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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
辻 維 周
- 研究分野
道路生態学
- キーワード
ロードキル、レールキル、獣害対策
- 研 究
テーマ -
- 低周波・高周波を使って野生動物と人間との距離を保つ研究
- ロードキル対策
- バードストライク対策 など
研究活動の概要低周波・高周波を使って、獣害対策はもちろんのこと、ロードキル、レールキルを抑止することで、動物と人間双方の関係をより本来の姿に戻す研究を行っています。低周波「いのドンくまドン」はセンサーを使ってそこに引っかかったイノシシ、クマなどを追いやるために、高周波「ハイパー鹿ソニック」はタイマーを使って一定時間稼働させ、シカ、鳥などに使用しており、大きな実績を上げています。他の動物や人間などに対する影響はありません。高周波は車載型、設置型、低周波はスピーカーの口径が大きいため設置型のみです。ただしポータブルタイプのハイパー鹿ソニックを現在開発中であり、林業関係者や登山関係者から期待されています。
- 希望する
連携内容 -
- クマの冬眠による音慣れリセットの有無
- 動物生態学 など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
中 川 重 和
- 研究分野
統計科学
- キーワード
統計量分布論、正規性の検定、カーネル法
- 研 究
テーマ -
- 統計量分布の高次漸近展開による近似分布導出
- 正規性の検定理論の構築
- カーネル法を用いた統計的推測の開発 など
研究活動の概要統計科学における統計的推測の基本的な枠組みにおいて、母集団分布に正規分布が仮定されることが通常です。正規分布の密度関数は左下図にあるような対称な釣り鐘型をしています。この図は、ユーロ統合前のドイツで用いられていた10マルク紙幣からの抜粋です。
正規性の検定とは、与えられた標本が正規標本かどうかを客観的に判断する方法です。非常に多くの定量的な手法が開発されていますが、本研究ではグラフィカルな手法の開発を目指しています。右下図はフィッシャーのアヤメデータに開発手法を適用した場合です。キーアイデアは、 (グラフ表現法) = (共分散行列の主成分の歪度・尖度) + (歪度・尖度の同時密度関数近似) となります。- 希望する
連携内容 -
- データ解析 など
-
教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
-
堀 越 亮
- 研究分野
化学教育
- キーワード
ペーパークラフト ・電子部品 ・ レゴブロック ・ ピタゴラ装置
- 研 究
テーマ -
- 教材開発(分子模型 ・ 構造模型)
研究活動の概要安価または入手しやすい材料で作る分子模型と構造模型を開発しています。材料として、厚紙 ・ 電子部品 ・ 日用品 ・ 玩具などを使っています。模型にしてきた分子と構造はさまざまです。開発した模型を使って最先端の化学(科
学)を主に高校生と大学生に紹介 ・ 解説しています。
★厚紙とペーパークリップで作る金属-有機構造体(MOF)模型
多孔性材料 ・ 構造-物性相関 ・ 化学結合
★トランジスタで作るバックミンスターフラーレンの分子模型
ナノ炭素材料 ・ 同素体
★電子部品で作るナノキッド模型
化学結合 ・ 構造式 ・ 結合次数
★レゴブロックで作るカミンスキー触媒の模型
高分子の立体規則性 ・ 立体反発 ・ 重合
★ピンポン玉とスナップボタンで作るペロブスカイト模型
複合アニオン ・ 金属イオンの配位環境 ・ 金属酸化物の性質
★ピタゴラ装置で作る質量分析計(MS)の模型
質量分析 ・ イオン ・ 同位体
- 希望する
連携内容 -
- 科学コミュニケーション活動の推進
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
前 川 洋 子
- 研究分野
外国語教育学、教育心理学
- キーワード
英語学習動機づけ、Idea-self,、SDT、WTC、CLIL、ESP
- 研 究
テーマ -
- CLIL実践による外国語学習動機づけの変化
- アクティブラーニング授業内におけるコミュニケーション
- 理系学生のための効果的な英語授業
研究活動の概要グローバル化が益々進む現代社会で、英語は国際言語として重要な役割を果たしています。特に理系学生は専門や将来の職業上で必要な英語力を主体的に学ぶ姿勢が必要になります。
そこで、学生が自己の専門や将来のキャリアで英語を使用する姿を想像し、探求力や思考力を育てることを目的として、内容言語統合型授業(CLIL)を実践し、学生が英語を学ぶ姿勢にどのような変化があるのかを研究しています。また、理系学生が英語学習を論理的に学べるような授業の進め方についても研究しています。- 希望する
