもの情動発達を促すプログラムの開発と実践
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教育学部 初等教育学科
- 准教授
紙 田 路 子
- 研究分野
社会科学教育
- キーワード
価値調整,納得解の追究,小学校社会科授業実践
- 研 究
テーマ -
- 多様化する価値判断基準を調整・更新する価値調整能力の育成の原理
- 納得解を追究する小学校社会科授業開発研究
- 教師のゲートキーピング力の育成を目指す教師教育研究
- 民主主義社会における公民的資質構成原理 など
研究活動の概要〇多様化する価値判断基準を調整更新する価値調整能力の育成
利害関係者の見解が対立する社会問題を「判断の対象」として取り上げ、納得解(正解かどうかは分からないけれど、自分や自分を含めた皆が頷ける解)を追究することで子どもの価値調整能力を育成する社会科授業について提案し、実践分析を通してその成果を明らかにしている。
〇教師のゲートキーピング力の育成を目指す教師教育研究
特に「用意されたカリキュラムや教材を自らの授業観に基づいて組み替える授業設計力」、すなわち主体的な授業の調整力(ゲートキーピング)の育成を目指す教師教育の在り方について提案するものである。- 希望する
連携内容 -
- 歴史学,法学,教育方法学 など
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教育学部 初等教育学科
- 准教授
北 原 和 明
- 研究分野
小学校体育科教育法
- キーワード
遊び、スポーツ、健康、生涯体育、EBE
- 研 究
テーマ -
- エビデンスに基づく体育科の授業づくり
- 子どもと教師の間に生じる授業観の違い
- 小中一貫教育 など
研究活動の概要体育科の授業は児童・生徒に比較的人気があり、授業に対する主体性も高いと言われています。この事を支えてきたのは、現場教員による熱心な教材研究、指導方法開発にあることは事実です。
しかし、現場では児童・生徒と直面する故に、個や集団に応じた即時的な教師行動が求められ、教材開発や指導方法の選択は半ば暗黙知化している現状にあります。私はこれまでに培われてきた現場教員の膨大な指導方法を体系化し、暗黙知化している教師行動の明示知化をテーマに研究を進めています。- 希望する
連携内容 -
- 社会教育
- 生涯体育
- 授業研究 など
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教育学部 初等教育学科
- 准教授
土 井 貴 子
- 研究分野
教育学、教育史
- キーワード
西洋教育史、労働者成人教育、イギリス
- 研 究
テーマ -
- 20世紀前半イングランドにおける労働者教育協会の成立と展開
- イングランドにおける成人教育と学校教育―労働者教育協会と全英教師組合の連携
- 20世紀前半イギリスにおけるソーシャル・スタディのための大学間協議会 など
研究活動の概要19世紀末から第2次大戦前にかけてのイギリスの成人教育について研究をすすめています。とくに、労働者成人への高等教育の普及を目的として設立された労働者教育協会に焦点を当てています。労働者教育協会は、オックスフォード大学やケンブリッジ大学といった大学と、労働組合や生活協同組合といった労働者階級の任意団体とを架橋しました。労働者教育協会で学んだ労働者たちにとって教育を受けることはどのような意味があったのかを労働者組織との関係から考察しています。また、労働者成人教育と学校教育の関係にも関心をもっています。労働者教育協会が戦間期に教師組合と連携して展開した学校教育改革を考察しています。
- 希望する
連携内容 -
- 生涯教育、社会教育学研究
- 教育思想史
- 近代史、社会福祉史 など
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教育学部 初等教育学科
- 准教授
原 田 省 吾
- 研究分野
家庭科教育
- キーワード
家庭科の本質、授業研究、家庭生活の科学的理解
- 研 究
テーマ -
- 家庭科の本質をふまえた家庭科授業づくり
- 家事に対する意識と家庭科教育の関係
- 家庭科教育の変遷 など
研究活動の概要学校教育における教科「家庭科」は、 自分と衣生活、食生活、 住生活、 消費生活、 家族などとの関わり を学習することを通して、現在および将来、 家庭生活を営む力を育成することを目標にしています。 「家庭科」は、 私た ちの日常生活に深く関わるとともに、他の教科との関連性も高い教科です。 また、自分自身のこ れまでの成長や家庭生活を見直すきっかけにもなる重要な教科です。 「家庭科」としての学びが実現できる授業のあり方を 探求するとともに、 楽しくてわくわくする教材、 なるほどと納得できる学習の開発に取り組んでいます。
- 希望する
連携内容 -
- 家庭科における消費者教育・金融教育・租税教育等の授業開発
- ICTを活用した教材開発 など
