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工学部 電気電子システム学科
- 准教授
麻 原 寛 之
- 研究分野
ソフトコンピューティング、パワーエレクトロニクス
- キーワード
電力変換回路、クリーンエネルギー、非線形現象
- 研 究
テーマ -
- バッテリー給電用電力変換回路
- 電池交換不要な独立駆動電源
- スイッチ力学系の安定性解析
研究活動の概要- 希望する
連携内容 -
- エナジーハーベスティングデバイスを利用した電源開発
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工学部 電気電子システム学科
- 准教授
荒 井 伸 太 郎
- 研究分野
通信システム、通信工学、回路とシステム工学
- キーワード
可視光通信、高度道路交通システム(ITS)、非線形応用
- 研 究
テーマ -
- イメージセンサ型可視光通信システムの開発
- 可視光通信システムのITSへの応用
- 非線形現象の通信システムへの応用 など
研究活動の概要可視光通信
とは、LED光等の人間が識別可能な光の点滅を利用したディジタル情報通信技術であり、特に、受信機にカメラ等のイメージセンサを用いたシステムを「イメージセンサ型可視光通信
」と呼びます。この可視光通信技術を高度道路交通システム(ITS)へ応用
する研究に特に注力してます。具体的には、交差点にあるLED信号機や車両のLEDブレーキランプを送信機に、車載カメラを受信機に用いた路車間及び車々間可視光通信システムの開発(下図参照)を行っています。本システムが実現すれば、信号機等に交通整理や道路情報を提供する役割を付加
でき、交通安全や安全運転支援に寄与
すると考えています。
- 希望する
連携内容 -
- 可視光通信を利用した交通安全システムの開発
- 災害時など、特定の環境下で用いる可視光通信システムの開発 など
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工学部 電気電子システム学科
- 准教授
道 西 博 行
- 研究分野
コンピュータ工学、ME工学
- キーワード
動画像計測、シミュレーション
- 研 究
テーマ -
- ペンドラムテストによよる痙性の評価
- LSIの高信頼化
研究活動の概要これまで、痙性を呈する疾患の筋緊張評価として、アシューワースの方法が用いられてきたが、筋を他動的に動かしたときの抵抗感によって評価するため、実施者の主観が入ってしまう。そこで、下腿の振り子(ペンドラム)運動を動画像計測することにより、下腿部の動きをモデル化し、これをコンピュータ上でシミュレーションすることで、下腿における痙性の程度を客観的に評価することを目指す。
「下腿に2つの加速度計を装着し、その出力から下腿運動を計測するシステム」このシステムでは下腿運動の角加速度出力が直接得られる。モーションキャプチャー(動画像計測)では角度出力が得られるため、角加速度出力を得るためには、2階微分が必要となってしまう。- 希望する
連携内容 -
- 画像の幾何補正
- 投薬やリハビリによる運動改善評価 など
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工学部 電気電子システム学科
- 講師
太 田 寛 志
- 研究分野
知覚情報処理
- キーワード
画像処理、画像認識、深層学習
- 研 究
テーマ -
- 動画像におけるグローバルモーションの推定
- 画像処理におる架空地線の異常箇所検出 など
研究活動の概要動画像の揺れ補正や画像符号化、移動物体検出などにおいては、カメラの移動によって生じるグローバルモーションを撮影した画像から推定することが必要とされています。このグローバルモーションを、画像中に様々な移動物体が存在しているような状況でも、画像処理によって高精度かつ高速に推定する方法について研究を行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 動画像処理システム
- 画像による異常箇所検出 など
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工学部 電気電子システム学科
- 講師
栗 田 満 史
- 研究分野
固体イオニクス
- キーワード
イオン伝導体、分光分析
- 研 究
テーマ -
- イオン伝導体に関する物性研究
研究活動の概要イオン伝導体の分光学的研究およびそれを用いた応用研究(イオニクス、フォトイオニクス、水素貯蔵材料等に関する研究)を行っています。
主な研究内容:
(1)超イオン伝導ガラス(SICG)の光学的特性(屈折率、光吸収)
(2)ペロブスカイト型プロトン伝導体の赤外吸収(OH結合)- 希望する