連携内容 -
- 主体的な学びを促す英語授業
- 企業や社会が求める英語教育実践 など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
三 木 恒 治
- 研究分野
ドイツ文学
- キーワード
ドイツ、ロマン主義、映像論
- 研 究
テーマ -
- ドイツロマン派の文学
- ドイツ・サイレント映画、フリッツ・ラング、フリードリヒ・ムルナウ、
- 現代ドイツの社会問題を扱った映画、映像論
- コトワザ全般の研究
研究活動の概要ノヴァーリス、ティーク、アイヒェンドルフら、ドイツロマン派の文学の研究に長年取り組んでいます。また近年では、F.ムルナウ、F.ラングを中心とする、ドイツのサイレント~トーキー初期にかけての映画、映像論の研究をはじめ、現代ドイツの諸問題(東西ドイツ統一の弊害や外国人労働者の問題)を題材とした映画の研究にも取り組んでいます。そうした主要分野と並行して、ことわざの研究と一般向けの啓蒙活動にも従事しております。
- 希望する
連携内容 -
- 「映画に見る現代社会の問題点」について、ドイツだけでなく他の地域において見られる映像、現象についての研究。ことわざの多角的な解釈について。
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
矢 城 陽 一 朗
- 研究分野
物性理論、計算生命科学、計算化学
- キーワード
タンパク質、創薬、デバイス、コンピュータシミュレーション
- 研 究
テーマ -
- HPCI を活用した創薬シミュレーション
- コンピュータシミュレーションによるタンパク質の機能解明と化合物の物性予測
- タンパク質の電子状態計算
- バイオデバイスに関するコンピュータシミュレーション など
研究活動の概要◆研究内容◆
近年の先端科学技術の進歩に伴い,コンピュータシミュレーションによる新しい創薬やものづくりが大きく変貌しています.当研究室では,コンピュータシミュレーションを用いて,生体分子の立体構造や,機能性の解明を目的としています.従来からあるモンテカルロ法や分子動力学計算に加えて,スーパーコンピュータ「富岳」を用いたフラグメント分子軌道計算や第一原理計算により,(1)医薬品とタンパク質の相互作用を解析し,薬剤効果や副作用との関連を探る,(2)電子状態を解析することで,タンパク質の機能特性を解明し,新規材料などの開発につなげる,(3)有機合成で多用されている酵素と有機化合物の相互作用を解析し,酵素の鏡像体選択性を予測し,また鏡像体認識機構を解明する,などを行っています.◆社会活動◆
・FMO創薬コンソーシアム酵素ワーキンググループサブリーダー
・解析シミュレーションネットOKAYAMA分子解析グループリーダー- 希望する
連携内容 -
- 新薬・新材料の開発
- コンピュータシミュレーションによる“ものづくり”
- 新物質や新しい電子素子の機能解析 など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 教授
安 田 貴 徳
- 研究分野
暗号理論、整数論
- キーワード
耐量子暗号、公開鍵暗号、保型表現
- 研 究
テーマ -
- 量子コンピュータに耐性を持つ公開鍵暗号の開発
- 高機能暗号の開発
- 斜交群の内部形式の保形表現の構成
研究活動の概要暗号理論では、今後大きな脅威となりうる量子コンピュータに耐性をもつ新しい暗号基盤の開発研究を行っています。また、それらの安全性を理論的・実験的に調査することも大切であり、特に多変数公開鍵暗号では「MQチャレンジ」という暗号解読コンテストを主催し、以下のようにウェブサイトで問題を公開しています。
また、これまでの単純な機能を持つ暗号だけではなく、様々な機能(暗号化された状態でも足し算ができるなど)を持つ暗号の研究も行っています。
整数論では、Langlands予想やArthur予想といった未解決問題と関連する保型表現の研究を行っています。- 希望する
連携内容 -
- 並列計算装置を用いた暗号実装研究
- 最適化理論の暗号応用
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
David Richard NEILL
- 研究分野
Teaching English as a Foreign Language
- キーワード
EFL、Motivation、 Communciation
- 研 究
テーマ -
- My research involves how to get the students to communicate in English. This also involves understanding how motivation plays a role in communicating in English.