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教育学部 初等教育学科
- 准教授
正 木 友 則
- 研究分野
教科教育学、国語教育、教育研究
- キーワード
教育のことば、ゆさぶり、授業研究、理論と実践
- 研 究
テーマ -
- 国語科授業づくりの理論と実践について
- 教師の力量形成(教員研修の組織化も含む)について
- 教師の「教える」行為の基礎論的検討(捉え直し)について など
研究活動の概要「授業研究」を中心に、教科(国語)の教師教育を中心に研究しています。
教師教育とは「教師になる」という目的と、「教師として向上する」という目的があります。
前者は、学生が教師になるうえで、「どのようなプロセスで授業づくりの方法を獲得するのか」、「そのために、どのような知識や体験、支援が必要であるのか」という問いです。この問いをもちながら、大学の教員養成課程で、日々実践しながら研究しています。
後者は、現職教員の方々が、「どのように自分たちの授業実践を向上させるか」という問いで表すことができます。この問いは、学校業務として行われる教員研修(授業研究)に関わります。「子どもたちの学びの事実から、どのように授業観や授業を磨き合うのか」を大切に、現場教員と研究者が一緒に考え、協同的に学校目標の達成に向けて歩むための研修モデルの構築をめざしています。- 希望する
連携内容 -
- 授業研究を中心にした、教員の力量形成に関する研究(国語以外も可能です)
- 対話の力を伸ばすための方法論についての研究(各分野との連携も可能です)
- 体験の言語化を通した学びの具体的な展開(スポーツや立ち直り支援なども可能です) など
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教育学部 初等教育学科
- 准教授
保 森 智 彦
- 研究分野
算数、教師教育、割合指導
- キーワード
算数,授業に関する知識,熟達化,割合の学習
- 研 究
テーマ -
- 大学生や現職教師の授業に関する知識の研究
- 教師の適応的熟達化に関する研究
- 小学校算数の割合学習に関する研究
- 自然言語処理における新しい発話分析の研究など
研究活動の概要研究活動の主な柱は2点です。
1点目は,「割合の見方・考え方を育てる系統表の開発及び指導法の研究」です。我が国の児童は割合の見方や考え方に大きな課題が見られます。各学校においては,この課題克服に向けて日々尽力されています。そこで,私はその支援をねらいとして,学校の組織全体で児童の割合の見方・考え方を育成するための研究を進めています。その一例として,各学年ごとの割合の見方・考え方を育てるためのポイントを整理し,学年間の系統性が分かる表を開発し,見える化しました。
2点目は,「学習指導における教師の人材育成」です。これからの教師は多様な学習者に臨機応変に対応しながら,適応的に指導できる人材が求められます。私は,この要請に伴い,若手の教師や中堅の教師が,熟達化したベテラン教師の学習指導のエッセンスを吸収し,適応的に熟達するための自己研鑽ツールとして省察マトリクスを開発しました。このツールを用いたマトリクス省察法によって,身近に熟達したベテラン教師がいなくても,自己診断しながら成長していけるようにしています。
以上の研究活動の柱によって,学校現場の子供達や先生方が元気で楽しく学習及び指導ができるよう支援しているところです。- 希望する
連携内容 -
- 自然言語処理における新しい発話分析の研究 など
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教育学部 初等教育学科
- 准教授
山 下 浩 之
- 研究分野
理科教育、フィールド学習、生物教育、地学教育
- キーワード
教材開発、防災、定量実験
- 研 究
テーマ -
- 骨や筋肉の形態や構造を理解するための教材開発
- 基礎的な流速の原理と自然災害を関連づけるモデル教材開発
- 光学的な手法を用いた定量可能な教材開発 など
研究活動の概要教育現場で活用できる理科の教材開発を主に研究しています.小中学校理科の中でも,特に小学校の理科の実験では,定性的な実験が多くを占めています.例えば,光や磁力など眼に「見えない」ものの性質を調べる際,体感的に感じた結果を「明るい」とか「強い」という相対的な言葉で表現します.こうした体感に依存する定性的な実験でも,ものの性質は「見える」のですが,さらにこの体感を「どのくらい明るい」とか「どのくらい強い」という数値で比較できたら,今まで見えていた「見える」ものが「もっと見える」ようになってきます.このように数値で比較する実験を定量的な実験と呼んでます.この「もっと見える」ようになるような教材でものの性質が「見える化」できたとき,観察者の眼は解像度が上がり,自然界の不思議さと魅力にきっと感動することでしょう.この「もっと見える化」できる教材開発研究を理科教育の様々な分野で行っています.