連携内容 -
- フォトイオニクスおよび水素貯蔵材料の研究開発
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工学部 情報工学科
- 教授
片 山 謙 吾
- 研究分野
計算知能、数理最適化、アルゴリズム工学
- キーワード
知的アルゴリズム、機械学習、スケジューリング
- 研 究
テーマ -
- 生産スケジューリング最適化に関する研究
- モビリティ経路最適化に関する研究
- スマート情報システム、避難施設配置計画システムに関する研究
- ゲームAI、機械学習、知的アルゴリズムの開発・応用 など
研究活動の概要工学分野をはじめ、様々な分野にあらわれる困難な最適化問題を対象に、汎用的な最適化手法のメタ戦略アルゴリズム、機械学習、計算知能、数理最適化の研究に取り組んでいます。具体的には、最大クリーク問題、グラフ彩色問題、2次割当問題、施設配置問題、配送計画問題、スケジューリング問題などの問題に対して、進化計算手法や関連アルゴリズムの反復局所探索法、局所探索にもとづく高性能アルゴリズムの開発・改良・解析などの研究を行っています。これらのアルゴリズムの現実問題への応用として、製造業における生産スケジューリング最適化、次世代交通網における停留所等の配置決定やモビリティルート最適化、ドローンを併用した配送計画や廃棄物収集計画、自然災害時に備えた避難施設場所選定などの知的な各種システムの開発を進めています。
- 希望する
連携内容 -
- 生産スケジューリング最適化(最大完了時間最小化、納期遅れ最小化、段替え時間最小化)
- モビリティルート最適化、配送計画、廃棄物収集経路計画
- 都市計画における施設配置最適化、ステーション配置計画、避難計画
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工学部 情報工学科
- 教授
島 田 英 之
- 研究分野
コンピュータ応用
- キーワード
コンピュータグラフィックス、画像処理、GIS
- 研 究
テーマ -
- 測量データの可視化と応用
- クラウド指向GISの開発
- その他、コンピュータ応用システム
研究活動の概要移動計測システムと呼ばれる高精度GPSを搭載したレーザ測量車の普及により、全国各地の道路をレーザスキャンした膨大な3次元データが蓄積されつつあります。このデータを道路関連業務で有効活用する研究や、インターネット経由で圧縮伝送して高速な3次元CGとして表示する研究などを行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 地理情報システム
- 測量データ可視化業務
- 道路関連業務システム
- 自治体向け防災システム など
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工学部 情報工学科
- 教授
島 田 恭 宏
- 研究分野
コンピュータ応用
- キーワード
ユーザインタフェース、インタラクション
- 研 究
テーマ -
- 新しいインタラクション手法の考案とインタフェースの実装 など
研究活動の概要実世界での私たちの仕事をコンピュータが支援する、このようなことの実現を目指す研究分野を実世界指向インタフェースと呼びます。本研究室では、実世界指向インタフェースを実現するための各種研究を行っています。例えば以下の画像は、オーバーヘッドカメラ(OHC)で撮影・プロジェクタで投影した映像に電子黒板で注釈を書き込んだ後、OHCで撮影している原稿を移動させても書き込んだ注釈が原稿映像を追従して表示するシステムの動作例です。
- 希望する
連携内容 -
- 機器操作や入出力インタフェースに関する事案 など
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工学部 情報工学科
- 教授
西 川 憲 明
- 研究分野
マルチエージェントシミュレーション
- キーワード
群集動力学、シミュレーション
- 研 究
テーマ -
- 群集行動の構成論的理解
- 群集シミュレーション技術の社会実装 など
研究活動の概要人間はどのように考え、どのように行動するのかということを数理的にモデリングすることで、人間の行動を理解、予測するためのシミュレーション技術の研究開発をしています。シミュレーションというバーチャルな社会実験を通じて、たとえば、災害が発生したときに、人々を安全に避難させるにはどのような対策があるかといった課題に取り組んでいます。またこれに限らず、シミュレーションという範囲であれば、自然現象、社会現象を問わずに幅広く研究の対象としています。
- 希望する
連携内容 -
- 人間の振る舞いを対象としたシミュレーション研究