研究活動の概要In my classes I use a textbook but also have the students communicate in English. Listening practice is also focused on. If a student is unable to listen he or she will not be able to communicate. The goal of the class is to get the students to be comfortable communicating in English.
There are many new different ways to have students communicate including Facebook, Line and other SNS. It is important to look at which ones help students improve their motivation. Do different class activities increase or reduce students’ motivation? These are some of the factors I want to look at.- 希望する
連携内容 -
-
教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
青 木 宏 之
- 研究分野
生体膜物性、自己組織化形態
- キーワード
リン脂質、相転移、相分離、バイオミメティクス
- 研 究
テーマ -
- 自発形成された脂質2分子膜構造体の特性
- 植物花粉表面形状に及ぼす成分組成の役割
- 脂質膜を基盤とした炭酸カルシウム多結晶形成 など
研究活動の概要生物固有の微小構造の形成を支える自己組織化特性に注目し、生体膜構成分子の幾何学形状や物性と環境因子(温度、イオン環境など)との組み合わせから、生物微小形態形成を支えるナノ周期構造の形成メカニズムを検討しています。
- 希望する
連携内容 -
- 薬剤運搬カプセルの生体親和性表面加工の基礎研究
- プレス成形出来ない微細表面形状加工法の開発 など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
稲 垣 祐 次
- 研究分野
磁性、水素誘起物性
- キーワード
量子相転移、量子スピン、水素吸蔵、超伝導
- 研 究
テーマ -
- 磁性体における新奇量子現象の解明と探索
- 微小領域磁性に関する実験的研究
- 水素が誘起する物性 ・水素吸蔵特性評価法の開発 など
研究活動の概要磁石は我々の身の回りの多くのデバイスで使用されており、現代社会の高度な文明を支えています。その起源は電子がもつスピンという量子力学的な物理量にあります。スピンが物質中で様々な環境に置かれた時、古典的状態に対応状態のない奇妙な振る舞いを見せる場合があります。そういった現象に興味を持ち、様々な実験的手法を駆使して解明を目指しています。
水素は最も軽く強い量子性が気体される元素であることから、その実験的観測を目指しています。また物質中に侵入することで、例えば超伝導発現などの物性変化がもたらされる場合があり、水素誘起物性にも興味を持っています。中には水素を大量に吸蔵するものもあり、水素社会における安全な運搬・貯槽などへの応用も期待されています。そこで上記の基礎物性に加え、水素吸蔵特性の評価法の開発を通して高性能な水素吸蔵物質の実現を目指した応用研究も実施しています。- 希望する
連携内容 -
- 極低温・強磁場に及ぶ広範な環境における物性評価
- 水素吸蔵特性の評価、手法開発 など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
奥 村 英 則
- 研究分野
統計科学、計算機統計学
- キーワード
モデル選択、ノンパラメトリック推論、因果推論
- 研 究
テーマ -
- 誤特定モデルにおけるモデル選択
- ノンパラメトリック回帰における変数選択
- 観察データによる因果推論 など
研究活動の概要統計的手法、特に回帰問題に対する手法の開発に取り組んでいます。またそのプログラム(パッケージ)の作成を行っています。回帰問題は説明変数と応答変数の期待値との関係(回帰関数)を推定する問題です。応答変数に影響を与えている説明変数を選択する手法に興味があります。回帰関数にパラメトリックモデルを仮定する場合とノンパラメトリックモデルを仮定する場合のそれぞれにおいて、変数を選択する方法を研究しています。回帰分析は、例えば共分散分析において、因果効果の推定に使われています。開発した手法を因果推論に応用する研究も行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 様々な分野におけるデータに基づく意思決定のため分析など