- 希望する
連携内容 -
- 防災に関連するモデル教材の開発
- 脊椎動物の骨の形態や構造を理解するための教育プログラムの開発
- 自作反射率計、自作比旋光度計、自作比濁計等を使用した教育プログラムの開発 など
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教育学部 中等教育学科
- 教授
荻 原 桂 子
- 研究分野
日本近現代文学、日本児童文学、ジェンダー
- キーワード
村上春樹、宮沢賢治、田村俊子
- 研 究
テーマ -
- 物語論・言語行為論による文学の解明
- 日本児童文学における言語表現の特徴
- 戦時上海における言語空間の総合研究 など
研究活動の概要ジェンダーという概念は、文学・文化研究の中に組み込まれ、ジェンダー以外のさまざまな差異との関係性をふまえ、複合的に機能する様態としてとらえられています。日本近代文学における女性作家の草分けといわれる田村俊子(1884~1945)は1938年に上海に渡り、1942年5月15日、中国人女性のために中国語雑誌『女声』を主宰創刊しました。俊子客死後の7月15日まで発行された『女声』の言語空間には、多くの日本人文学者と中国人文学者が組み込まれています。緊迫した国際情勢を背景に展開した両国の言語行為を解読することによって、戦時上海における『女声』をめぐる言語空間をジェンダー・システムの可変性から研究しています。
- 希望する
連携内容 -
- 日本近現代文学の研究(夏目漱石・村上春樹など)
- 日本児童文学の研究(宮沢賢治・新美南吉など)
- ジェンダー研究全般(田村俊子・張愛玲) など
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教育学部 中等教育学科
- 教授
奥 西 有 理
- 研究分野
異文化間教育学、異文化間心理学、英語教育学
- キーワード
異文化理解、異文化接触
- 研 究
テーマ -
- 外国人児童生徒との接触を通したホストの異文化理解
- 英語教育を通した異文化理解教育の実践
- 地域社会における多文化共生
研究活動の概要心理学と教育学、英語教育学の観点から、異文化接触・異文化受容に関する研究を行っている。日本においても、2070年には外国人の総人口に占める割合が10.8%に拡大することが予想されており(厚生労働省, 2023)、地域の外国人との共生に関する対策が今後ますます求められるようになってる。英語教育とあわせて異文化理解教育の推進に貢献できるよう、異文化間心理学・異文化間教育実践研究を推進する。
- 希望する
連携内容 -
- 地域社会における多文化理解教育の実践と効果の検証
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教育学部 中等教育学科
- 教授
竹 野 純 一 郎
- 研究分野
英語教育
- キーワード
リスニング、世界諸英語、英語(科)教育法
- 研 究
テーマ -
- 復唱速度や処理速度に着目したリスニング研究
- 世界の国や地域の英語使用の実態についての検証
- 英語の語順を意識した速読と聴解力の関係の研究 など
研究活動の概要英語教育全般に関心がありますが、主に復唱速度や処理速度に着目したリスニング研究を行ってきました。国際英語論の知見を交え、世界の国や地域の英語使用の実態についても検証しています。英語の語順を意識した速読と聴解力の関係に関する研究にも興味があります。現在は、学習指導要領の改訂にともなう小学校・中学校・高等学校での英語科教育の変化、そして大学での英語教員育成のあり方について研究を進めたいと考えています。
- 希望する
連携内容 -
- リスニング研究
- 国際英語論の知見を交えた世界の英語使用に関する研究
- 英語(科)教育研究全般 など
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教育学部 中等教育学科
- 教授
Datta Shammi
- 研究分野
教師教育、IB、Japan Studies、日本学 (日本の歴史・文化と地域創生)
- キーワード