- マルチエージェントシミュレーションに関する研究全般 など
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工学部 情報工学科
- 准教授
麻 谷 淳
- 研究分野
符号理論
- キーワード
符号化、誤り訂正符号
- 研 究
テーマ -
- ハードウェア実装に適した復号法の開発
- 記録装置に対する高性能符号化
研究活動の概要情報を信頼度が高く、効率的に、そして安全に伝達するための研究を行っています。近年、ディジタル通信やディジタル記録装置など、様々なシステムにおいてディジタル化が進んでいます。ディジタル・システムの信頼性を向上させる技術として誤り制御符号化技術と呼ばれるものがあります。これらに関する研究を行っているのが符号理論と呼ばれる分野です。誤り制御符号化技術は、携帯電話、DVD、QRコード、ディジタル放送などで実際に使われています。低密度パリティ検査符号に対するハードウェア実装に向いた復号法の開発や、フラッシュメモリなどのディジタル記憶装置を対象に効率的な符号法を考案し、計算機を用いた数値実験で性能を評価する研究を行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 誤り訂正符号の応用
- ディジタル記憶装置の符号化や復号法 など
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工学部 情報工学科
- 准教授
上 嶋 明
- 研究分野
計算機システム
- キーワード
並列処理、リコンフィギャラブルシステム、高性能計算
- 研 究
テーマ -
- 並列計算機による大規模計算の高速化
- FPGAを用いた再構成可能計算機システムの開発
- GPUやメニーコアCPUを用いた高性能計算 など
研究活動の概要コンピュータの性能は向上を続けているものの、ディープラーニング、ビッグデータ処理、物理シミュレーションのような複雑な計算を解くには非常に長い時間を要します。そこで、GPUやメニーコアCPUなどの多数の演算器を用いた並列処理により、そのような複雑で大規模な問題に対する計算能力を向上させる研究を行っています。さらに、FPGAの技術を用いてハードウェア構成を柔軟に変更可能な計算機システムを開発し、ハードウェアとソフトウェアの協調処理による効率よい計算アルゴリズムを探究しています。
- 希望する
連携内容 -
- 大規模計算問題に対する効率のよい並列アルゴリズムの開発
- 再構成可能ハードウェアFPGAを用いたリアルタイム画像処理 など
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工学部 情報工学科
- 准教授
尾 崎 亮
- 研究分野
計算機システム、教育工学
- キーワード
FPGA、複合クラスタ、機械学習
- 研 究
テーマ -
- PC-FPGA複合クラスタ
- 学習効率の良い独習用eラーニングシステム
- デザイン教育 など
研究活動の概要複合クラスタという高性能コンピュータシステムを提案し、応用研究を行っています。コンピュータから家庭用電子機器を制御したり、逆に家庭用電子機器からコンピュータを制御したりといった、コンピュータと家庭用電子機器の協調動作を簡便に行うための共通の枠組みを提供します。また、教育工学分野では、学生の自習時間を増やすための取り組みや、講義内でのソフトウェアのチーム開発といった実践教育に取り組んでいます。
- 希望する
連携内容 -
- PC-FPGA複合クラスタに関する応用事例
- ソフトウェア開発モデルに関する実践教育
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工学部 情報工学科
- 准教授
近 藤 真 史
- 研究分野
計算機工学、画像工学
- キーワード
非同期式回路、FPGA応用、組込みシステム、画像処理
- 研 究
テーマ -
- 大規模デジタルシステムにおける非同期バスの高効率化
- 生体信号処理プロセッサの低消費電力化
- 組み込みカメラデバイスを用いた画像処理の高速化・高精度化
- 医用画像における管径可視化システムの開発 など
研究活動の概要現在,大多数のデジタルシステムはクロックパルスに同期して動作しています.しかし,高速なクロックパルスは,消費電力が増大するだけでなくシステムの動作が不安定となる要因となります.本研究室では,クロックパルスを用いない非同期式回路に基づいて,大規模デジタルシステムや生体信号処理用小型プロセッサの高性能化・低消費電力化に関する研究を行っています.主な設計と実装には再構成型集積回路(FPGA)を用いており,監視カメラシステムや医用画像診断システム等を対象とした画像処理のハードウェア化にも取り組んでいます.