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
佐 藤 友 彦
- 研究分野
地質学、地球史
- キーワード
生物進化、環境変動
- 研 究
テーマ -
- 真核生物/多細胞動物の進化と環境変動
- 古生代の深海の酸化還元環境
- 地学VR教材の開発
研究活動の概要46億年の地球史の中で、生命がどのように誕生し進化してきたか、フィールドワークを中心としたアプローチにより解読を行っています。とくに真核生物や多細胞動物の進化に着目し、イギリス・中国・ガボン・モンゴルなどでの地質調査、層序の復元(岩相・化石・年代測定)および古環境の復元(化学分析)に基づき、生物進化に必要な条件の解明を目指しています。また、地学教育分野では、野外での多角的・自発的な観察を再現する「VR巡検」教材の開発に取り組んでいます。
- 希望する
連携内容 -
- 野外地質調査
- 生命誕生・生物進化の条件
- 地学教育
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
佐 藤 元 治
- 研究分野
刑事法学
- キーワード
冤罪防止、代用監獄、自白、科学捜査・鑑定、受刑者処遇
- 研 究
テーマ -
- 冤罪の防止
- 代用監獄の廃止を含めた自白偏重裁判の克服
- 刑事施設運営・受刑者処遇の諸問題
研究活動の概要無実の人を誤って処罰する冤罪は国家による最大の人権侵害だといえる。また、真犯人を逃すという意味で二重の不正義でもある。残念ながら現在の日本でも冤罪事件があとを絶たない。その大きな原因は、未だに自白に依存した捜査・裁判を行っているためである。このような状況は国際的にも批判され、「まるで中世の裁判だ」と揶揄されている。わたしたちは、文化的にも先進国としてふさわしい冤罪を生まない刑事司法制度をつくらなくてはならない。そのためにはまず、警察による長期間の拘禁と長時間の過酷な取調べにより虚偽の自白を生み出す代用監獄制度を廃止し、自白に依存しない捜査・裁判を行う必要がある。また、科学的な捜査や鑑定についても、新たな誤判・冤罪を生まないように気を配る必要があろう。
以上のような冤罪の原因究明や防止策について、国際的基準や諸外国の例なども参考にしつつ研究を行っている。また、刑事施設運営、受刑者処遇の問題等、刑罰政策のあり方についても研究を行っている。- 希望する
連携内容 -
- 冤罪・誤判の防止策の構築
- 刑事司法と科学の関係のあり方
- 刑事施設運営・受刑者処遇の問題
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
Jane O`Halloran
- 研究分野
Language and motivation
- キーワード
Language acquisition、 English and culture、 Content-based learning
- 研 究
テーマ -
- Opportunities for students living in Japan to use English
- Motivation through content
- Language and culture
研究活動の概要Japanese students spend a many years studying English but do not have many opportunities to use it in their daily lives. I am very interested in the connections between culture and language-learning and what chances can be created for students to utilise English in their university life and after. I believe that using content in the classroom is a valuable means to advance their abilities.
I do research on ESL classroom activities, the relationship between language and culture, effective and exciting language learning through watching movies.