主体的学習、探究、国際バカロレア、地域活性、アニミズム
- 研 究
テーマ -
- 探究を基盤としたグローバルスタンダードの学習・教授法
- 日本とインドにおけるIB教育
- 地域創生の事例分析
- 日本の仏教・神道とヒンズー教におけるアニミズム
研究活動の概要探究を基盤とした有意義な学びにおいて教師の役割とは何か。教師は教えるべきか?学びをファシリテートするべきか?それとも両方か? 対話的で主体的な学びにおいて学習者がどのようにして学びと評価のco-ownershipをとっていけるか。教師教育分野においてはこれらを主たる研究テーマ、「探究問い」としています。
日本学・社会科教育研究においては以下を研究活動しています。伝統文化遺産を活かした地域活性とビジネスモデルがどのようにして地域創生につながるか。日本の多くの地域にで死活問題とまで言われるこの分野の具体例をどのようにして中等教育、日本語教育や日本の現代事情教育に盛り込めるか。
神道とヒンズー教におけるアニミズムの比較研究と、日本の仏教に見え隠れするアニミズムも研究テーマにしています。- 希望する
連携内容 -
- 探究を基盤としたグローバルスタンダードの教育とそれを可能とする教授方法
- 国際バカロレアの趣旨を踏まえた教育
- 地域活性とビジネスモデル
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教育学部 中等教育学科
- 准教授
奥 野 新 太 郎
- 研究分野
中国古典文学
- キーワード
元朝文学、金朝文学、文学批評、中国文学史
- 研 究
テーマ -
- 王朝交替と文学史
- 中国古典文学の解釈法
- 日本漢学と漢文教育 など
研究活動の概要■
中国古典文学研究の中でも研究蓄積の少ない13~14世紀の詩文を中心に研究している。特に、王朝交替が当時の人々の文学活動にもたらした影響に関心がある。■
五元詩四大家の文学研究。■
『中州集』の研究。■
解釈学や言語学などの考え方を取り入れ、中国古典文学研究における作品解釈の手法やあり方について、新たな可能性を摸索している。■
日本漢文学の研究。■
漢文教育の研究。- 希望する
連携内容 -
- 郷土史研究
- 国語教育 など
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教育学部 中等教育学科
- 准教授
笹 井 香
- 研究分野
日本語学、文法、現代語の表出文
- キーワード
体言を骨子とする非述定文、表出文
- 研 究
テーマ -
- 体言を骨子とする非述定文の総体的な把握
- 文の種類としての表出文
研究活動の概要現代語の表出文をテーマに研究を行っています。現代語の研究は、モノについての情報の伝達を目的とする述定文を中心に行われてきました。そのため、文の種類としての表出文の研究はあまり多くはありません。表出文とは、モノについての情報の伝達そのものを目的とはしない文のことです。例えば、非常に美しい花を見て感動したときに思わず発せられる「きれいな花!」のような感動文があります。感動文は話し手の感動を表現することを専らとする形式をもった文で、句的体言という構造を備えています。また、罵る場面で発せられる「ばかやろう!」のような文も、レッテル貼り文という表出文の一種です。まだ表出文を体系的に捉えた研究はないため、感動文やレッテル貼り文以外に表出文にはどのような種類があるのかを把握し、表出文の構造を明らかにしたいと考えています。これにより、現代語の文の構造を述定文に偏ることなく総体的に捉えることを目指しています。
- 希望する
連携内容 -
- 古典語における情意を表出する文の研究
- 日本語以外の言語における情意を表出する文の研究
-
教育学部 中等教育学科
- 講師
井 浪 真 吾
- 研究分野
国語科教育、中世説話
- キーワード
古典(古文)教育、戦後古典(古文)教育史、古文教材、中世説話集
- 研 究
テーマ -
- 古典(古文)教育の意義に関する研究
- 古文教材開発に関する研究
- 中世言語場における『宇治拾遺物語』の表現性 など