- 希望する
連携内容 -
- 複数のFPGAを用いた各種アルゴリズムの高速化
- FPGAを用いたデジタル信号処理システムの開発
- FPGAやGPUを用いた画像処理の高速化
- 画像処理アルゴリズムの検討とそのツール実装 など
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工学部 情報工学科
- 講師
上 田 千 晶
- 研究分野
カラー画像処理
- キーワード
画像処理、色空間、知覚明度、視覚特性
- 研 究
テーマ -
- 色覚多様性者のための画像強調に関する研究
- 高齢者視覚を考慮した画像強調に関する研究
- モニタとプリンタ間の色補正手法に関する研究 など
研究活動の概要色彩に関する効果や視覚の特性などを画像処理に応用することで、人の感覚に適したディジタル画像処理を行う研究をしています。例えば、人の視覚は、年齢が上がるにつれて視野が暗くなり、特に短波長(青系)の色の識別が困難になっていきます。高齢者にとって見やすい画像を作るため、加齢変化を考慮した画像処理の研究を行っています。また、高齢者視覚研究の他に、ディジタル画像における「明度」と、人が感じる明るさである「知覚明度」の間には差があることを考慮した画像処理についても研究しています。
- 希望する
連携内容 -
- 高齢者視覚を考慮した画像強調の実用化に向けた各種研究開発
- モニタとプリンタ間の色補正手法の実用化に向けた各種研究開発 など
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工学部 情報工学科
- 講師
小 田 哲 也
- 研究分野
無線ネットワーク、知的アルゴリズム、環境知能
- キーワード
深層強化学習、因果探索、メッシュネットワーク、立体音響
- 研 究
テーマ -
- 住環境が自律的に生活の質を向上させるシステムの実装
- スピーカのための立体音響システムの開発
- 岡山県における地域振興のためのウェブサービスの開発
- 群行動するAUVの開発、高速通信可能で安価なメッシュネットワークデバイスの実装
研究活動の概要お住まいになられている部屋(環境)の中で、人工知能技術が“空気を読んで”、人に影響を与える環境知能技術について研究を行っております。また、即時にネットワークを構築できる高速なメッシュネットワーク、安価なコンピュータを多数利用してスピーカに接続することで、立体音響を可能とするシステムなどについて研究を行っております。
- 希望する
連携内容 -
- 環境知能
- 立体音響
- ウェブサービス
- 水中音響通信、人工知能、メッシュネットワーク
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工学部 情報工学科
- 助教
川 畑 宣 之
- 研究分野
情報ネットワーク、ウェブ情報学・サービス情報学、認知科学、知能ロボティクス
- キーワード
システム開発・運用技術、データベース、自己組織化、ニューラルネットワーク
- 研 究
テーマ -
- ニューラルネットワークを用いたシステム監視手法の開発
- 自己進化型モジュラーネットワークアルゴリズムの開発
- 小規模ニッチ分野への情報通信技術の応用 など
研究活動の概要冬の時代が続いていたAIと総称される技術は、ディープラーニングの登場により再び注目を集め、あらゆる場所で活用されるようになりました。一方で、デジタル技術の導入格差と同様の問題がAIについても懸念されます。私はあまり光の当たらない現場仕事や小規模でニッチな分野に最新の技術を導入するにはどうすればよいのか?その場合、どのような情報通信技術が適しているのか?といったテーマに取り組んでいます。また、AI自体の研究として、教師なし学習である自己組織化といった手法に着目し、新たなアルゴリズムの開発や実応用につなげる研究も行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 地域の情報技術活用
- スマート農林水産業 など
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工学部 応用化学科
- 教授
押 谷 潤
- 研究分野
化学工学、粉体工学
- キーワード
粉、コロイド
- 研 究
テーマ -
- 乾式分離技術の開発
- 粉体ハンドリング技術の開発
- 界面活性剤無添加コロイドの応用利用