- 希望する
連携内容 -
- Content in the classroom
- Okayama International villas and student opportunities
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
那 須 浩 郎
- 研究分野
考古植物学、環境考古学、古植物学
- キーワード
植物遺体、種子,果実、古環境、農耕,ドメスティケーション,古代文明
- 研 究
テーマ -
- 栽培植物の進化と農耕の起源
- 文明の盛衰と環境変動
- 人と植物の関係史
研究活動の概要遺跡から出土する植物の種子や果実から、人と植物の関係史を調べています。特に,農耕の始まりについて興味があります。日本列島の農耕の始まりは弥生時代ですが、縄文時代にダイズとアズキが日本列島でも独自に栽培化( ドメスティケーション) された可能性があり、研究を進めています。中米ではトウモロコシを基盤としたマヤ文明が繁栄しましたが、マヤ文明がどのように発祥し、衰退したのか、トウモロコシ農耕の発達や環境変動との関係から研究しています。
- 希望する
連携内容 -
- 遺跡出土植物種実の同定・分析
- 埋土種子を利用した生態系の復元
- 種子を利用した教育や展示、デザイン
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
林 美 帆
- 研究分野
日本近現代史、環境教育学、アーカイブズ学
- キーワード
公害資料館、協働、ESD、パブリックヒストリー、近代家族
- 研 究
テーマ -
- 困難な過去の継承
- 公害地域の再生
- 公害資料館のネットワーク など
研究活動の概要困難な過去は、『大量の死』にまで至るような破局的な事象であり、被害は死者だけでなく生存者(サバイバー)にも及びます。これは、戦争や公害の被害、ハンセン病の隔離政策や公害の被害などが当てはまります。そして、その被害は複雑な加害―被害関係をはらむため、事象の『解釈=意味づけ』が立場により分裂しやすく、経験の継承が難しいという問題を抱えています。私は、協働やESDの概念を元に、対話できる場を作り、パブリックヒストリーの実践を行い、困難な過去の経験継承の研究を深めています。
- 希望する
連携内容 -
- ESDやSDGsのパートナーシップ
- 公害経験の伝承、観光
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
平 松 直 哉
- 研究分野
可換環論
- キーワード
加群論、コーエン・マコーレー加群、退化
- 研 究
テーマ -
- 可換環上の表現論 など
研究活動の概要可換環論の対象であるコーエン・マコーレー加群は1986年にアウスランダーによって「個数の有限性とそれを定める可換環の幾何学的な性質」の関係が見出されて以来、代数幾何学と多元環の加群論を結ぶ重要な対象として研究されています。コーエン・マコーレー加群は有限次元多元環上の有限生成加群の自然な高次元化にも位置付けられ、私はコーエン・マコーレー加群の加群論(環上の線形代数)的側面に興味を持って研究を進めています。
現在、コーエン・マコーレー加群の圏に関手圏を用いて幾何学的構造を導入し、幾何学的な構造からコーエン・マコーレー加群の表現型について研究を行っています。- 希望する
連携内容 -
- 可換環上の加群論に関する研究
- 数学(高等専門学校課程程度)に関する指導に関する研究
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教育推進機構 基盤教育センター
- 准教授
松 尾 美 香
- 研究分野
教育学、キャリア教育
- キーワード
アクティブ・ラーニング、冒険教育、教育効果
- 研 究
テーマ -
- アクティブラーニングに適応出来ない学生のための授業設計とその支援に関する研究
- 体育科目とキャリア科目の連携を伴う野外教育におけるレジリエンスの育成
研究活動の概要【アクティブ・ラーニング(AL)に適応できない学生に関する研究】