研究活動の概要古典(古文)教育の意義や授業に関する研究を行っています。戦後まもなくの頃、優れた古典(古文)教育実践者は優れた日本古典文学研究者でもありました。しかし、各々の分野における研究の進展とともに、両者の間には懸隔が認められるようになりました。そして現在、古典の授業や古典自体の要不要が問われています。戦後から現在に至るまでの古典教育史をたどり、また、同時代的な情況も視野に入れた上で、古典(古文)教育の意義を捉え直しています。また、捉え直した古典教育の意義を踏まえ、中学校高等学校での教員経験も活かしながら、古典(古文)の授業のあり方も再考しています。加えて、『宇治拾遺物語』の表現性分析も行っています。最終的には『宇治拾遺物語』を一つの窓として、中世言語場のあり様を解明しようと考えています。
- 希望する
連携内容 -
- 中学校高等学校の出前授業
- 中学校高等学校の教員研修 など
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教育学部 中等教育学科
- 講師
西 野 友 一 朗
- 研究分野
英文学
- キーワード
フルク・グレヴィル、イギリス・ルネサンス、英詩、戯曲
- 研 究
テーマ -
- フルク・グレヴィル後期詩作品における政治批判について
研究活動の概要イギリス・ルネサンス期(16・17世紀)の文学作品を研究しています。特に、エリザベス1世とジェイムズ1世の時代に宮廷で活躍したフルク・グレヴィル(Fulke Greville, 1554-1628)の作品を実証主義的に分析し、作品に内包されたグレヴィルの政治的思想を探っています。作品を解釈する際に大英図書館に所蔵されている作品の原稿 (Warwick Manuscripts) を参照し、そこに残されたグレヴィル直筆の加筆修正箇所を分析することで、作品の創作過程も探っています。
- 希望する
連携内容 -
- 英米文学に関する研究全般
- 英米文学作品を基にした教材開発
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教育学部 中等教育学科
- 講師
藤 城 孝 輔
- 研究分野
映画学、英語学
- キーワード
東アジア映画、沖縄文化、アダプテーション、映像翻訳、演劇批評
- 研 究
テーマ -
- 日本復帰以降の沖縄映画
- アダプテーションと文化的越境
- 映画における記憶と歴史の表象 など
研究活動の概要現代の東アジア地域の映画、特に1972年の日本復帰以降の沖縄の映画作家および沖縄表象に注目し、文化的アイデンティティーや越境の問題に取り組んでいます。近年では村上春樹作品のアダプテーションに見られるトランスナショナリズムに関する研究も行っています。
画像: 映画カメラ (The Cinema Museum, London)- 希望する
連携内容 -
- 沖縄の映画文化
- リメイク、映画化、間テクスト性
- 映画と文化的越境 など
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経営学部 経営学科
- 教授
大 藪 亮
- 研究分野
マーケティング
- キーワード
顧客経験、サービス・マーケティング、価値共創
- 研 究
テーマ -
- 顧客と企業との価値共創
- 顧客経験及び従業員経験とwell-beingの関係に関する研究
- 世界遺産維持保全におけるボランティアエンゲージメント など
研究活動の概要近年のマーケティング研究では,企業や顧客といった多様なアクターが協働的に価値を作り上げるという価値共創の考え方が主流となっています。本研究室では,価値共創の視点から,顧客が知覚する経験が,顧客のwell-beingにどの様な影響を与えているのか,またサービス提供者である現場の従業員の経験が,顧客経験にどの様な影響を与えているのかについて研究をしています。
最近では,配膳ロボットの様に,サービスロボットが私たちの生活や職場に欠かせない存在となりつつあることを踏まえて,サービスロボットとの相互作用と顧客経験の研究にも取り組んでいます。- 希望する
連携内容 -
- 価値共創視点での顧客経験の分析
- 世界遺産維持保全におけるボランティアエンゲージメントモデルの開発