研究活動の概要化学プロセスで重要な粉やコロイドを対象とし、それらの基礎と応用に関する研究を通じて、モノづくりや環境問題の解決に役立つために研究を進めております。例えば、粉を下からの風により流動化させた固気流動層の液体に似た性質を利用して乾式分離技術を開発し、これまでに廃棄物リサイクル分野で連続分離装置の実用化を果たしております。また、最近、産業ニーズが高まっている界面活性剤を含まないコロイドを製造し、その応用利用に関する研究も行っております。
- 希望する
連携内容 -
- 乾式分離技術の新規適用分野の開拓
- 次世代粉体ハンドリング技術の開発
- 界面活性剤無添加コロイドの応用利用
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工学部 応用化学科
- 教授
折 田 明 浩
- 研究分野
有機化学、有機金属化学、有機材料
- キーワード
有機合成、アセチレン、蛍光発光、太陽電池、スルホン、有機スズ
- 研 究
テーマ -
- 新奇π拡張化合物の合成
- 有機発光体および有機半導体材料の合成
- 太陽電池用有機色素の開発
- 環境低付加型触媒、有機光触媒の開発など
研究活動の概要有機合成により、有機EL用発光体や太陽電池用色素など様々な有用化合物を合成しています。
これまでにない新奇化合物、新材料の開発、新現象の発見を目指して反芳香族化合物の合成も行っています。
また、酵素をお手本に人工酵素ともいえる有機スズ触媒を用いた有機合成も行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 有機合成
- 有機材料開発 など
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工学部 応用化学科
- 教授
草 野 圭 弘
- 研究分野
無機材料化学、セラミックス材料学
- キーワード
セラミックス、遷移金属酸化物、陶磁器
- 研 究
テーマ -
- 陶機器模様の形成メカニズムの解明
- 新規顔料開発
- 新規磁性材料の探索
研究活動の概要無機材料の一つであるセラミックスの研究を行っています。岡山を代表する伝統工芸の一つである備前焼は、顔料や釉薬を施さずに作られますが、焼成後の作品の表面には様々な色模様が現れます。呈色の要因となる結晶相を特定し、その生成メカニズムを検討し、色模様を人工的に再現することを行っています。我々の研究グループでは、備前焼を代表する特徴的な赤色模様の「緋襷(ひだすき)」の形成メカニズムを明らかにしました。また、新規顔料開発や、希土類元素を含まない磁性材料の開発も行っています。
- 希望する
連携内容 -
- 新規顔料開発
- 新規磁性材料の探索
- 新奇セラミックス材料の合成
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工学部 応用化学科
- 教授
古 賀 雄 一
- 研究分野
生物工学、生化学、発酵工学
- キーワード
酵素、タンパク質、微生物、超好熱菌
- 研 究
テーマ -
- 極限環境微生物由来タンパク質の構造と機能の研究
- ポリエチレンテレフタラート(PET)分解酵素の機能改変
- 耐熱性プロテアーゼの産業利用 など
研究活動の概要地球上には、火山性熱水孔の高温環境、塩湖の高浸透圧環境、極地や深海底の低温環境、低酸素濃度環境など、通常の生物が生育できない「極限環境と呼ばれる場所」があります。このような「極限環境」にも生育する生物のことを極限環境微生物といいます。このような生物は、それぞれが生育する環境に適応したユニークな生体分子を持っています。その代表例が生命にかかわる化学反応を司るタンパク質(酵素など)です。一般的な酵素は高温(80℃など)にさらすと分子の形が壊れて機能を失ってしまいますが、100℃で生育できる超好熱菌は、100℃でも機能を維持できる独自の構造をもった酵素を持っているのです。酵素は医薬品、コスメティック、化学製品の製造や、廃棄物の処理など様々な分野で使われている重要な産業用資源です。極限環境微生物がのタンパク質は、今までの酵素では実現できなかった新しい化学反応を可能にできます。極限環境微生物がどのような構造と機能を持っているのかを明らかにし、そしてその機能を産業に利用する研究を行います。
- 希望する
連携内容 -
- 地域資源(発酵食品、特有の環境)からの微生物、酵素探索
- 産業用酵素の機能改変、産業利用法の開発
- 微生物を使ったモノづくり、廃棄物処理 など