AL導入科目を避けて履修しない学生、グループでの活動において発言できない学生など、ALに適応できない学生が存在する。そこで、このような学生と他の学生との間に仲間意識を醸成し、学びあい、支えあう環境の形成について着目して研究を進めている。また、このような学生に対する組織的な支援方法についても研究を進めている。
【希望に関する研究】
どんな困難な状況でも、あらたに希望を見出し、それを保持し続け、前に進むことができる人材養成の方法について、キャリア教育の視点から研究を行っている。
【レジリエンスに関する研究】
困難を乗り越えられるレジリエンスを涵養できる教育実践を試行している。本取組では、学生を揺さぶることで、「前向きな姿勢」、「他者への配慮」、「相互互恵関係(協同性)」、「社会人基礎力」を涵養できる教育プログラムを開発し、その教育効果を検証している。
【自然体験や身体的活動のパフォーマンス評価】
自然体験や身体的な活動がレジリエンスを育むことが経験的に知られているが、体系的な研究は少ない。そこで、学生の状況を知るために、パフォーマンス評価を試みている。- 希望する
連携内容 -
- 教育業界との連携、教育効果の測定、多面的な評価への対応
-
教育推進機構 基盤教育センター
- 講師
石 原 勇 次 郎
- 研究分野
発育発達学、健康科学
- キーワード
身体組成カテゴリー、体力・運動能力、思春期
- 研 究
テーマ -
- 発育発達を考慮した体力・運動能力評価の確立
- 発育期における身体組成の基準値、標準値の検討 など
研究活動の概要個々の発育発達を考慮した体格・体力評価法の確立は、学校保健上重要な課題です。特に、体格形成が終盤を迎える思春期後期(高校生)にとって、体格に見合った体力の獲得は将来の健康という観点において重要であると考えられます。しかしながら、従来の体力評価は体力を過大(もしくは過少)評価している問題があります。今後、個々の体格を考慮し、かつ教育現場で実用可能な新しい評価法の開発が求められます。これまで研究では脂肪量と除脂肪量の組み合わせから新しい体格評価(身体組成カテゴリーモデル)を提案しています。今後、このモデルの有効性や体格別の体力・運動能力評価を検討し、その評価表の妥当性を検証し、教育現場へ展開を考えております。
- 希望する
連携内容 -
- 発育期を対象とした身体組成学的な研究
- 体力・運動能力評価の開発
- カテゴリーモデルと健康との関連 など
-
教育推進機構 基盤教育センター
- 講師
入 江 祐 加
- 研究分野
19世紀ドイツ思想、解釈学、歴史主義
- キーワード
歴史主義、解釈学、精神科学、記述的心理学、反省、客観性
- 研 究
テーマ -
- 歴史主義の思想における客観性の概念の解明
- 伝記、自伝、自画像などの自己反省的な表現からもたらされる理解の解明
- 近現代のドイツにおける多様性の研究 など
研究活動の概要当初は「自分を語ること」(自伝、日記、自画像等)に伴う反省行為が人間の人格形成にいかなる影響をもたらすかに関心があり、精神分析やドイツ表現主義、現象学などの本に触れつつ、美術教育を実践してきました。思想研究と同時に自らもアーティストとして表現活動を行ってきました。
この数年間は一貫して19世紀ドイツの哲学者ヴィルヘルム・ディルタイの人文科学および社会科学の構築をめぐる問題に取り組んでました。ディルタイを通して宗教や美学などにも研究対象を広げ、まさに人文科学・社会科学を全体から見渡した視点で研究を行っております。
今後は18世紀から20世紀までの「解釈学」を統合的に捉えることを目指し、日本国内でいまだに一部分しか究明されていない解釈学という分野を解明していきたいです。解釈学という分野は、ヘルダー、ドロイゼン、ディルタイなどの伝統的解釈学から、ハイデガー、ガーダマーなどの新しい解釈学まで幅広く展開されており、いまだに何が解釈学かということが判然としていません。さらに、ドイツ観念論、新カント派、ニーチェ、リクールやデリダなどのフランス現代思想、精神分析なども解釈学に関連するものとして扱うならば、解釈学を究めるためには、専門内外の広く深い知識が欠かせず、心理学や医学、歴史学の専門家とも交流していく必要があると感じています。
- 希望する
連携内容 -
- 解釈学と現象学の関係性の解明
- 近現代における自然主義的な思想を倫理や規範の構築につなげていく試み
- 多様性を生かしたドイツ語教授法の構築